「銀河鉄道999／松本零士」レビュー ～全エピソード（星）を振り返る～ 5/5 (11)

エピソード23 ～装甲惑星（アーマープラネット）～

この星は皮膚を装甲板に覆われている生物が住んでいます。全生物が固い装甲に覆われているため、それぞれ捕食することができず、生物が死に絶えそうなのだとか。

メーテルがパンツァービートルに体を貫かれてしまったため、この星の医者を呼びに行くのですが、息子に邪魔はされますし、ここの医者は装甲を治すことしかできないため役に立たず…。

エピソード24 ～雨の都～

星の歴史が始まって以来、1度も雨が止んだことがありません。そして、その雨でできた泥の中には、地上に住めない貧乏人が住んでいます。格差社会をわかりやすく描いた話です。

メーテルと同じ名前の女性に泥の中の家に呼ばれ軟禁されてしまいます。鉄郎の面倒を見てくれたとの理由で、メーテルは彼女に999号のパスをプレゼントするのですが、泥に完全に馴染んでしまった体は宇宙に適応できず…。

エピソード25 ～真理子の蛍～

またまた貧富の差を描いた話です。これも有名で評価が高い話です。

この星では体のどの部分が光るかで、その人の評価が決まってしまいます。綺麗に輝けば一生安泰。逆にフライヤのようにまだらに光ってしまうと蔑まれ、貧困から脱出できなくなります。また、フライヤはアニメーション演出家を目指しています。

エピソード26 ～海賊惑星ジュエル～

銀河鉄道999の世界は、キャプテン・ハーロック、クイ－ン・エメラルダスと同じ世界です。今回はクィーン・エメラルダス本人…ではなく、その影武者のアンドロイドが999号を襲う話です。危険地域とわかっているため、999号は装甲車を追加するのですが…。

アンドロイドは人間になりたくてメーテルの体を手に入れようとしますが、鉄郎は病床に伏せったエメラルダスを発見。結局、本物のエメラルダスは、ライバルのメーテルに弱った姿を見せたくないと、姿を見せずに立ち去ってしまいます。

エピソード27 ～ざんげの国～

車掌さんは終点に就くまでに1回だけ休暇を貰えるそうで、好きなときに貰えないので不満だそうですが、この星で休暇を取ることになります。

星に降りた途端、車掌が強盗に遭ってしまいます。しかもその後拉致され、この星でのでき事の記憶を消されそうに…。清廉な星を自称しているだけに、この星の悪評が立つことは絶対に許せないのだとか。

エピソード28 ～なまけものの鏡～

皆怠け者で働くことはおろか、動くことすらしない人たちの星です。機械人間には勝ったものの、身の回りのことを全て機械にやらせているおかげで、とことん怠惰な生活になってしまったようです。

エピソード29 ～サケザン大陸～

お酒が大好きなサケザンにメーテルはさらわれてしまいます。取り戻そうとする鉄郎も捕まってしまいます。同じ囚われの身だったライザとともに逃げることに成功するのですが…。

鉄郎は果敢にも戦いを挑んで敗れるのですが、そこに鉄郎の勇気を見たサケザンに、メーテル共々開放してもらえます。

エピソード30 ～完全機械化～

生身の人間が1人もいない完全機械化された星です。当然、生身の鉄郎とメーテルは差別されまくります。

地球での迫害を思い出し、この星の機械人間と打ち合い、心臓が止まってしまう鉄郎。鉄郎とメーテルは医者のラーラにさらわれ、鉄郎とラーラの心が入れ替わってしまいます。俺があいつであいつが俺でですね。今だと君の名は…でしょうか。結果的にはこれで命を救われた鉄郎が、元の体に戻って無事999号でこの星をあとにします。

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