8時間の音楽再生が可能なイヤホン「Magneto Bluetooth4.1 スポーツイヤホン/Mpow」レビュー【PR】 評価はまだありません

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特徴

  • 8時間のロングライフバッテリー
  • マグネットによる再生、一時停止
  • aptXによるCD音質並の音楽再生
  • CVC6.0のノイズキャンセリング機能

 

長所と短所

  • ○8時間のロングライフバッテリー
  • ○マグネットによる再生、一時停止
  • ○aptXによるCD音質並の音楽再生
  • ○CVC6.0のノイズキャンセリング機能
  • ○安い
  • ×ケーブルの擦れる音が乗る
  • ×アナウンスの声が大きい

 

はじめに

今まで使っていた片耳イヤホンのバッファローのBSHSBE23がお亡くなりになりました。数ヶ月前に部屋で落としてバキッと踏みつけ、電源ボタンのクリック感がなくなり、だましだまし使っていたのですが、それももう限界に達したようで、遂に電源ボタンが入らなくなりました。そこで新しいイヤホンを購入しようと探していたのですが、やっとこれかなと思えるイヤホンを見つけて購入しました。

 

 

バッファローのBSHSBE23は良い機種でした。片耳イヤホンのカナル型で指で摘まめるほどの大きさであり、バッテリーも6時間くらい持ちました。価格と品質のバランスを考えると、片耳イヤホンのカナル型では個人的にナンバーワンだと思っています。それだけにこのイヤホンが壊れたのはやっちまったな感満載でした。

 

開封

化粧箱はシンプルな箱…というか段ボールです。ずいぶん簡易包装ですね。まあ箱マニアではないですし3千円弱の物なので良いんですけどね。

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また、今回今まで見たことのない箱で送られてきてビックリしました。どうもこれはAmazonで始まるAmazonパントリーという食品の配達が始まるのでそのキャンペーンみたいです。まんまと検索してしまいました。Amazonの思うつぼですね。

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箱の中身はイヤホンと同梱物、説明書が入っていました。同梱物はイヤホンと充電ケーブル、大中小のイヤーピース、大中小のインナーイヤーフックでした。私はインナーイヤ-フックを使わず使用していますがしっかりと装着できています。また、説明書は潔いくらい日本語は一切ありませんでした。

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両耳イヤホンに宗旨替え

実はこのバッファローのBSHSBE23のあとに、SoundpeatsのQY7を使っていました。しかし購入後すぐにパンツのポケットに入れたまま洗濯してしまうという、古典的なミスをやって壊してしまいました。その後はバッファローのBSHSBE23に戻していたのですが、今回も片耳イヤホンにするか、両耳イヤホンにするか悩んだのですが、この記事を書いていることでおわかりの通り、両耳イヤホンを選びました。

 

 

本当はコードがなく、指先で摘まむだけの片耳イヤホンを今回も購入しようと考えていました。私はカナル型のイヤホンのフィット感や遮音性が好きです。以前耳掛け型を買ったとき、耳に浮いている感じの掛け心地に耐えられず、数日で売ってしまいました。となると、カナル型+片耳イヤホンを探すことになるのですが、どうも希少種らしく今はあまりないんです。種類が極端に少ないので、そうなると自分好みのものが見つかる確率も減り…。結局片耳イヤホンのカナル型で私の条件に合うものは見つかりませんでした。

【条件】

  • 片耳イヤホン
  • カナル型
  • バッテリーが音楽再生で最低5時間は持つ
  • バッファローのBSHSBE23、それより前につかっていた18以外

 

条件は以上のような感じだったのですが、片耳イヤホンのカナル型はあるものの、バッテリー持ちが4時間から4時間30分くらいのものが多く、私の購入条件を満たしているものがなかななかありませんでした。片耳イヤホンは本体が片耳分しかないため、バッテリーを多く搭載するのは難しい構造なのは分かっていたのですが、新しい機種もあまり多く発売されておらず、片耳イヤホンの世界は耳掛け型が多くなっているみたいです。カナル型派の私としては頭が痛い限りでした。

 

ちなみに良い機種だと散々褒めていたバッファローのBSHSBE23を何故除外するかというと…同じものを買うのはつまらないからです。同じものだとこうやってレビューできないというのもあります。本末転倒な気はしますが…。まあレビュー云々はともかく、やはりお金を出して同じ物を買って『現状維持』ってなんか損した感じしません?レンタルビデオで延滞料金を払うようなあの感覚。なにも新たなものを得ていないのにお金だけ出て行ってしまう残念感。

 

aptXが凄い!

