目次
あらすじ
マ・クベの罠にかかり、ホワイトベースは不時着した。不安な面持ちで補給を待つミライに対し、ブライトは艦長代理を正式に依頼する。ヨーロッパ前線基地に到着したレビル将軍はホワイトベースを高く評価し、エンジン修理とガンダムのパワーアップ用メカ“Gファイター”を送り届けることをマチルダに指示するが…。
見どころ
- レビル将軍ようやく初登場
- 白い悪魔になりつつあるアムロ
初登場人物
連邦軍
- レビル
- エルラン
ジオン軍
- クリンク
- ベイブ
- マーチ
死亡登場人物
ジオン軍
- クリンク(カイのガンキャノンに砲撃されて墜落)
- ベイブ(ガンダムのビームサーベルで爆死)
- マーチ(ガンダムのビームサーベルにコックピットを貫かれ死亡)
初登場メカ
連邦軍
- ビッグトレー
- 61式戦車
- Gファイター
ジオン軍
- ドダイ
はじめに
今回は、レビル将軍から送られるミデアがジオンに襲われるのですが、それを察知したホワイトベースが救援に駆けつけ、ジオンと戦闘をする話です。Gファイターなんて地味な新兵器も出てきます。
放送内容
修理中のホワイトベース
前回のマ・クベ部隊との戦闘により不時着したホワイトベース。クルーが一生懸命修理するのですが、結構サボっている人が…。トランプなんかしている人もいましたし、なによりカイが紙飛行機を飛ばして遊んでいました。
ドダイ登場
今回は、MSの空中戦を支援するためのジオンの新兵器ドダイが登場しました。このドダイと言う名前…ハイそうです。土台から取っています…。設定上の連邦の戦闘機トリアーエズと言い適当な名前が結構ありますね。
このドダイは、作中この1話にしか出てこない貴重な兵器です。1stガンダムではここでしか出てこないのですが、Zガンダムではなくてはならない重要な兵器になりました。
正式にミライが艦長代理に
前回、ブライトが倒れたことにより、急遽艦長代理になっていたミライですが、今回はブライトからの正式な要請により、ミライが艦長代理となることに決まりました。前回程酷い指揮官ぶりではなく、ある程度面目躍如はしたのですが、それでも何故かセイラが重要なアドバイスや最終決定を下すことが多く…。なら素直にセイラが艦長代理でも良いのになと…。
命を単なる数字と捉え始めたアムロ
MSを1機撃破すれば、当然人間1人を殺すことになるのですが、アムロは今回MSを撃破することを数字で数えていました。その度に人が死んでいるのに…。のちにジオンからは白い悪魔と呼ばれ るのですが、そりゃ当然だな…と。
Gファイター
ミデアから物資がホワイトベースに届けられたのですが、その中にMS支援戦闘機のGファイターがありました。
また、今回新しく登場したメカでは、このGファイター、前述もしたドダイに加え、レビル将軍の乗る大型戦車ビッグトレーと61式戦車も初お目見え。
61式戦車はガンダムオリジナル兵器で、砲塔の数を見れば分かるように、自衛隊にあった現実の61式戦車とは別物です。ガンダムオリジナルのこの61式戦車は砲塔が2つ。現実にある自衛隊の61式戦車は砲塔が1つです。
ガンダムオリジナルのこの61式戦車の名前の由来は、宇宙世紀0061年に制式採用されたからで、自衛隊の61式戦車は1961年に制式採用されたからです。ちなみに現実にある61式戦車は2000年に全車退役しています。
61式戦車に話が逸れましたが、このGファイターは形状(何とドッキングしているか)によっていくつか呼び方が変わり複雑です。
- 中身に何もない場合は、基本的な呼び名であるこのGファイター
- ガンダムが入ってるときはGアーマー
- ガンダム上半身とコア・ファイターが入っていて、Gファイター前部パーツのみがある場合はGブル
- ガンダム上半身のみ入っていて、Gファイター前部パーツのみがある場合はGブルイージー
- ガンダム下半身とコア・ファイターが入っていて、Gファイター後部パーツのみがある場合はGスカイ
- コア・ファイターのみ入っていて、Gファイター後部パーツのみがある場合はGスカイイージー
- ガンダムが入っていて、Gファイター後部パーツのみがある場合はガンダムMAモード
複雑です…。
補給
今回、やっとほぼ孤立無援だったホワイトベースが救援物資を受け取っていましたが、直接総大将のレビルとやり取りできるのに驚きました。よっぽどレビルはホワイトベースを気に掛けているのか…。
ちなみにこの回、やっと連邦総大将のレビル将軍が初登場しましたが、その席で連邦最大の裏切り者エルランと、前回も出てきた連絡係のジュダックがいました。エルランも今回初登場です。
ミデア襲われる
ミデアが襲われたことにより、救援物資を受け取りたいホワイトベースは援軍を送るのですが、ミデアって毎回襲われてますね。ただこれは前述もしたように、エルランとジュダックにより、ジオンに作戦が筒抜けだからです。ホワイトベースへこの救援物資を送ることを、まさにこの2人の前で話していましたからね。
そしてここでもセイラ独断の指示が…。ミライはコア・ファイターを全機発進させると、動けないホワイトベースが攻撃されたらひとたまりもないとのことで止めようとするのですが、セイラは独断でコア・ファイター、ガンペリー、ガンペリーにガンダムパーツ、そしてガンキャノンの出撃を指示。艦長代理のミライの指示を完全無視です。そしてミライも「いいでしょう…」と。前回よりはまともに指揮はできているのですが、やはりミライに指揮艦は無理ですね…。
ちなみに、何故コア・ファイターとガンペリーにガンダムパーツと分けてで出撃したかはおそらく理由があります。ミデアが襲われていたところはホワイトベースから180kmの距離なので、ガンダムで走って180kmを移動するわけにもいかず…と言うことだと思います。ただガンキャノンはそのまま出撃なんですよね。ガンキャノンは180kmの距離を走っているんです。その割にはコア・ファイターで出たアムロたちから少し遅れる程度で到着していましたし…。
前回、ドップの巡航速度がマッハ5だと判明しましたが、ドップよりおそらく性能が高いコア・ファイターは、そのドップのマッハ5より速いはず。となるとガンキャノンの走るスピードもそれに近く、少なくともマッハは超える速さで走ったことに…。
少し計算してみると、マッハ1はおおよそ1224kmです。マッハは「音速」なので、気温や気圧が関係し一概には言えないのですが、一般的には1224kmで計算します。これを元に考えると、コア・ファイターがドップと同じくマッハ5が巡航速度だとして、マッハ5は時速だと6120km。180kmの距離を移動するのに掛かる時間は、「(180km÷6120km/h)×60分≓1.7分」となり、1分42秒で到着することになります。
180kmがどれくらいの距離かと言うと、東京の新宿から静岡県静岡市くらいの距離です。これが約176km。コア・ファイター(マッハ5だとして)だとこの距離を1分47秒で移動できるんですね。
横道に少し逸れましたが、そしてまた販促と言われるガンダムの空中換装ですよ。
総評
今回はホワイトベースの新兵器としてGアーマーが登場しましたが…正直微妙ですね。子供的には格好良い新MSを期待すると思うのですが、大きなコア・ファイターのような兵器が来ただけですからね。少なくともプラモ購入意欲が湧くような代物ではないのかなと思います。
こんな人にお勧め
- ロボットアニメが好きな人
- 戦争アニメが好きな人
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