アニメ全話レビュー「機動戦士ガンダム 第07話「コアファイター脱出せよ」」

あらすじ

機動戦士ガンダム

ホワイトベースは、コア・ファイターを弾道軌道に乗せて射出し、敵陣を飛び越すことで連邦軍本部との直接連絡をつけようとしていた。そんな中、避難民が暴動を起こすが、自分のやるべきことをするためにアムロは格納庫へ向かう。猛スピードで射出されたコア・ファイターを察知したシャアは、コムサイで迎撃に出るが…。

 

見どころ

  • 絵に描いたような老害
  • ブライト初の鉄拳制裁
  • ガンダムの空中戦
  • セイラの無責任な励まし

 

初登場人物

連邦軍
  • オムル・ハング

 

はじめに

今回はホワイトベースにいる避難民たちの我が儘さ…あまり好きな言葉ではないのですが、端的に言うと「老害」の話です。ホワイトベースクルーの若者たちは命懸けで戦っているのに、避難民は何もせず我が儘で身勝手な要求をするばかり。これは監督の富野由悠季さんがスポンサーと対立していたからですかね。

 

また、戦争の局面では、孤立したホワイトベースが、コア・ファイターを敵の射程距離外である高度の弾道軌道に乗せ、味方と連絡を取ろうとする話でもあります。

 

放送内容

皮肉屋カイ

カイは皮肉屋で、皆が言えないようなことをストレートにズバッと言うので、視聴者に人気があるキャラクターなのですが、今回は皮肉と言うより、誰彼構わず嫌みを言っている印象を受けました。

 

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また、前回アムロは明らかに精神を病んでいる描写があったのですが、今回は何事もなかったようにやる気満々でした。アムロのこの病名は明らかにされていませんが、この辺りを見ると躁鬱って事で良いんでしょうか。まあ前回の話を忘れていた可能性もありますが…。

 

老害

老人は敬うべきと基本的に思っているので、あまり好きな言葉ではないのですが、今回は老害がテーマでした。

 

ホワイトベースが必死に戦っている最中に、カツ、レツ、キッカ、フラウを人質に取り、ここで降ろせと要求。命懸けで頑張る若者の足を引っ張る老人達。この頃若手の富野監督は、スポンサーからの要求にほとほと嫌気がさしていて、今でもインタビューで、事あるごとにスポンサーの鬱陶しさを熱弁するのですが、この自分の経験をこの回に込めたんだろうかなんて想像をしてしまいます。

 

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戦闘中にここで降ろしてくれと言うだけではなく、デッキで座り込みですからね。戦争被害者であることは間違い何のですが、さすがにここまで来ると自分勝手すぎますね。なにせ今までウジウジしていたアムロさえ怒るくらいですから。

 

ちなみにここで明かされていましたが、アムロのここまでの経験はコア・ファイターにシミュレーションで18時間、訓練で35時間、実戦で2時間だそうです。アムロが戦争に巻き込まれて約1週間で合計55時間なので、相当根を詰めて訓練したみたいですね。自分の命が掛かっているので当然と言えば当然ですが、それでも正規の軍人には少ないと言われていました。

 

ガンダムの正式名称

ガルマがガンダムの性能を計算しているところで、初めてジオン軍がガンダムとの正式名称を口にしました。この辺りで正式名称が伝わったみたいですね。

 

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初めてガンダムがジオンの前に現れたのが9月18日。この頃が9月23日過ぎなので、まだガンダムの存在を知って1週間程度です。ある意味たった1週間で敵最新MSの正式名称を入手したのは凄いのかもしれません。

 

ドッグファイト

ガンダムはMS同士の戦闘が主なのですが、今回はコア・ファイターvsコムサイコア・ファイターvsドップのドッグファイトがありました。地味ですね~。

 

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ちなみにコムサイは戦闘機ではなく大気圏突入カプセルなので、いくらシャアが操縦しているとは言え勝負にならずに被弾。のちに出てきたドップ6機に対しては、さすばにコア・ファイター1機で戦うのは無理があるとのことで、ホワイトベースに帰還。コア・ファイターを弾道軌道に打ち上げて味方と連絡を取る作戦は失敗に終わりました。

 

そしてここで記念すべきブライトの鉄拳制裁1回目がありました。印象としては、ブライトがアムロを2度も殴ったシーンが強く残っていると思うので忘れられがちですが、実は1回目の鉄拳制裁はカイ相手だったんですね。でもこれはカイは殴られて当然でした。それくらいカイは全方位に嫌みを言って回っていました。

 

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このドッグファイトから帰還したアムロは、コア・ファイターガンダムに換装し、ガンダムで空中戦をするのですが…。セイラの無責任な励ましが凄いです。「大丈夫あなたなら出来るわ」。この手のセイラの無責任な励ましは今回に限らずずっと続きます。

 

ガンダムの構造

今回、コア・ファイターからガンダムに換装するシーンが初めて描かれていました。「へえ~こうなっているのか~」と感心した記憶があります。飛行機が変形してお腹の部分になり、そのままガンダムを操縦出来るなんて、凄く効率的で便利だなと感心しました。まさかこれが最終回に重要な役割をするとは思いもしませんでしたが…。

 

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また、ガンダムコア・ファイターを内蔵していて、色々な形態へと変更可能との情報をガルマから得たシャアは、珍しく本気で狼狽していました。

 

ガンダムの空中戦

コア・ファイターからガンダムへ換装後、空中戦をやっていましたが…シャアのザクとともに摩訶不思議な動きをしていました。自由落下の戦闘と言っていたのに、前後左右に自由自在に動いていました。また、ガンダムはホワイトベースから発艦し、自由落下での戦闘をしていたにもかかわらず、ホワイトベースに無事着艦。これだと、自由落下のガンダムよりも、ホワイトベースは速いスピードで降下していたことになるのですが…。

 

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そしてシャアのザクも地上にすんなり着地するのですが、大気圏突入したガンダムと言い、高度から飛び降りているにもかかわらず、船や地上にダメージなく着地出来るんですよね。不思議です。

 

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おわりに

この辺のストーリーはあまり詳しく説明されていないので、一体何をやっているのか少し分かりづらいのですが、目的は2つあって、一つは「避難民を安全な場所へ降ろすこと」。そして二つ目は「最新兵器のホワイトベースガンダムを連邦軍本拠地ジャブローに無事送り届けること」です。

 

連邦の作戦に参加したり、あの部隊を叩けとか、あの場所へ行って基地を叩けなんて事は一切無く、簡単に言ってしまうと、ホワイトベースガンダムをジャブローに届ける「お使い」なんです。ですから、この時点でホワイトベースは一切連邦の戦力になっていないんです。勿論、ジオンのエースシャアを引きつけたり、北米司令官ガルマを破ったりと、お使い途中で偶発的に連邦の成果になることはやっているんですけどね。

 

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