今回この両耳イヤホンを購入し、片耳と両耳イヤホンの違いや、特徴であるマグネットのことを多く書こうと思っていました…が、aptXが凄いんです。ちなみにaptXとは…。

 

 

Bluetooth®でCDクオリティの高音質オーディオを実現するaptX®コーデックは、音楽業界、公共放送局および映画製作会社の間では長年にわたって使用されています。

Bluetooth®には利用できる帯域幅に制限があるため、高音質なオーディオの再生には適切ではないこともあります。

しかしながら、aptX®はビット レートを大幅に低減することで低遅延で高いオーディオクオリティを可能にし、Bluetooth®のリスニング体験を全く新しいものにしました。

aptX®の採用により、いつでも、どこでもCDクオリティの高音質なワイヤレス サウンドをお楽しみいただけます。

 

aptXの技術自体は、多くの機器に搭載され普及してきたのは近年になってからのようです。簡単に言うとCD並の音質を無線のBluetoothで聞けて、更に遅延がほとんどない技術です。まあ遅延については個々の環境にもよるのですが…。

 

今回このaptX対応イヤホンを購入して驚いたというか感動したのはその音質の良さです。もはや有線のヘッドフォンと変わらないじゃないですか…。私の安い耳にはコンポで聴いたCDと全く変わらない音質に聞こえます。ただ断っておきたいのは、私は今まで片耳イヤホンで音楽を聴いても特に不満なく聞けるような安い耳なので、音楽に拘りが凄くあるとか、それこそそれを職業にしているような人が聞いてどう感じるかは…断言できません。ただ逆に言えば、片耳イヤホンで満足しているような人や音質にそれほど拘りのない人なら、aptX対応イヤホンを使うとここまで音質が良くなる技術が来ていたのかと感動するのではないでしょうか。

 

言葉で詳しく説明するのは難しいのですが、音楽に乗っているノイズやシャリシャリとした音楽とは『他の音』が一切なくなり、完璧にクリアになった感じです。音楽が非常に透き通って聞こえます。

 

実際今購入してすぐなので、試し聞きでちょっと聞くつもりだったのが、すでに2時間も音楽聴いています。無線でここまでの音質なら一般人は十中八九満足すると思います。注意点としては、当然ですがBluetoothの発信器もaptXに対応していなければ、aptXの機能は有効になりません。Bluetoothの発信器とはスマホやタブレット、パソコンなどです。

 

そこで試しにパソコンに刺しているaptX非対応のBluetooth発信器から音楽を聴いてみましたが、安い耳の私にも分かるくらい音質が違います。aptX対応ではまさにCD並の音質で、aptX非対応の方では凄く頑張っているAMラジオって感じです。別にaptX非対応でも今までは問題なく聞けていたんですけどね。aptXの音質を聞いてしまうと、aptX非対応の音質はこう聞こえてしまいました。

 

ちなみにaptXで接続すると、タブレットの方で『aptXを使用しています』とのメッセージが出ました。aptXに力入れてるみたいですね。

 

紛らわしいノイズキャンセリングCVC 6.0

このイヤホンはCVC 6.0のノイズキャンセリングがありますよと謳っているのですが、おそらくこれをよく知らない人が見たら、音楽を聴く際のノイズキャンセリングだと思いますよね。しかし本当はこれ、『喋るときのノイズキャンセリング』なんです。喋るときに周囲の騒音を打ち消し、クリアな音で相手に聞こえるようにする機能。これがCVC 6.0のノイズキャンセリング機能です。CVCと略さずに書くと『Clear voice capture』です。こう書くとどのような機能か一目瞭然ですね。

 

音楽を聴く際に周囲の騒音を打ち消してくれるノイズキャンセリングはこのイヤホンに付いていません。しかしだからといって周囲の騒音が聞こえて邪魔かといえばそんなこともありあません。カナル型でしっかり耳の穴にはまり密閉されるので、ソフトウェアのノイズキャンセリングがなくても、ハードウェアの構造部分で周囲の騒音をシャットダウンしてくれるので、音楽への没入感は凄く高いです。

 

遮音性と指向性

音楽への没入感はのちに譲るとして音の指向性について。

 

今まで5台ほどカナル型のイヤホンを使ってきたのですが、このイヤホンは音の指向性がピンポイントです。どういうことかというと、音の出る部分が先端部分の数ミリの穴部分『だけ』なんです。この小さい穴を指で軽く塞ぐと、大きな音量で音楽を流していても一切音が漏れ聞こえなくなります。つまりこれがどういうことかというと、耳の一番奥に入るこの先端の数ミリの穴からしか音が出ていないので、大きな音量で音楽を聴いても周囲に音漏れしづらいんです。電車の中や人混みで音漏れが気になる人には嬉しい構造なのではないでしょうか。

