目次
特徴
- 128GBの大容量
- 安い
長所と短所
- ○128GBの大容量
- ○安い
- △聞き慣れないメーカー
はじめに
今回、タブレット用に128GBのSDカード(SDXC)を購入しました。SDカードはもはやスマホやタブレットのモバイル端末では必須ですね。
私が使用しているタブレットは、ZenPad S8.0ですが、先に結論を書くとこのタブレットで問題なく使え、きちんと128GBを認識しました。また、ファイル形式はexFATなのでFAT32のような4GB制限はありません。4GB以上のファイルをスマホやタブレットでそんなに使うのかと言われれば否なのですが、備えあれば憂いなしとも言いますし、いざ使いたくなったときに使えませんでしたではたまりませんからね。また、4k2k動画が撮影できるような機種も出始めましたし、私の場合ライブBDなんかも見るので、大容量SDカードや4GB以上のファイルを扱えるexFATはあって困る物ではありません。
アップル製品のiPhoneやiPadではSDカードが使えないことが、私がAndroid端末を選ぶ理由の一つになっています。どうもアップルのモバイル端末の設計思想は、SDカードをハードウェア的に付けるより、常時通信してクラウドでデータ保存とのことらしいのですが、格安SIM(MVNO)が流行っている現状を考えると、いささか先を行きすぎた設計思想かなと思います。誰しもが外で高速通信をできる環境はまだまだ整っていませんからね。
また、長いことパソコンを使っている者としては拡張性にこだわってしまいます。「後のことを考えた場合これがあった方が良いな」、「先のことを考えるとあれが無いと困るのでは」というように、『この先のこと』を考えてしまうんです。今のモバイル端末の製品サイクルだと、このようなことは考えなくて良いのかも知れませんが、今までの経験で付いてしまった思考はそう変えられません。
と言うことで、今回はモバイル端末用に大容量のSDカードを購入しました。
本当は64GBでも足りていた
実を言うと容量的には私が扱うデータだと、64GBのSDカードで足りていました。しかし今までのSDカード64GB運用の場合、本体のストレージに音楽を入れ、SDカードに動画とラジオと本を入れていました。データが分散されてしまうんです。どうもこれが気持ち悪くて…というのが今回128GBのSDカードを購入した理由です。実際に11月にZenPadと供に64GBのSDカードを購入していました。今回はさらなる利便性を求めてってことになります。
実際、中身のデータを削除したり新しい物を追加したりと弄る場合、フォルダ間をあっちに行ったりこっちに行ったり移動しなければならず、これが結構面倒でした。毎日するような作業ではないので、我慢しようと思えばできるのですが、結果的にはデータ管理が一元的にできるようになってスッキリしました。
聞き慣れないメーカー
今回購入したSDカードのメーカーは『SUPER TALENT』というところで、パソコン好きの私も聞き慣れないメーカーです。近年パソコンパーツ、周辺機器を作るメーカーは、中国を中心に多数新規参入してくるので、また中国メーカーかなと思ったらアメリカのメーカーでした。先日購入したMpowのイヤホンもそうでしたが、アメリカの小さい会社がパソコン関連の物を最近作るようになっているのでしょうか。
このSUPER TALENTはSDカードの他にもUSBメモリも作っていて、メモリ関連に強いみたいです。そういえばUSBメモリで名前を聞いたことがあることをを思い出しました。
聞き慣れないメーカーの128GBSDカードであり、大容量クラスでは最安値だったので、ノーブランドのつもりである程度失敗覚悟で購入したのですが、使用してみると全く問題なく使え、後述しますが東芝やSanDiskなどの、この分野では一日の長があるメーカーと遜色がない能力でした。
パッケージもしっかり日本語表記で、オマケとしてSDカードアダプタが付属していました。まあSDカードアダプタは100円ショップのダイソーでも売っていて、マトモに使用できるのでそれで問題ないんですけどね。本当の意味でオマケですね。ただデジカメなんかはマイクロSDカードには対応していない場合がほとんどなので、あって困る物でもありません。
実際にスペックを計ってみた
さて、実際はどれくらいの性能なのか、そして他メーカーとの差が気になるので実際に速度を測定してみました。
まずは定評のある東芝製の64GBSDカードの測定結果が下図の左。そしてこちらもメモリ関連では定評のある64GBのSanDiskの測定結果が下図右です。この辺りの数値が、一般的に信頼できるSDカードの数値だと思って差し支えはありません。
そして今回買った新進メーカーのSUPER TALENTの結果は下図の通りです。
小さいファイルの書き込みに関してはちょっと苦手といった感じです。簡単に言うと、例えば50KBのJPEGファイルなんかを100個200個とこのSDカードに書き込み(移動したりコピー)すると、ちょっと遅いですよということです。ただ、実際に細かいファイルを多数書き込んでみましたが、特に遅くてイライラなんてことはありませんでした。それ以外の数値では、なんと東芝やSanDsikと同等かそれ以上との結果に。128GBがこの値段で買えてこのスピードなら何も不満はありません。
参考までに私が使用しているHDDとSSDの速度を載せておきます。左がHDD、右がSSDです。さすがにこれらと比べるのは酷ですね。ちょっと意外だったのは、SDカードよりHDDの方が細かいファイルの書き込み苦手なんですね。私のHDDが酷使しすぎてボロボロなのかも知れませんが…。まあそれにしても細かいファイルの書き込みでHDDの速度に不満がなければ、このSUPER TALENTのSDカードも問題ないと思います。
ちなみに、このSDカードは最初からexFATで初期化されていました。スマホやタブレットは基本的にexFAT形式を取り扱うので、スマホやタブレットにこのSDカードを挿入すればそのまますぐに使えます。ただSDXCを扱うモバイル端末でも、FAT32形式しか受け付けない変態仕様もあるので、使う端末はどうなのか確認してください。
総評
聞き慣れないメーカーで128GBのSDカードでは最安値だったので不安でしたが、当然のように認識し、そしてスピードも問題なく快適に使えました。
64GBのSDカードでも内部ストレージと合わせて使えば容量的には問題なく使えていたのですが、データが分散して管理が面倒でした。そこで今回この128GBの大容量SDカードを購入して、パソコンと連携するデータはこの一カ所にまとめたのですが、データ管理が圧倒的に楽になりました。
追記:安価な126GBのSDカード3種類を比較してみた
128GBのSDカード、『SUPER TALENT』、『HI DISC』、『gigastone』3種類の計測比較を追加しました。
こんな人にお勧め
- 128GBの大容量SDカードが欲しい人
- 128GBのSDカードで最安値が欲しい人
- メーカーに拘りがない人
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