世界が無茶苦茶になる「ジョジョの奇妙な冒険 Part6 ストーンオーシャン」レビュー

 

目次

スタンドバトル

さて、今回もこれまで通り全てのスタンドバトルを追っていくので記事が長くなりました。分割しているので続きを読む場合は記事最後のページの数字をクリックしてください。

 

第1戦「空条徐倫(ストーン・フリー)○-×グェス(グーグー・ドールズ)/フロリダ州(グリーン・ドルフィン・ストリート重警備刑務所)」

第六部最初のスタンドバトルは、同部屋になった囚人グェスとの物。今までの仲間との模擬戦や、のちに仲間になるスタンド使いとの戦いではありません。いきなりスタンドバトル本番でした。ただ、この戦いに大きな目的は無く、グェスが脱獄したいがためと言う単純な物で、そこに大きな組織や陰謀はありません。

 

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キャラが弱かったのかスタンド能力が使えないからかわかりませんが、このグェスは同部屋であり、最初の相手なので大きく物語に関わってくると思ったのですがさっぱりでした。これならエルメェスが同部屋でも良かったのかなと。第三部、第四部、第五部では、最初のスタンドバトルは模擬戦、第三部、第五部では、2戦目のスタンドバトルでのちに仲間となる敵とのスタンドバトルとの流れだったのですが、この第六部はそのどれにも当て嵌まらず、第1戦でいきなり本番のスタンドバトル、のちに仲間となるエルメェスとは戦いませんでした。

 

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【空条徐倫(ストーン・フリー)】

破壊力:A / スピード:B / 射程距離:1~2m / 持続力:A / 精密動作性:C / 成長性:A

 

体を糸状にして解体したり(その状態で攻撃をかわしたり)、それを立体にすることで人型のスタンドとなる。糸をのばして他人に声を伝えたり、物を糸で手繰り寄せたり、傷口を糸で縫合して身体を修復するなど様々な使い方ができる。

 

【グェス(グーグー・ドールズ)】

破壊力 – D / スピード – C / 射程距離 – 20 – 30m / 持続力 – D / 精密動作性 – B / 成長性 – B

 

頭にトゲが生えた気味が悪い人形のような姿の遠隔操作型スタンド。小さく、名前通り人形のような大きさしかない。 対象の人物に憑依して小さくする能力。本体は小さくできない。一瞬で任意の大きさまで小さくできるが、射程距離外に出ると徐々に元の大きさに戻っていく。 憑依対象が本体の意に背く、つまり裏切る行動をとると、憑依対象から離れ自動的に対象を殺そうとする。鋭い爪が武器。

 

第2戦「空条徐倫(ストーン・フリー)&空条承太郎(スタープラチナ)○-×ジョンガリ・A(マンハッタン・トランスファー)&エンリコ・プッチ(ホワイトスネイク)/フロリダ州(グリーン・ドルフィン・ストリート重警備刑務所)」

今回の敵はなんと看守。とは言っても、この手の刑務所の話では悪徳看守の話はお約束ですね。

 

今回から大きな目的を元に敵のスタンド使いが襲ってきます。前述もしたようにプッチ神父は承太郎の記憶ディスクが欲しいのでまずそれを得ること。そしてその記憶を読み取り天国へ行く方法を探すことです。そのために放たれた刺客第1弾がジョンガリ・Aです。この辺りも第四部以外のジョジョの、『ボスが刺客をを主人公たちに送り込む』スタイルに戻っています。

 

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ここではラスボスのプッチ神父が早くも登場。少ししかスタンドバトルには参戦しませんでしたが、人からスタンド能力と記憶をディスクとして取り出す能力が明らかになっていました。そして承太郎は娘の徐倫をかばってあっさりと退場。以前の記事でも書きましたが、時を止める能力はチート過ぎますからね。何のひねりもないシンプルな能力なのですが、これを普通にスタンドバトルに参加させてしまうと、一進一退の頭を使った戦略が成り立ちません。この手の強すぎる能力を早めの退場や怪我やなんやで制限することは良くあることです。

 

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ここでは徐倫に脱獄の罪で5年の刑期が追加され20年の刑に。無実の罪で20年な訳ですからこりゃもう脱獄するしかないですね。

 

【ジョンガリ・A(マンハッタン・トランスファー)】

破壊力:E / スピード:E / 射程距離:A / 持続力:A / 精密動作性:A / 成長性:C

 

ジョンガリ・Aのスタンド。木の葉のようなUFOのような、独特の容姿(形状?)をしている。
本体であるジョンガリ・Aが発射したライフルの弾丸をターゲットへ向け反射させる事で確実に弾丸を命中させるという、狙撃の中継衛星といえる役割を果たす能力。スタンド自体には攻撃力は全く無く、何もせずに弾丸の射線上を空気の流れに沿って風に舞う木の葉のようにフワフワと漂っているのみで、攻撃は専らライフルの弾丸で行う。

 

【エンリコ・プッチ(ホワイトスネイク)】

破壊力:? / スピード:D / 射程距離:? / 持続力:A / 精密動作性:? / 成長性:?

