目次
あらすじ
1986年10月15日放送。
五代君の家出回です。めぞん一刻全体の中でも一大イベントの一つです。
響子さんと三鷹さんが結婚すると誤解した五代君が、一刻館を出て、大宇宙ホールに引っ越しててんやわんやの話です。
【差し替え】
誤解のバーゲンセール
この家出回では誤解が誤解を生み、とんでもない方向に話が行ってしまいます。いい加減今までも勘違いや話のすれ違いで面倒なことになったことたくさんあるのだから、一刻館住民の誰か1人でも、本人ときっちり話合えよと思うのですが…。
三鷹さんが、妹の結婚祝いを何にするかを、響子さんにアドバイスを求めていただけなのですが、またしても一の瀬さんがそれを遠目に、もやもやっと耳に入れ、勝手に誤解の大暴走の始まりでした。
五代君も五代君でハッキリ響子さんに聞きませんし、踏み切りでそれとなく聞いたときには、電車の音が邪魔をして、詳しい内容は分からず、表面だけの単語だけ耳に入ってしまい、更に誤解をして、三鷹さんと響子さんが結婚することを確信してしまう話の捻れ方。
まあこの話の行き違い、すれ違い、勘違いでめぞん一刻の半分はできているんですけどね。
五代君の中途半端さ
五代君の引っ越し先は、隣の駅「西時計坂」の、パチンコ屋「大宇宙ホール」2階でしたが、これって五代君の性格を良く表しています。勿論話の都合上、遠かったらどうにもならないのですが、五代君の中途半端な性格も出ています。
これってまだ響子さんに未練があり、響子さん、一刻館から離れきれない、離れたくない心の表れだと思うんですよね。万が一なにかあったら響子さんと会える、一刻館へ行けるなんて望みを持っていることの現れなんだろうなと。
契約解除や敷金は…
漫画やアニメに、細かい現実的なことを言っても仕方が無いのですが、一刻館を出て行ったこと大家の音無老人に言ったんでしょうかね。契約も解除しないといけませんし、敷金の件もありますし…。
響子さんは五代君宛の荷物を受け取っていましたし、引っ越し屋さんに五代君の新しい住所を聞いていましたが、これって個人情報保護法で今じゃあり得ないですよね。
一刻館の家賃収入激減
五号室の五代君が出て行ったことで、一刻館全6室中3室、実に半分が空き室になってしまいました。一号室は一の瀬さん、二号室は空き、三号室は空き、四号室は四谷さん、五号室は空き、六号室は朱美さん。これって確実に一刻館赤字ですよね。
誤解を誘発するのも解くのも一刻館住人
いつものパターンなのですが、誤解を誘発するのも一刻館住人であれば、また誤解を解くのも一刻館住人です。
今回は一の瀬さんが誤解を誘発し、四谷さんが解くという役回りでした。とは言っても善意で誤解を解いてあげるのではなく、偶然会って事の顛末を話すだけで、何も解決に助力してくれませんけどね。
原作漫画では
前の住人が居座ってくれたお陰で
五代君は三鷹さんと響子さんの結婚が誤解だと言うことを今回の最後に知り、一刻館に戻ろうとしますが、これって大宇宙ホールに前の住人が居座ってくれたお陰なんですよね。
もし五代君の引っ越し先である部屋に誰もおらず、そのまま一人暮らしをスムーズに開始できていたとしたら、一刻館に戻りたいなんて言う理由がなくなるんですよね。
前の非常識な住人が居座って大変、だから一刻館に戻らせて!となるわけで、この辺の話の流れもスムーズなんです。
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