遂にスタンド登場「ジョジョの奇妙な冒険 Part3 スターダストクルセイダース/荒木飛呂彦」レビュー 評価はまだありません

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目次

第23戦「ジャン・ピエール・ポルナレフ(シルバーチャリオッツ)&空条承太郎(スタープラチナ)○-×アレッシー(セト神)/エジプト」

今回もまたまた奇妙な冒険と言うタイトルにふさわしいバトルです。そしてそのようなバトル担当は案の定ポルナレフ。

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影を踏んだ者を若返らせる能力を持つアレッシーのスタンドセト神。子供になったポルナレフは親切な女性に保護されるのですが、追撃してくる敵の手によりどんどん若返ってしまい、記憶も無くしていき…。保護してくれた女性も若返ってしまい胎児にまで後退。親切にしてくれた女性を守りたいとの強い思いと、承太郎の協力で敵を打ち破るのですが、このときのことを覚えていない女性は、すれ違ってもポルナレフがあのときの少年だとは分からず、ちょっと切ない映画のように良くできた話で感動します。

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【アレッシー(セト神)/不明】

破壊力:D/スピード:D/射程距離:E/持続力:C/精密動作性:D/成長性:D

 

アレッシー自身の影と一体化したスタンド。2つの大きい眼がついており、横を向くと鳥の頭のような形をしている。影と交わった相手を若返らせる能力を持つ。影はある程度伸縮可能。

 

第24戦「ジョジョ一行○-×テレンス・T・ダービー(オシリス神)/エジプト」

この第三部でも人気のバトルの一つであるダービー戦です。スタンド対決ではありますが要はイカサマ合戦で、いかに相手に見破られずにイカサマをするのかの戦いです。頭脳戦の物語で賭け事は鉄板ネタなので、この物語にギャンブルは相性が良いのは明白です。

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ちなみに、初戦はポルナレフが敗北、二戦目はジョセフが敗北、三戦目で承太郎が勝利しました。勝ち星だけを見ると負け越しているんですよね。

 

【ダニエル・J・ダービー(オシリス神)/不明】

破壊力:E/スピード:D/射程距離:D/持続力:C/精密動作性:D/成長性:D

 

兄のダニエルのスタンド「オシリス神」同様、賭けに勝つと相手の魂を奪える能力をもち、奪った魂は人形に入れている。相手の心に隙ができた時、スタンドが触った部位の内部にスタンドを食い込いこませることも可能。

 

第25戦「ジョジョ一行○-×ホル・ホース(エンペラー)&ボインゴ(トト神)/エジプト」

以前のバトルで敗れたホル・ホースとボインゴがコンビを組み承太郎一行に立ちはだかります。ボインゴの絶対に当たる本を頼りにホル・ホースは行動するわけですが、1人では能力を発揮しきれない両者がコンビを組むと言うある意味必然のコンビ結成でしょうか。

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オインゴ、ボインゴの時と同じく、最初は本の指示通りで上手くいくのですが、だんだんとむちゃくちゃな指示に疑問が生じ、そうこうしているうちに少しのずれが結果に重大な差を生んでしまう流れは変わりません。

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今回でホル・ホースは本当に退場です。スタンド能力自体は地味だったのですがキャラの人気が出たんですかね。結構引っ張りました。スタンド能力は地味とは言っても、弾丸を発射した後にも自在に操れる能力は使えると思ったのか、第五部でこの能力に酷似したキャラが主要登場人物として活躍することになります。

 

第26戦「イギー(ザ・フール)○-×ハヤヤブサ(ペット・ショップ)/エジプト・ジョジョの館前」

なんと今回は犬であるイギーが全編主役のバトルです。そして戦う相手も動物である鳥。動物対動物の奇妙な冒険の名にふさわしいバトルとなりました。また、これも恒例でイギーが戦っていることは他のメンバーは知らないまま。終わった後に気付く王道です。

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イギーは無理矢理連れてこられたので、当然ながらこれまでは戦う意義を見出せずにいたのですが、今回のバトルを機に、自分をこんな酷い目に遭わせたディオ許すまじとなり、仲間意識と言うよりは打倒ディオに目覚めて承太郎一行と利害が一致。皮肉なことにペット・ショップに襲われたことで、ディオの館前でやっと共闘関係が生まれました。

