非常に今更ですが、正月にアニマックスで全作品連続放送していたので、ついでにレビューしときます。
もう30回くらい見ているのですが、放送される度になんとなく付けて、結局最後まで見てしまいます。もう33年も前のアニメなのに…。
とにかく編集、追加シーンがが完璧で言うこと無しです。
アニマックスの放送見て改めて思った事など。
Ⅱ
やっぱり哀・戦士。
この歌が流れるシーンのワクワク感は凄い。勇ましい音楽、シーンに沿った歌詞。連邦の無能な官僚の暢気なシーンでは止まる音楽、そして再開される音楽。凄まじい対空砲者の中、兵士が叫ぶ「お、降りられるのかよー」のリアリティ。無茶苦茶格好いいです。だからこその特別版の悪行が思い出されます。この戦闘シーンでは哀・戦士は流れず、あろうことか、EDロールでフラメンゴが飛び立つのどかなシーンで流すとは…。全然内容に合ってないでしょうが!
Ⅲ
カイの覚醒とセイラの悟り。
カイ「ミハル…俺はもう悲しまないぜ!お前のような人をこれ以上増やさない為に俺は闘う!」
セイラ「慣れて行くのね…自分でもわかる…」
アムロもカイもセイラも、ホワイトベースのクルー全員、最初に比べて圧倒的に成長しているんですよね。
ただなんとなく強くなりましたと言うことではなく、アムロはシャアとの戦い、母との離別、父との再会、ララァとのでき事。
カイはミハルとの出会いと別れ。
ハヤトは自分の弱さの認識。
セイラは兄との立場の違い。
ブライトは艦長としての責任感やミライとの関係。
フラウはアムロと気持ちが離れていきハヤトを思う気持ち。
ミライはブライト、カムラン、スレッガーで揺れる気持ち。
カツ、レツ、キッカは自分で選んだ厳しい道。
こういうでき事があったから強くなっているというように、物語として実に筋が通っているんですよね。だからこそ登場人物が強くなっていくのを見るとグッと来るわけです。
アムロとシャアの最終決戦。
NT同士の派手で華やかなメインの戦いの横で、なすすべも無く翻弄されていく一兵卒の無力さ、悲しさも描いてますよね。「か母さ~ん」「マリアー」しかり、二人の戦闘やホワイトベース周辺の戦いの流れ弾に逃げ回る兵士とか。勿論戦争なんて知りませんが、戦争は厳しいなと。
しかし30年以上たっても、何回見ても凄まじく面白い…。思い出補正があると思うので、初見の人がどう感じるかはわかりませんが…。
改めて映画の面白さの要素って何だろう。技術の進歩、最新技術の投入、グラフィックの美麗化、売れる映画の要素を分析するマーケティング、専門分野の人材育成、等々、面白さと関係あるんだろうか、等々考えさせられます。
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