 

人の記憶やスタンド能力をDISC化して取り出せたり、幻覚を見せる事ができるスタンド。
人型のスタンドではあるが、半径20m移動できる遠隔操作型。 プッチ神父が口頭で命令を下すとスタンドが返答や任務完了の報告をしてるので、自我もあるようである。

 

第3戦「エルメェス・コステロ(キッス)○-×サンダー・マックイイーン(ハイウェイ・トゥ・ヘル)/フロリダ州(グリーン・ドルフィン・ストリート重警備刑務所)」

父親の承太郎のディスクを取り出して植物状態にした犯人を見つけ出し、そのディスクを取り戻すために敢えて刑務所に戻った徐倫。ここからは第一目標が脱獄ではなく、『承太郎のディスクを取り出した犯人を捜してそのディスクを取り戻すこと』が目標に加えられます。脱獄の目標は依然そのままですけどね。

 

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ここで戦ったスタンド使いはエルメェス。相手は徐倫ではなくプッチ神父のディスクによりスタンド使いにされた掃除人。やっと明確に仲間になるスタンド使いが登場です。同部屋のグェスは特に仲間になった感じはせず、これまで徐倫は刑務所内で孤立無援でした。エルメェスが仲間になるおかげで、ジョジョの特徴でもある複数対複数のチームバトル、それによる駆け引きや頭脳戦が出てくるので、スタンドバトルの面白さに磨きが掛かります。

 

【エルメェス・コステロ(キッス)】

破壊力 – A / スピード – A / 射程距離 – A / 持続力 – A / 精密動作性 – C / 成長性 – A

 

拳から出る「シール」を貼ると物体が2つになる。その「シール」をはがすと2つの物体は、ひとつに戻るが、その際、破壊がおきる。

 

【サンダー・マックイイーン(ハイウェイ・トゥ・ヘル)】

破壊力 – C / スピード – C / 射程距離 – C / 持続力 – C / 精密動作性 – C / 成長性 – C

 

本体のサンダー・マックイイーンが道連れにしたいと思った相手を同じ死に方で自殺に引きずり込む。水死、窒息し、爆死、墜落し、どんな死に方でもOK。多分、餓死でも引きずり込んでしまうだろう。

 

第4戦「空条徐倫(ストーン・フリー)&エルメェス・コステロ(キッス)○-×フー・ファイターズ(フー・ファイターズ)/フロリダ州(グリーン・ドルフィン・ストリート重警備刑務所)」

今回もやはり出てきました。非人間のスタンド使い。とは言え今回は更に突飛でプランクトンのスタンド。もっと言うとプランクトンの集合体生命です。プランクトンの集合にプッチ神父がディスクでスタンドを埋め込みスタンド使いにした生命体です。なので本体はおらず、このスタンド(プランクトンの集合体)自体がスタンドであり実体化しています。知性を与えてくれたプッチ神父…と言うよりディスク自体を神格化していて、ディスクの守人として徐倫とエルメェスの前に立ちはだかります。

 

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まさかの展開なのですが、このプランクトンの集合体であるフー・ファイターズが徐倫たちの仲間に。以後、このフー・ファイターズはディスクよりも徐倫を神格化して慕います。

 

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【フー・ファイターズ(フー・ファイターズ)】

破壊力 – B / スピード – A / 射程距離 – C / 持続力 – A / 精密動作性 – C / 成長性 – B

 

「ホワイトスネイク」のDISCが、プランクトンに知能を与え、そのプランクトンが多数集まった生物。「スタンド」というよりも新生物といった方がよい。

 

第5戦「空条徐倫(ストーン・フリー)&フー・ファイターズ(フー・ファイターズ)○-×ミラション(取り立て人 マリリン・マンソン)/フロリダ州(グリーン・ドルフィン・ストリート重警備刑務所)」