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そして驚くことにここからイギーは喋ります。思ったことがモノローグになるのではなく本当に喋るんです。まあ喋るとは言っても人間にはわからない言語ででしょうが。このバトル限定の物ではありますが、イギーが何を考えてどういうしゃべり方をするのかなんてわかって面白かったです。

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ちなみににこのバトルは、J・ガイル戦、オインゴ、ボインゴ戦、マライア戦、アレッシー戦と並んで私の中で好きなバトルの一つです。イギーがやれやれと文句を言いながらも犬好きの子供を見捨てられずに戦う心意気、しっかりと動物同士でも頭を使った戦いになっていること、そしてイギーが戦う決意をするところなどが理由です。

 

【ハヤヤブサ(ペット・ショップ)/不明】

破壊力:B / スピード:B / 射程距離:D / 持続力:C / 精密動作性:E / 成長性:C

 

氷と冷気を操るスタンド。本来のスタンド像はプテラノドン(翼竜)の骨格のような外観をしている。肋骨の部分から車を爆発させるほどの氷柱のミサイルを射出したり、冷気を発して周囲を氷結させ身動きがとれないようにする事もできる。また自身の傷を凍結させて止血も可能であるなど、様々に応用が利く能力。一般人にも氷が見えていたことから空気中の水分から氷を作り出しているようだ。

 

第27戦「ジョジョ一行○-×テレンス・T・ダービー(アトゥム神)/エジプト・ディオの館」

このバトルからンドゥール戦で目をやられて一時離脱していた花京院が復帰。そして遂に敵の本丸ディオの館へと入っていきます。館は広いため、承太郎、ジョセフ、花京院組と、アブドゥル、ポルナレフ、イギー組の二手に分かれてディオを探すことに。

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最初に敵に遭遇したのは承太郎組で、今回の敵は以前ギャンブル対決をしたダニエル・J・ダービーの弟。兄はクラシックなギャンブルでしたが、弟のテレンス・T・ダービーはゲーム対決です。また、勝った場合に相手の魂をコインにした兄とは違い、弟のテレンス・T・ダービーは人形にするとの違いもありました。

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今回も兄の時の対決と同じく、一人一人と対決をしていくのですが、一戦目の花京院は敗北、二戦目のジョジョで勝ち、全員の魂を取り戻す展開。

 

【テレンス・T・ダービー(アトゥム神)/不明】

破壊力:D / スピード:C / 射程距離:D / 持続力:B / 精密動作性:D / 成長性:D

 

兄のダニエルのスタンド「オシリス神」同様、賭けに勝つと相手の魂を奪える能力をもち、奪った魂は人形に入れている。相手の心に隙ができた時、スタンドが触った部位の内部にスタンドを食い込いこませることも可能。

 

第28戦「モハメド・アブドゥル(マジシャンズレッド)&ジャン・ピエール・ポルナレフ(シルバーチャリオッツ)&イギー(ザ・フール)○-×ケニー・G(ティナ-サックス)/エジプト・ディオの館」

このスタンドはポルナレフ一行がディオの館には行って初めて遭遇した敵スタンドで、幻覚を見せる能力でした。ディオの館を広く見せて迷わせようとしたのですが、まともにバトルに発展せず、マジシャンズレッドの炎で探知され、イギーに止めを刺されてリタイア。

 

【ケニー・G(ティナ-サックス)/不明】

破壊力:E / スピード:E / 射程距離:D / 持続力:A / 精密動作性:E / 成長性:E

 

幻覚に陥れるスタンドであり再現能力は眼だけではなく五感のすべてに訴えかけることができる。たとえ海水でぬれることさえも本当のことのように感じてしまうほど精巧な作りではある。

 

第29戦「モハメド・アブドゥル(マジシャンズレッド)&ジャン・ピエール・ポルナレフ(シルバーチャリオッツ)&イギー(ザ・フール)○-×ヴァニラ・アイス(クリーム)/エジプト・ジョジョの館」

前回は承太郎組のバトルだったのですが、今回はもう一方の別れたポルナレフ組のバトルです。しかし、バトルに突入した途端アブドゥルが死亡と言う衝撃の展開。あまりにもあっさりし過ぎていたため、これは「実は死んでないパターンだな!」と確信を持って読んでいたのですが、結局バトルが終わった後に死亡確定の注釈が出てしまい愕然とした記憶があります。

