スタンドバトルは実にユーニークだった
この第三部からスタンドが登場したのですが、連載当時初めて読んだときはなんだこりゃと戸惑った記憶があります。それまでの太陽パワーの波紋から180度戦い方が変わってしまいましたからね。しかし読めば読むほどスタンドを変わった使い方を理解し、感心してのめり込んでいきました。
今回記事を書くに当たって、ジョジョたちのスタンドのバトルを最初から追ってみたのですが全30戦ありました。この中で個人的に好きなバトルは、『鏡の中のスタンドと戦うJ・ガイル戦』、『バトルになっていることすら承太郎たちに気付いて貰えなかったオインゴ、ボインゴ戦』、『体が磁石になり、ジョセフ&アブドゥルのコンビで戦ったマライア戦』、『ポルナレフが子供になって奮闘するアレッシー戦』、『まさかのイギー主役のハヤブサ戦』、『アブドゥルとイギーの自己犠牲が感動するヴァニラ・アイス戦』あたりが好きなバトルです。そんな戦い方があったのかとのバトルから、ちょっと感動する話、そしてタイトル通り本当に奇妙なバトルだったり多彩で何回読んでも面白いです。
こういったバトル物では仲間が死んでしまうのは定石ですが、この物語では半分の3人であるアブドゥル、花京院、イギーが死んでしまいました。アブドゥルただ1人だけ不遇な退場シーンだったような気はしますが…。
総評
ジョジョは最初の宇宙の話(これは第六部の記事で後述)だけで第六部まであり、その巻数は実に80巻。
面白い漫画は定期的にまた読破したくなるのですが、さすがにこの巻数は厳しいです。なので、面白くても巻数が長すぎると中々読む機会、モチベーションが無いものなのですが、今回は第四部がアニメ化することを切っ掛けに読み直しました。やはりその中でもスタンドが出てくるこの第三部から個人的には劇的に面白く感じました。話も絵もここから一気に洗練された感じです。
個人的には次の第四部が一番頭脳戦していて好きなのですが、この第三部も世界を股に掛けた壮大な冒険譚であり、熱い男の友情や自己犠牲があり感動しますね。
こんな人にお勧め
- 頭脳戦が好きな人
- 世界を股に掛けた冒険が好きな人
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