復讐漫画「ウロボロス -警察ヲ裁クハ我ニアリ-/神崎裕也」(第1~17巻)レビュー

ストーリー

15年前、小学生の龍崎イクオと段野竜哉はこの世で一番大切な結子先生を、何者かに殺害されてしまう。まもなく、逃げていく犯人の後ろ姿を目撃した2人は警察へ証言しようとしたが、金時計を付けた警察関係者に脅され、事件は迷宮入りとなった。

 

15年後、イクオは事件を隠蔽した警察組織へ復讐するために警察官となり、竜哉は事件の実行犯を探るためにヤクザの松尾組の組員となる。

 

wikiより引用

 

読みやすさ

四、五話で一エピソードなので、テンポよく読みやすいです。

 

総合評価

大きな目的として、15年前の復讐がストーリーの根底にありますが、基本的に四、五話で一つのエピソードが終わるので、テンポ良く非常に読みやすいです。ダラダラ一つのエピソードを二巻分とか三巻分やられても飽きますからね。はじめの一歩みたいに、一試合に何巻もとなるとキツイものがありますから…。

 

はじめの一歩(106) (講談社コミックス)

 

警察とヤクザの世界両方でトップを目指し、15年前の復讐を果たそうと言う話ですが、最近ちょろっと竜哉がヤクザの世界で出世する話はあったものの、今のところ、話の八割はイクオの刑事物語です。で、この刑事の話はオーソドックスな刑事の物語が多いです。しかしこういうオーソドックスな刑事の漫画は最近少ない気がするので、これはこれで面白いです。

 

少し気になる事は二点。

 

ひとつは主人公のイクオと竜哉が結構な超人であること。もうひとつは二人とも殺人に何の躊躇いも無いこと。

 

二人とも頭も切れるし腕も立つ。と言うか、格闘、運動能力に関しては、イクオはほぼスーパーマンですし、竜哉は頭が良く、ヤクザの世界で軽々のし上がっていきます。まあイクオは空手をやっていたと言う設定や話はあるのですが、転倒するバスの中で三角飛びしてバスジャック犯をのしたりと、強すぎるかなと。漫画なので別に良いんですけどね。

 

殺人に最初の話から全く躊躇いが無いのもちょっと疑問かなと。この辺の葛藤をじっくり描いてくれた方が面白かったかなと。これから過去の話でやるかもしれませんけどね。

 

話の流れ上、不満や気になるところを最後の方に書くことになってしまいましたが、この漫画は面白かったです。刑事の話、ヤクザの話、そして15年前の復讐の話。結構ベタな話の組み合わせですが、それぞれ独立した話として面白いですし、ベタな話でも丁寧に、読みやすく適度な長さを一エピソードとして描いてあるので、読んで損は無い漫画だと思います。

 

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