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アブドゥルのマジシャンズレッドは、物凄い炎を出せると言う単純な物だったのですが、実はかなり戦闘向きで強かったんですよね。それこそ向かってくる物理的な物はなんでもかんでも燃やせてしまいます。

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また、イギーも奮闘したもののここで死亡。最後はこれまで最も相性が良くなかったポルナレフと存在を認め合い、自分が死ぬことを分かっても助けました。犬一匹にここまで個性を与えて感動させる話に持っていくとは…。このバトルもお気に入りのバトルです。ただ、やはりアブドゥルにはもう少し相応しい最後を用意してあげて欲しかったです。

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【ヴァニラ・アイス(クリーム)/不明】

破壊力 : B / スピード : B / 射程距離 : D / 持続力 : C / 精密動作性 : C / 成長性 : D

 

口の中が「暗黒空間」になっており、飲み込んだあらゆる物質は全て粉微塵になって消えてしまう。攻撃の際は、まず本体をスタンドの体内に収容し(本体だけは飲み込んでも消滅しない)、それからウロボロスのように自らの身体を脚から飲み込んで自身を暗黒空間そのものである透明な球体に変える。攻撃解除時は身体を吐き出して元の姿を現す。

 

番外編「空条承太郎(スタープラチナ)&ジョセフ・ジョースター(ハーミットパープル)&花京院典明(ハイエロファントグリーン)○-×ヌケサク/エジプト・ディオの館」

ポルナレフ一行のヴァニラ・アイスのの戦闘に感付き探し回る承太郎一行の前に現れたのがこのヌケサク。ヌケサクと言うのが名前なのか定かではありませんが…。

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このヌケサクはスタンド使いではなくただの吸血鬼です。なのでスタンド名もなければスタンド同士の戦いにもなりませんでした。ただ、自分の後頭部に女の顔があると言うだけの特殊体質(?)の持ち主。これを武器に承太郎たちを倒そうとするも、両手が裏返っていたことでバレてワンパンでリタイアしていました。

 

【ヌケサク/不明】

自分の頭の後ろに女の顔があるという無敵の能力を使い承太郎の前に現れるが、両手を裏返すことに気付かず即バレ、自身が吸血鬼であることを明かすとその不死身度を試されるためにオラオララッシュを叩きこまれてしまう。

 

第30戦「ジョジョ一行-×ディ・ブランドー(ザ・ワールド)/エジプト・ディオの館~エジプト市街」

遂に長かった世界を股に掛ける冒険もラスボスディオの登場で最終戦を迎えます。最初はディオの館内で戦うも、あまりにもわけのわからない能力のため一旦館外へ待避。そこで一旦下がるべきだと主張するジョセフと、戦うべきだと主張するポルナレフで意見が対立。ポルナレフを一人にするわけにはいかないのでポルナレフには承太郎が付き二手に分かれてしまいました。また、夕暮れだったのですぐに日が沈み、ディオが館外を自由に動き回れるようになってしまい、バトルのメイン会場はディオの館からエジプトの市街へと移動。

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そして最初の犠牲者は花京院。ハイエロファントグリーンで結界(糸を蜘蛛の巣状に這わせてどこから来るか探る)を張るも、どの糸も同時に切断されていたことから、ディオのスタンド能力が時間を止めることだと気付き、最後の力を振り絞って時計を破壊。そのメッセージを最後に死亡しました。

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そしてこのメッセージを理解したジョセフとディオのバトル、承太郎とディオのバトル、ポルナレフの不意打ちなどを経て、承太郎もディオのスタンドと同じように時間を止め、その止まった時間の中を動けるように…。

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【ディ・ブランドー(ザ・ワールド)】

破壊力 : A / スピード : A / 持続力 : A / 射程 : C / 精密動作性 : B / 成長性 : B

 

スタンド特有の能力として「時を止める」「止まった時の中を動く」ことができる。同じタイプのスタンドを持つ者以外は時が止まっている間のあらゆる動きを認識できないため、時が動き出した瞬間に自分が移動している、突然物体が出現する、瞬間移動をした…という錯覚に陥る。

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