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これだけ極端な指向性は今まで5台ほど購入したイヤホンで初めてのことです。今まではイヤーピースの周りからも音が漏れ出ていて、指で結構な範囲を塞いでも音が漏れていたのですが、このイヤホンは先端数ミリの穴を指で軽く塞ぐだけで一切音が聞こえなくなるので驚きました。ただし、どれだけ音が漏れるかは、その人の耳の形状や填め方、音量によると思うので、気になる人は自分で確認したり、他の人にチェックして貰ってください。

 

ちなみに、イヤーピースをイヤホンに填めるときキツキツです。両手で一生懸命に穴を広げたりグニグニしないと填まりません。これだけガッチリ密着することも、このイヤホンの遮音性の高さや指向性に関係あるのかも知れません。

 

バッテリーがどれくらい持つのか実験

さて、恒例のバッテリー持ちの実験です。果たしてメーカーの公称値や仕様と同じ性能があるのか、実際に実験して数値を出すのが大好きです。意地悪でやっているわけではないのですが、購入したものをこれから使う上で、『実測値』を知っているのと、メーカー公称値からだいたいこれくらいだろうなと想像しながら使うのでは、安心感がまるで違うと思っています。そんなわけで早速実験です。

 

【実験環境】

  • 再生端末:ASUS ZenPad S 8.0で再生
  • 再生環境:端末標準の音楽再生ソフト
  • 再生音楽:MP3の192kbps
  • 端末音量:半分
  • イヤホン音量:半分

 

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さて、この結果ですが…朝8時26分に音楽再生をスタートさせ実験を始め、なんと夜の18時48分まで持ちました。つまり10時間22分持ったことになります。メーカー公称値より実に2時間22分も長く持ちました。メーカー公称値より良い数値げ出るのは珍しいです。8時間の音楽再生が可能というロングライフバッテリーが売りのイヤホンですが、その売り文句に偽りはありませんでした。

 

7時間を過ぎた辺りからもうそろそろバッテリーが切れると思い、両耳にイヤホンを付け、警告音やLEDの確認を行っていたのですが、いつまでたっても終わらずどうなっているんだと思ってしまいました。18時20分頃に「バッテリーロウ」とのアナウンスが流れたので、バッテリーの残り30分辺りでバッテリー切れの警告アナウンスが流れるようです。そこから最初を含め5回「バッテリーロウ」とのアナウンスが流れたあと、「パワーオフ」とのアナウンスがされてバッテリーが切れました。この「バッテリーロウ」のアナウンスは最後の方は2分ごとだったので、だんだんと警告アナウンスが短くなっていくようです。また、LEDの色はこの「バッテリーロウ」とのアナウンスが流れると同時に白色から赤色に変わり、LEDでもバッテリーがもうすぐなくなることがわかるようになっています。

 

一つ気になった点としてはアナウンスの声が大きいことです。バッテリーの実験終盤に、バッテリー切れが中々起こらないのでベッドで横になってウトウトしていたのですが、「バッテリーロウ」の声が大きくてビックリしました。ここはこのイヤホン唯一の欠点かも知れません。音楽にかき消されてアナウンスの声が聞こえなかったら仕方がないので、敢えて大きい声にしているのでしょうけどね。

 

また、充電時間ですが、パソコンのUSBポートに繋いだ場合、1時間50分で充電完了。電源コンセントから電源を取り、2.4Aの急速充電した場合は1時間30分で充電が完了しました。ちなみに充電中は赤いLEDが独立コントローラーで光り、充電が完了するとLEDの色が白に変わります。

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しかし正直ここまでバッテリーが持つとは予想外でした。このようなメーカー公称値は理想的な環境で実験された数値であることが多く、大抵日常生活の中で使うと7,8割になるんですけどね。再生する音楽の音質や音量によってバッテリー持ち時間は変わるとは思いますが、それにしてもここまで大幅にメーカー公称値を超えるとは…。過去のイヤホンでも同じような実験をしたことがあるのですが、3,40分メーカー公称値より長いなんてことはあったので、今回も良くてその程度かなと思っていました。ところが実際に実験をしてみたら、メーカー公称値よりも2時間22分長くなるという…。

 

全てのイヤホンの仕様やレビューに目を通したわけではありませんが、このタイプのワイヤレスイヤホンでは今のところバッテリー持ち最強なのではないでしょうか。仮に通勤の片道1時間このイヤホンで音楽を聴いても5日に1回の充電で良いことになります。まあ実際はここに待機時間が加わるので、おそらく4日に1回の充電あたりに落ち着くとは思いますが、それでも一般的にイヤホンは毎日充電しなければならないものが多いので、飛躍的な利便性の向上になると思います。

