漫画全話レビュー「めぞん一刻 第003話「勝手に聖夜」」

掲載情報

掲載雑誌
  • ビックコミックスピリッツ 1981年01月号

 

アニメでは

 

時系列と出来事
  • 1980年12月24日か25日 五代裕作、クリスマスプレゼントを買う
  • 1980年12月24日か25日 茶々丸でクリスマスマーティ

 

この頃の出来事
  • 1月1日 – ギリシャが欧州諸共同体に加盟。
  • 1月1日 – パラオが自治領となる。
  • 1月5日 – エースコックが「力うどん」を発売。
  • 1月15日 – 前年12月より続く五六豪雪の中でも特に記録的な大雪。降雪は3月まで続いた。
  • 1月19日 – イラン政府、1979年11月4日以来約14ヶ月間にわたって拘束したアメリカ人兵士52人を釈放することに合意(翌日、444日ぶりに解放される)。
  • 1月20日 – ロナルド・レーガンが、ジミー・カーターの後継として第40代アメリカ合衆国大統領に就任。
  • 1月25日 – 中華人民共和国元最高指導者毛沢東の妻江青に対し、死刑判決が下る。

 

あらすじ

響子さんが一刻館に来て初めてのクリスマス。一刻館住人は茶々丸でクリスマスパーティーを開くのですが、五代君は響子さんにプレゼント中々渡せません。結局プレゼントを渡せなくて落胆する五代君。しかしその後、ひょんな事から深夜の管理人室で響子さんと二人きりになるのですが…。

 

みどころ

  • 白昼夢初登場
  • 茶々丸初登場

 

初登場人物

  • 商店街のおっちゃん

 

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はじめに

今回はラブコメでは必須のクリスマス話です。

 

めぞん一刻は、12月に掲載される話ではクリスマスの話をやったり、3月に掲載される話では合格発表の話をやったりと、漫画の中の時間と現実の時間がほぼ合致しています。今回も掲載時期が12月だったため、現実の時期を反映してクリスマスの話となりました。

 

 

白昼夢

五代君は酷い妄想癖があるのですが、今回の話で初めて白昼夢が出てきました。初期の五代君は事あるごとに白昼夢を見て、電柱や建物にぶつかります。ちなみに白昼夢との言葉を知ったのもこのめぞん一刻でした。

 

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会話の妙

朱美さん「たまには息抜きが必要だって言うんでしょ。」

五代君「うん。」

朱美さん「クリスマスくらい勉強すればいいのに。年中息抜きしてんだから。」

 

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こういうテンポの良い会話がめぞん一刻はたまらないんです。たった3言だけでボケから突っ込みまで完成させるコンパクトなこと。そのコンパクトの中に必要な情報が全て詰め込まれていることなど、この辺りの会話のテンポや上手さって本当にめぞん一刻独特のもので、他の漫画では勿論、同じ高橋留美子さん作の漫画でもないんです。

 

五代君へのクリスマスプレゼント

クリスマスパーティが終わっても、結局響子さんにクリスマスプレゼントを渡せなかった五代君ですが、夜寝るときになって朱美さんが部屋を間違えて入ってきて追い出されてしまいます。騒ぎを聞きかけ付けた響子さんは、仕方がないので五代君を管理人室に入れてお茶を出すのですが、これってある意味五代君にとってはクリスマスプレゼントですよね。この一刻館の状況ですから、響子さんと二人きりになれるなんて奇跡に近いんです。

 

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結局この時も賢太郎の邪魔でクリスマスプレゼントは渡せない五代君でしたが、深夜に響子さんと一つの部屋で二人きりになる。これだけでクリスマスプレゼントでしょう。

 

おわりに

この時渡せなかったクリスマスプレゼントは、次の年のクリスマスにまた出てくることになります。ちゃんと読んでる人にはわかる繋がりって良いですね。

 

そして今回は茶々丸初登場。この茶々丸は一刻館に次ぐ重要な拠点として今後活躍していきます。

 

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