圧倒的パワーと過剰とも思える演出「ベルサイユのばら」レビュー

アニマックスで一挙放送

先日、アニマックスでベルサイユのばらの全40話を一挙放送したので、久しぶりに見てみたのですが…無茶苦茶面白い。面白いのは分かっていたのですが、改めて見ると本当に無茶苦茶面白くて、その面白さやパワーに感動してしまいました。

 

途中5,6時間睡眠で抜けてしまいましたが、約30話くらい見てしまいました。

 

デジタルリマスター

この放送はデジタルリマスターとのことだったのですが、画質が無茶苦茶綺麗でした。私が持っている、昔買ったDVDと段違いの気が…。デジタルリマスターのDVD出ているんですかね。録画すれば良かったです。

 

虚実織り交ぜた実に見事な物語

このベルサイユのばらは、池田理代子原作の漫画なのですが、要所要所の事件や人物名は、フランス革命の事実そのままなので、これを見れば、大雑把にはフランス革命が分かり、勉強にもなります。

 

漫画アニメはともすれば馬鹿にされがちですが、こうやって勉強になり、そこから知識欲が沸いたら、詳しいことを調べれば良いのですから、そうそう馬鹿にしたものじゃないと思います。なにせ面白くアニメを見ながら、フランス革命を勉強が出来てしまうんですからね。テストで答えるとき、「ベルサイユのばらで知りました」なんて書くことはないんですから。

 

ベルサイユのばらが凄いのは、この史実に加えて、実に漫画的、アニメ的肉付けを上手くしていると言うことです。オスカル、アンドレなんかは架空の人物ですが、それ以外はほぼ実際にいた人物です。オスカル、アンドレの架空の人物が漫画的、アニメ的であるのと同じように、他の史実通りの人物も、キャラクターやエピソードが漫画的、アニメ的に面白おかしく肉付けされています。この辺が実に上手くて、実際の事件や歴史的な出来事、エピソードが物凄く面白いんです。

 

フランス革命の真実

ベルサイユのばらは虚実織り交ぜた物語ですし、細かいところまで完全に教えてくれるわけではないので、今はネットで簡単に調べられますから、興味を持ったら各人物で検索してみて下さい。あの人はこうだったのか、あれは事実だったのか、あれは付け足していたのか、その後どうなったのかなど、非常に興味深いエピソードを知ることが出来ます。

 

一例を挙げると、ルイ16世とマリー・アントワネットの次男シャルルなんかは、その後のことを調べると、軽く鬱になると思います。

 

ルイ17世

 

過剰演出と出崎統

ベルサイユのばらの第19話から、「あの」出崎統がチーフディレクターに参加しています。あしたのジョーやガンバの冒険の演出で有名な出崎統です。あしたのジョーの光るゲロなんかで有名です。

 

出崎統が関わる19話までも、十分演出が過剰で、今の時代にはないアニメの見せ方なのですが、出崎統が関わる19話からは、更に演出が過剰になり、出崎統の特徴でもある、劇画タッチの止め絵だったり、カクカク紙芝居のように動かす見せ方だったり、「ここ重要ですよ」と言うポイントの見せ方が派手で過剰で面白いです。

 

こんな人にお勧め

  • フランス革命が好きな人
  • フランス革命を知りたい人
  • 出崎統作品が好きな人

 

本来興味の無いフランス革命

日本人にとって、本来フランス革命とは、所詮他人事であり、遠い国の話であり、興味がないはずなのですが、それでここまで面白く物語を作ってしまう、池田理代子とアニメスタッフは凄いと言わざるを得ません。

 

当のフランス人ですら、このベルサイユのばらでフランス革命を勉強した、知ったなんて人も多いくらいだそうで、アニメは大人気だったと言います。

 

日本で当時放送していたときも、はっきり言って誰もフランス革命に興味が無かったわけで、そんな人たちをここまで熱中させ、歴史に残るアニメにまで押し上げてしまったわけですから、フランス革命に興味ない人にこそ見て欲しいアニメです。

 

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