「銀河鉄道999／松本零士」レビュー ～全エピソード（星）を振り返る～ 5/5 (11)

エピソード31 ～賽の河原～

賽の河原のような景色の星です。枯れた土地を必死に作物を植えようとしている権兵衛がいます。肥料は同じ夢を見た仲間達。しかし、権兵衛が蒔いた種を怪鳥が食べるなど、おそらく何をやっても無駄で永遠に作物は育ちません。そんな権兵衛を笑うことはできるのだろうか…という話。

エピソード32 ～次元航海惑星～

海の星駅へ停車する予定だったのですが、その星が無くなってしまったとのこと。そしてまたしても999号は脱線し、未知の惑星へ着陸。この星の女王エゴテリーナは勝手気ままで、自分の考えの赴くままにふるまい、他人の迷惑など顧みないそうです。

次元航海惑星は次元を移動するため、突然現れた次元航海惑星のせいで、ここにあった海の星は消えて無くなったようです。しかし、相手の星がいつも小さいとは限らないので、いつかは次元航海惑星の方が消滅するだろうとメーテルは言っていました。

エピソード33 ～昨日の歌をうたう星～

タマゴ売りのホロホロは、隣の惑星に行った恋人に会いに行くため、一生懸命タマゴを売ってお金を稼いでいるとか。しかしこのホロホロは骸骨だけの体です。その恋人は、実は既にこの星に旅行中の一時停車で新しい恋人といるのですが…。

骨だけになってまで恋人の帰りを待っていたホロホロですが、むしゃくしゃしているときに気に入った奴を殺して憂さ晴らししているとか。

エピソード34 ～葬送惑星～

楽しみがお葬式しかないという星です。そのため人を殺してでも葬式がしたいとなり、鉄郎達が襲われます。

なんとか埋められたお墓から脱出する鉄郎達ですが、またしても襲われそうになり…。しかし今度は鉄郎が反撃し、相手を気絶させます。生死はどうでも良いので、今度は彼らで葬式をすることになったようです。そうなるともう鉄郎達には興味がないようです。

エピソード35 ～トレーダー～

来ましたね。銀河鉄道999でおそらく最も有名で、最も評価の高い話です。

名前の通り鉄道の分岐点で、色々な列車が停車する星です。どの旅人も胸の中に不安があるため、ここで運命が分岐するとか。ここで鉄郎は花子にさらわれて『野の花』と言う星に無理矢理連れていかれます。年老いた両親に結婚相手を見せて安心して欲しいようで、その相手に鉄郎を選んだんです。鉄郎も事情を考慮して付き合います。

若いときに働きに出てからずっと働きづめだったため、結婚しないまま年を取り、風防も随分変わってしまったようです。

エピソード36 ～雪の都～

永遠に雪が降り続ける星なので、どんどん多層構造的に街が上へ上へとできているようです。そのため、古くなった下層の街は貧乏人が暮らすスラム街になっています。

下層に落ちてしまった鉄郎は、ユキとその母に助けられるのですが、実はこの母子は鉄郎を食べようとしているんです。

エピソード37 ～マスプロン～

星全体が工場のみで構成されている工場惑星です。その技術は凄く、子供ですら999号を攻撃するような対空砲を作ってしまいます。

物を使うだけで作らない鉄郎たちは蔑まれ、テロに遭ってしまうのですが…。このテロリストのクローマリアは、環境にも配慮せず、言われるがまま誇りもなく物を作っている星に嫌気がさしているそうです。

エピソード38 ～かじられ星～

空間軌道が消滅したため、脱線したまま走り続ける999号。見たことも聞いたこともない、リンゴがかじられたような星に停車してしまいます。

星自体が美味しいため、どんどん地面が削られて他の星へ売られてしまっているようで、それがかじられたような形となっている原因です。

エピソード39 ～怒髪星～

住人が常に怒っており喧嘩が絶えない星です。鉄郎も歩く旅に喧嘩を売られてしまいます。

喧嘩ばかりの星ですが、裏表がなくストレスを発散しているので、皆陽気な星のようです。

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