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漫画全話レビュー「めぞん一刻 第134話「朝まで眠れない」」

掲載情報

掲載雑誌
  • ビックコミックスピリッツ 1986年7月07日号

 

アニメでは

 

時系列と出来事
  • 1986年4月27日 音無響子、三鷹さんにホテルの部屋を取っていると迫られる

 

この頃の出来事
  • 7月1日 – 内閣告示として現代仮名遣い公布。
  • 7月1日 – 宮城県仙台市などの電話市外局番が3桁化され「022」となる(東北地方での電話市外局番3桁は初)。
  • 7月1日 – 国鉄丸森線(槻木 – 丸森間)が、阿武隈急行・阿武隈急行線に転換される。
  • 7月1日 – 森永製菓がCI導入。
  • 7月1日 – 富士フイルムが世界初のレンズ付きフィルムカメラ「写ルンです」を発売。
  • 7月5日 – 道路交通法改正。原動機付自転車にヘルメット着用を義務づけ。
  • 7月6日 – 衆参同日選挙(第38回衆議院議員総選挙・第14回参議院議員通常選挙)。自民党圧勝。
  • 7月7日 – 日本社会党の石橋政嗣委員長、衆参同日選挙敗北の責任を取り辞任を表明。
  • 7月11日 – 東京ディズニーランドに新アトラクション「シンデレラ城ミステリーツアー」がオープン(このアトラクションは2006年4月5日で終了)。
  • 7月20日 – 東京ディズニーリゾート内ホテル第1号のサンルートプラザ東京が開業。
  • 7月22日 – 第3次中曽根内閣発足。
  • 7月23日 – エリザベス英女王の次男ヨーク公アンドルーがウェストミンスター寺院でセーラ・ファーガソンと結婚。
  • 7月31日 – 大井競馬場で日本初のナイター競走開催。

 

あらすじ

ホテルの部屋を予約したと響子さんに迫る三鷹さん、困る響子さん。一方その頃、五代君は一刻館に様子を見に来た響子さんのお父さんと、響子さんを探しに駆けずり回るのですが…。

 

みどころ

  • 三鷹さん振られる
  • 五代君と響子さんのお父さんの響子さん探し

 

はじめに

今回はハッキリ一言で言ってしまえば、三鷹さんが響子さんから振られる話です。響子さんの口から明確な言葉は出ません(出させなかった)でしたが、三鷹さんはおそらくこの時点で振られたことを完全に理解したのではないかなと思います。振られたから諦めるとならないのが実に三鷹さんではありますが。

 

五代君と響子さんの父共闘

三鷹さんに響子さんを連れ去られた五代君は、為す術無く一刻館へ戻るのですが、そこに現れたのは娘を心配する響子さんの父。響子さんはもう27歳なので、何をしても自己責任ですし、男女交際の分別も付いているので任せて良いんですけどね。そこは父親に取ってはいつまでたっても小さい娘なのでしょう。27年大事に育てた、この世で最も長いこと見守っている男性が父親なのに、数年前に現れた知らない男にひょいと持って行かれてしまうんですもんね。大人になってこの父親の気持ちは理解出来ましたが、読んでいた当時は中学生だったので、そこまでお父さんに感情移入することはありませんでした。

 

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名作のひとつの要素に、見る立場や年齢によって見方が変わるという物があると思うのですが、めぞん一刻もこの要素がありますね。勿論、いつまでも五代君に感情移入して読んでしまうのですが、お父さんの気持ちもわかるようになってしまいました。

 

五代君は気が弱く、千草家の遣り取りに入っていけない描写が何度かありましたが、今回はさすがに響子さん貞操の危機とのことで、強引にお父さんの車の助手席に乗り込み、お父さんすら圧倒していました。

 

どう断るか

響子さんはとっくに五代君を選んでいるので、三鷹さんに勝ち目は無いのですが、どう断るか必死で悩んでいました。一言五代君を選んでいると言えば良いんですけどね。響子さんは傷付けないように悩んでいたのですが、三鷹さんの言うとおり、傷付けない振り方なんてあるわけないです。しかしこのことを三鷹さん自ら言うと言うことは、三鷹さんも薄々どころか、かなりの確信を持って五代君に傾いていることはわかっていたみたいですね。ただ三鷹さんは自分に自信があるので、ここからでも逆転出来ると踏んでいたのでしょう。

 

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三鷹さん振られる

明確には響子さんの口からハッキリ三鷹さんを振る言葉が出たわけでは無いのですが、今回の話で三鷹さん振られましたよね。私はそう思っています。振られる言葉が出ることをわかって、咄嗟に三鷹さんが響子さんを抱いて、「言わせないように」しただけですからね。

 

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ここで三鷹さんは自分が振られたことを理解したと思うのですが、その後出た言葉は「泣かせてしまったおわびに、映画にでも誘おう」。素直に受け取れば、これは三鷹さんはまだ諦めていないと読めるのですが、私が捻くれているのかも知れませんが、これは振られたことがわかった上で、そしてもうそんな機会は無いとわかった上での、敗北したのはわかっているけど、それを認めたくない自分への叱咤激励の意味を込めての虚しい独り言だったのではないなかと。まあそこは三鷹さんなので、ここから逆転の目を本気で思ってたことも素直に考えられますが…。

 

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響子さん見つからず

一方、五代君と響子さんのお父さんは朝まで探し回った物の、結局響子さんは見つからず。

 

時系列で言うと、次回明らかになりますが、響子さんは2時頃一刻館に帰ってきたとのことで、一刻館で待っていた方が結果的には早く会えましたね。また、電話1本でもすれば良かったのですが、これもしなかったことにより、結局朝まで探し回る結果になってしまいました。しかし、響子さんのお父さんは、こんなことを五代君としているのに、後に五代君の名前すら覚えていなかったことが明らかになり…。それだけ五代君の印象は薄く、そして響子さんの結婚相手として認識していなかったってことでしょうね。

 

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おわりに

しかしヒロインがお見合いをして朝帰りを心配するって漫画はなかなかに珍しいですね。特にこの頃は今よりももっと漫画がシンプルだったのでなおさら特徴的です。それを言えば、元々ヒロインが未亡人って設定も、当時からしても珍しかったんですけどね。

 

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