今回も非常にユニークなスタンドです。第三部でもギャンブル対決でダービー兄弟が出てきましたが、今回もそれと似たようなスタンドです。賭けに勝つと何が何でもその金額分の物を取り立てるスタンド能力。持ち金が少なかった場合、隠し持っている金のありかを見つけ出したり、最悪の場合臓器売買を見越して臓器を奪ったり。本当に借金の取り立てまんまのスタンド能力です。最強の借金取りですね。そしてなぜかこのスタンド…モフモフしています。

 

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更にこのスタンドバトルでおかしいところは、その賭けの対象が『キャッチボールが規定の回数続けられるかどうか』ってところです。単なるキャッチボールがスタンドバトルなんです。しかしこの単純さが意外と面白く、刑務所内では自由時間が決められているのでキャッチボールが出来なくなったり、電気が消えて真っ暗で投げられなかったり、色々な面白いシチュエーションでキャッチボールが妨害されていきます。カイジでもそうですが、ギャンブルはシンプルすぎるくらいが心理戦にスポットライトを当てられて面白いのかも知れませんね。

 

 

【ミラション(取り立て人 マリリン・マンソン)】

破壊力 – E / スピード – A / 射程距離 – A / 持続力 – A / 精密動作性 – A / 成長性 – C

 

相手の心の弱点を見付けたら、とにかく何が何でもカネ目のものを取り立てる。取り立てられる人間は、心に負い目があるため、反撃する力が弱いのであろう。そこをマリリン・マンソンは取り立てる。マリリン・マンソンに取り立てられたら、隠し事はできない。

 

第6戦「空条徐倫(ストーン・フリー)&ウェザー・リポート(ウェザー・リポート)○-×ラング・ラングラー(ジャンピン・ジャック・フラッシュ)/フロリダ州(グリーン・ドルフィン・ストリート重警備刑務所)」

今回はエルメェス、エンポリオに続いて新たな仲間の天候を操るウェザー・リポートが加わりました。この辺りからどうもスタンド能力が大きすぎる物が出て来るんです。これが第六部の特徴と言えばそれまでなのですが、世界規模で異常を起こしてしまうスタンドが何人か現れるので、正直う~んと思ってしまいます。ただ、最後に宇宙を一周させて終わらすことは最初から決めていたと思うので、ならば無茶苦茶なスタンドを出してやろうと狙った物なのかも知れません。なんでもそうですがこれで最後となれば無茶出来ますからね。海外ドラマの『24 -TWENTY FOUR-』でも、最終シーズンは「もう最後だし視聴者からの苦情が来ても知らねえ」的、強烈な拷問や殺人がドバッと出てきました。あんな感じの第六部なのかなと。

 

 

そして敵となったスタンド能力は身の回りを無重力にするとの物。無重力なので物体が浮くのは勿論、空気がなくなって真空状態になったりと面白いスタンドバトルでした。

 

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【ウェザー・リポート(ウェザー・リポート)】

破壊力 – A / スピード – B / 射程距離 – C / 持続力 – A / 精密動作性 – A / 成長性 – A

 

天候を左右出来る能力。天天候といっても大きい規模とは限らない。半径1m内の天候もある。

 

【ラング・ラングラー(ジャンピン・ジャック・フラッシュ)】

破壊力 – B / スピード – C / 射程距離 – B / 持続力 – A / 精密動作性 – D / 成長性 – E

 

唾を対象にぶつけることで、対象およびを対象が触れるものを全て無重力状態にする。射程距離は、その人間の触れた物から半径20mぐらいのようである。

 

第7戦「エルメェス・コステロ(キッス)&空条徐倫(ストーン・フリー)&○-×スポーツ・マックス(リンプ・ビスキット)/フロリダ州(グリーン・ドルフィン・ストリート重警備刑務所)」

今回のスタンドバトルはエルメェスの復讐戦。殺された姉のグロリアの仇スポーツ・マックス殺そうとします。

 

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スポーツ・マックスのスタンド能力は、簡単に言うと自分自身透明なゾンビになることと、死体を同じように透明のゾンビにすること。テイストとしてはゾンビ物で、剥製のワニが襲ってくる、墓場から死体が蘇って襲ってくると言うゾンビ映画のテンプレ通りの展開。普通のゾンビ物と違うのは透明で存在が見えないことと、噛まれてもゾンビにならないことです。

 

【スポーツ・マックス(リンプ・ビズキット)】

破壊力 – なし / スピード – B / 射程距離 – B / 持続力 – A / 精密動作性 – C / 成長性 – E

 

死んだ生物を見えない死骸として甦らせる能力を持っている。蘇ったゾンビは、壁や天井を自由に歩くことができ、その本能から脳味噌を喰らおうとする。

 

