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1クールを終えて腐女子問題を考える「おそ松さん」レビュー

第1話を見て頭を抱えた

おそ松くんの1988年放送の第2作は、再放送版だったかも知れませんが見ていました。

 

おそ松くんは、ギャグの中にも感動する話や良い話なんかもあって、なおかつ劇中劇が満載の特異な世界観で非常に面白かったです。毎回誰がどんな役をやるのかカオス状態で、凄く面白いアニメだったと記憶しています。今回、そのおそ松くんたちが大人になったとの設定に興味があり、第1話を見てみたのですが…正直引きました。最近のいわゆる腐女子向けアニメは知らないのですが、腐女子向けアニメ等をパロディにしたらしく、おそ松くんたちがイケメン8頭身になり…正直見ていて気持ち悪かったです。こりゃ駄目だと思い、1話以降見るのを止めていました。

 

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そして時間は過ぎ、当然おそ松さんの話も進んでいたのですが、どうもこのおそ松さんの評判を見ると、腐女子に大好評で凄いことになっているとか…。と、言うことで逆に興味が沸き、『あの』おそ松くんをどうやって腐女子向けに特化して作っているんだと思い、2話以降を見てみることにしました。

 

第2話以降は普通

結論から先に書くと、2話以降は普通のおそ松くんでした。どうも1話だけ腐女子向けアニメに特化していたみたいですね。狙ったのかどうかは分かりませんが、最近のアニメ、腐女子向けアニメへのアンチテーゼだったようですが、それでもイケメンキャラに腐女子がときめいて食いついたのでしょう。更に調べると、私は最近の声優事情に疎いのですが、おそ松さんたちの声を充てている声優が、まさに女性人気がある男性声優ばかりとのことで、このキャストにも腐女子が萌えたようです。

 

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内容に話を移すと、面白いのかどうかは置いておいて…ですが、内容やテイスト自体は、2話以降『あの』おそ松くんでした。ギャグアニメなので、笑いのツボはどこにあるのかそれぞれ微妙に違う性質上、一概に笑えるかどうかの評価は出来ないのですが、私はそこまで笑えるとは思えませんでした。思い出補正もあるのでしょうが、やはり前作のおそ松くんの方が面白く、そして笑えました。また、最近の流行なのか、絵に特徴を出すことが多く、このおそ松さんの絵も水彩画のような独特の絵柄と色合いになっていて、若干『普通のアニメ』としては、見辛かったです。

 

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腐女子の存在

ここで近年よく話題になる腐女子について少し書いていきたいと思います。

 

今回、このおそ松さんの腐女子人気爆発で、各所で特異な言動や、問題が起きているようです。腐女子は基本的にボーイズラブ(ゲイ)属性のため、男性から気持ち悪いと罵られる風潮は、私も男性なのでよく分かります。私もゲイなんて見たくありませんから…。更に、なんでもかんでもカップリング妄想をしたり、物体ですらカップリング妄想をするなど、その守備範囲の広さ、出現範囲の広さから、「こんなところまで出しゃばってくるなよ」と、普通のファンからも鬱陶しがられているようです。

 

正直、腐女子を気持ち悪がる、鬱陶しがる気持ちは分かります。男性のほとんどはゲイなんて無理ですから…。見るのも気持ち悪くて嫌です。ただ、これを逆(女性)の視点に当て嵌めて見ると、私たち男性もやっていることは変わりないんです。可愛い女性キャラに萌えて「萌え~」とか言ったり、カップリング妄想をしたり。

 

ただ女性特有なのか、熱しやすく冷めやすさが凄まじく、流行だと思ったらワッと群がり、あっと言う間に冷めて去る傾向はどうなんだろうなと思います。しかしこれも、じゃあ流行に乗っかるなと言えるのかといえば、そんなことは誰にも言えず、また、好きな気持ちが冷めても、それを好きで居続けろとも言うのも筋違いで…。この辺りは難しいです。

 

なんでもそうなのですが、自分が立つ位置によって正義(正しいこと)は変わってしまうので、このような違う立ち位置にいる人を悪とする批判は、自分でも気を付けなければならないなと感じました。とある事象では私も非難対象になり得るわけですからね。

 

普通に楽しめる

腐女子問題に多くを裂き、横道に逸れてしまいましたが、普通にアニメとして楽しめる出来だと思います。1話があまりにも強烈だったため、多分ここで見るのを止めた人も結構いるのではないかと思うのですが、2話以降は普通のおそ松くんでした。しかし、前述もしたように、凄く面白かったかと言えば…そこまでではないです。あくまでそこそこ面白かったよねとのアニメだと思います。

 

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前作のおそ松くんのクオリティが凄く高かった(と思っている)ですし、原作が素晴らしいので、その素材を生かし切れておらず、その観点から見ると失敗と受け取られてもおかしくはないのですが、深夜にダラッと見るアニメとしては普通に楽しめる物ではないかなと思います。ただ、絵に関しては普通にやって欲しかったです。昨今、アニメが大量生産されているので差別化を図るため、なにかしら特徴を出したがるアニメが多い気がします。今回のような水彩画タッチだったり、わざとCGっぽさを前面(巌窟王など)に出したり、ロトスコープ(惡の華など)だったり。変わり種の絵柄の勝負は違うと思うんですよね…。内容で勝負して欲しいです。

 

 

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