アニメ全話レビュー「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第07話 「間田敏和(サーフィス)」レビュー 評価はまだありません

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長所と短所

  • ○頭脳戦が良くできている
  • ○狭い範囲での細かい物語
  • △ジョジョの奇妙な日常である
  • △ストーリーとは関係ない話が結構ある

 

はじめに

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前回、ザ・ロックの小林玉美をスタンドバトルの末に破り、すっかり玉美に見込まれてしまった康一。その玉美が杜王町のスタンド使いの情報を持ってきて、そこからサーフェイスの間田敏和と戦う話です。このスタンドは一言でいうと藤子不二雄作『パーマン』のコピーロボットです。コピーロボットを私利私欲のために使ったらなんてことは読んだ人なら想像したことがあると思いますが、それを具現化させた話です。

 

 

あらすじ

玉美からぶどうヶ丘高校の間田敏和が、スタンド使いかもしれないと聞いた仗助と康一は、それが本当か学校内を調べ始める。間田のロッカーの中を調べる仗助だったが、その中には不思議な木製の人形が入っている以外、特に変わったところは見当たらない。しかしその時、人形は見る間に仗助そっくりの姿に変身し、二人に攻撃を仕掛けてきて―!

 

原作では

  • 第024話「間田敏和(サーフィス)①」
  • 第025話「間田敏和(サーフィス)②」
  • 第026話「間田敏和(サーフィス)③」
  • 第027話「間田敏和(サーフィス)④」
  • 第028話「間田敏和(サーフィス)⑤」

 

小林玉美からの情報
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玉美って本来典型的な雑魚キャラですよね。ところが今回の話はその玉美からの情報で杜王町のスタンド使いが判明します。このようなキャラは主要キャラを成長させてあとは退場との使い捨ても多いのですが、ジョジョの奇妙な冒険の特に第4部の場合、意味が無さそうなキャラにさえ、きちんとラスボスの吉良吉影に繋がる役割が割り当てられていて、意味の無いキャラがほとんどいないんです。意味が無さそうなキャラでも、じゃあそのキャラが射なかった場合ストーリーはどうなるのかと言えば、1人が欠けても吉良吉影には辿り着かないんです。この変も第4部独特であり好きな部分です。

 

しかしじゃあ玉美は仲間なのか?と言えばそんなことはなく、付かず離れず敵でも味方でもない。こんな立ち位置のキャラが第4部にはたくさんいます。この辺りの人間関係の複雑さや曖昧さも第4部の特徴ですね。

 

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しかし間田は玉美もそうであったようにアニメでは最初からチビの容姿で出てきましたね。康一のスタンド能力で、攻撃した相手を小さくする要素があるとか無いとか言われていますが、これって無いって事で確定なんですかね。漫画では明らかに小さくなったあれはなんだったのでしょう。

 

コピーロボット

今回登場した間田のサーフェイスは完全にパーマンのコピーロボットですね。パーマンのコピーロボットは漫画やアニメを見たことがある人なら1度は自分で好きに使ってみたいと思ったことがあるはず。自分の分身を作って学校や仕事に行って貰ったり、好きなあの子や好きなアイドルに鼻を押して貰って…なんて妄想しましたよね。

 

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コピーロボットは本家のパーマンでも、本人の性格までコピーされ自我があるので、持ち主の言うことをなんでも聞いてくれるわけではありません。この辺りの設定もまんまパーマンです。作者の荒木飛呂彦さんはこのような良い意味で言うとオマージュが非常に多いです。第3部のカーチェイスもそうでした。あれはスティーブン・スピルバーグ監督作『激突!』まんまでしたしね。今更ですがこの激突はお勧めです。スティーブン・スピルバーグオリジナル監督初作品で、テレビ映画なのですが、その設定が非常にユニークで、実質この映画に登場順物は2人だけです。しかしそのたった2人の登場人物…と言うか1人は顔さえ最後まで見ないので1人と言っても良いと思いますが、それでいて90分息をもつかせぬハラハラドキドキのストーリーには感心せざるを得ません。

 

康一大活躍

前回のエピソードで康一のスタンド能力が本格的に発現しましたが、今回はその康一の特殊すぎる能力で仗助をサポートする場面が何回もありましたね。

 

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康一の能力は文字にした音を投げつけてその音を出すとの特殊すぎる能力なので、どう考えても戦闘には向かないのですが、このようにサポート役に回ってアシストすることは可能です。ゲームのRPGで言うと僧侶の補助系呪文みたいなものですね。味方の素早さを上げたり、相手に幻を見せたりのアシスト系。

 

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しかし康一は形兆に矢で射られて死にかけますし、今回も間田の攻撃で殴られてダウン。康一はこの次に山岸由花子に魅入られますし災難ばかりです。

 

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ところで今回、原作では無かった山岸由花子の登場がありましたね。完結している作品ではこうやって伏線を後出しできることもメリットです。やり過ぎるとわざとらしすぎて萎えてしまう諸刃の剣ではありますが。

 

承太郎気付かず
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間田は自分が楽しい思いをしたいからスタンド能力を使うとの第4部にありがちなキャラだったのですが、杜王町のスタンド使いを潰しに来ている仗助の情報を得て追い出そうとしていました。特に間田は仗助たちの脅威になる存在ではないのですが、承太郎の時を止める最強のスタンドでモグラ叩きをされたら、このような私利私欲のためにスタンドを使うことが困難になってしまいますからね。本当は放っておけば吉良とも繋がらず、たいしたこともできなそうな間田の場合スルーされた可能性が高いとは思いいますが…。

 

総評

今回も前回の玉美同様、スタンドバトルで戦ったものの、味方になったかと言えばそうではありませんでした。1つの街で起こる日常の中での高校生仗助の話なので、第3部のように簡単に敵だからとスタンド使いを殺して回るわけにもいきませんからね。

 

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しかし玉美と言いこの間田と言い、性格の悪いいかにも雑魚キャラっぽいキャラが連続で出ていますね。それでいて1つの街のでき事なので退場せず、このあとも話に絡んでくるのが実にユニークです。本来1回戦って退場するようなキャラなんですけどね。

 

こんな人にお勧め

  • 頭脳戦が好きな人
  • 日常系が好きな人
  • 狭い範囲での細かい物語が好きな人

 

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