第8戦「空条徐倫(ストーン・フリー)&○ー×ヴィヴィアーノ・ウエストウッド(プラネット・ウェイブス)&グッチョ(サバイバー)」

ウルトラセキュリティハウスユニットに自ら入った徐倫。そこにはプッチ神父によって送られた4人の刺客がいてその1人がこのヴィヴィアーノ。格闘に特化しているのは勿論、相手に隕石を落とすと言うとんでもない物。

 

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ここで何故皆が争いになったかと言うと、グッチョのスタンドサバイバーのせいでした。サバイバーは周りの人間を争わせると言う実に使いどころの難しい…と言うか使えないスタンド。

 

このスタンドバトルでは徐倫が次々と重傷を負っていくのですが、ストーン・フリーの糸で傷口を縫ったり埋めたりすることで回復する手法を取っていました。今回は第四部の傷を治すクレイジー・ダイヤモンドや、第五部の体のパーツを物から作るゴールド・エクスペリエンスのような、いわゆる回復系スタンドがいないので、ダメージの回復はこのような方法になるみたいですね。

 

【ヴィヴィアーノ・ウエストウッド(プラネット・ウェイブス)】

破壊力 – A / スピード – B / 射程距離 – A / 持続力 – A / 精密動作性 – E / 成長性 – E

 

地球に落下する隕石を自分自身に引き寄せるスタンド。隕石は自分に当たる直前で燃え尽きるため本体はダメージを受けないが、隕石の延長上に物体があった場合はその限りではない。隕石のサイズ自体はさほど大きくはないが、痛みを感じずに肉を抉り貫通する程の勢いがある。本体に接近する相手にとって脅威となるため、肉弾戦において真価を発揮する。特に相手を上にした寝技との相性は最悪と言える。筋肉が剥き出しになった人間の様な姿をとる。

 

【グッチョ(サバイバー)】

破壊力 – E / スピード – E / 射程距離 – E / 持続力 – C / 精密動作性 – E / 成長性 – E

 

小型の円盤状のスタンド。脳内の電気信号に影響を与える事で、人間の闘争本能を極限まで引き出す。能力の影響を受けた者は半無意識に死ぬまで殺し合いを続けることになる(持続力がCである理由は不明)。また戦いの最中には相手の「最も強い部分」が輝いて見え、ダメージを負った部分は消し炭のように黒く淀んで見えるようになる。

 

第9戦「空条徐倫(ストーン・フリー)&フー・ファイターズ(フー・ファイターズ)&ナルシソ・アナスイ(ダイバー・ダウン)○-×ケンゾー(ドラゴンズ・ドリーム)&グッチョ(サバイバー)/フロリダ州(グリーン・ドルフィン・ストリート重警備刑務所)」

今回の敵スタンドはいわゆる風水のスタンド。絶対に当たる占いみたいな物ですね。戦いの最中でも絶対に安全な方角を指し示してくれるので、その場所にさえいれば絶対に安全なんです。ただ、このスタンドはケンゾーに従っているわけでもなく、助けようとしているわけでもない中立な立場の不思議なスタンス。このスタンドの特性を逆に利用して徐倫は戦います。

 

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ここでは孤立無縁だった徐倫にフー・ファイターズとアナスイの援軍が到着。スタンドバトルに加わります。

 

【ケンゾー(ドラゴンズ・ドリーム)】

破壊力 – なし / スピード – なし / 射程距離 – なし / 持続力 – A / 精密動作性 – なし / 成長性 – なし

 

羅針盤に竜の頭部がついたような外見。対象を中心とした吉凶の方角を指し示すスタンド。ケンゾーの近くにある場合は安全な方角を示し、離れると相手の凶の方角へと移動する。自我を持っており口は悪い。

 

【ナルシソ・アナスイ(ダイバー・ダウン)】

破壊力 – A / スピード – A / 射程距離 – E / 持続力 – C / 精密動作性 – B / 成長性 – B

 

人や物質の体内に潜行し内部から操ったり、組み替えたり、或いはそこに籠らせた自らの力を解き放つ事で攻撃するパワー型のスタンド。射程は非常に短いものの、手や足を負傷した者の内部に入り込み、手足の代わりになったり、潜行した相手のダメージを肩代わりすることも出来る。

 

 

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ジェーニオ

記事を読んでいただき有り難うございました。当ブログは管理人が日々購入した物や観た物の感想やレビューを書いていくHPです。何かの参考になれば幸いです。

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