 

最後にまとめると以下のようになりました。

 

  • 音楽再生可能時間→10時間22分
  • 急速充電時間→1時間30分
  • PC充電時間→1時間55分

 

電波強度

音質、バッテリーの次に気になるのはやはり電波強度です。こちらも実験してみました。

 

結論から書くと、バッファローのBSHSBE23よりも電波強度は強かったです。バッファローのBSHSBE23では、家の中で壁2枚を挟んだ8mの距離だと断続的にプツプツ音が切れ、イヤホンを手の平で覆うと一切聞こえなくなったのですが、このイヤホンは同条件で体勢によってプツッと一瞬切れることがある程度で、聞くに堪えられるくらいは繋がっていました。また、その距離の状況で耳を手で覆っても完全に音が遮断されることはなく、こちらもプツプツ切れたり繋がったりしたので、やはり以前使っていたバッファローのBSHSBE23の電波強度より強いようです。ただこれは、Bluetooth機器の記事で毎回書きますが、Bluetooth機器は『発信器と受信機でひとつ』です。発信器とはスマホだったりタブレットだったりPCのUSBドングルだったり。そして受信機はこのようなイヤホンですね。Amazonのレビューでも散見するのですが、それは発信器が問題あるんじゃないか?というような状況でも、受信機の方を一方的に悪者にしている場合があり、う~んと思うことがあります。勿論本当に受信機であるイヤホンが悪い場合もあるので、この辺りBluetooth機器の評価が難しいところでもあります。

 

装着感

装着感は良いと思います。初期付属のイヤーピースのままでズボッと耳穴に入り、首を振っても一切取れませんでした。ただカナル型の宿命で、取れないように力一杯入れてしまうと、長時間音楽を聴いていると耳が痛くなってきます。そこはある程度優しく装着してあげることが大事です。しかしそれでも軽く入れるだけでもジョギング程度では取れそうにありません。

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また、カナル型の両耳イヤホンですから遮音性が高いので、聴いている音楽への没入感が非常に高いです。一方で外界の音がかなり遮断されてしまうため、車や近くの人にぶつかったりりしないように気をつけた方が良いでしょう。遮音性が高く没入感が高いので小さい音量でもしっかり音楽を楽しめます。

 

ちなみに装着感とは違うのですが、充電の際にUSBを差し込む端子に、爪を引っ掛ける『出っ張り』があり、微妙なことですがこれは有り難いです。イヤホンのUSB端子は非常に小さいので、他のメーカーの場合、そこにゴムの蓋を被せるだけです。しかしそするとそのゴムの蓋を開けるのが大変なんです。爪を引っ掛ける小さい『くぼみ』が空いている場合が多いのですが、ほとんど役に立ちません。そんな小さいくぼみに入る爪なんて生えていませんから…。今回は逆の発想で爪を引っ掛ける出っ張りがありましたが、こちらの方が開けやすいですね。それでも完璧とはいえませんが、くぼみよりは遥に開けやすくて引っ掛けやすかったです。

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面白いマグネット機能

このイヤホンには面白い機能が付いています。その機能とはイヤホンの外側に磁石が着いていて、イヤホンの背中同士をマグネットで吸着させると音楽が一時停止することです。最初はこんな機能いるのかなと思ったのですが、日常生活では音楽を一時停止したり、イヤホンを一時外すことって多いんですよね。例えば私の場合、スーパーで買い物をするときのレジ。知り合いに偶然会ったときの挨拶や立ち話なんかもそうです。また、電車に乗っているときの場内アナウンスなんかもそうです。このような場合、今までは音楽を流しっぱなしにしたまま耳から外していたと思うのですが、このマグネット機能を使うとスマホの方で操作をしなくても勝手に音楽が停止し、そしてネックレスのような状態になるので、イヤホンを落としたりケーブルが絡まってしまうことがありません。

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ただ実験してみたところ、3つの音楽アプリで一時停止後の再生はその曲の最初からになってしまいました。アプリの方はレジューム機能有効にしているんですけどね。4,5分の音楽の場合は問題ないのですが、私は録音したラジオを聞くこともよくあるので、その場合100分まで聞いたところでマグネット機能を使ってしまうとまた最初からの再生に…。まあ別にマグネット機能は絶対に使わなければならないものではないので、そういう場合はただぶら下げておけば良いんですけどね。

 

ちなみにマグネット機能のない下位機種も発売していますが、Amazonで約2300円です。一方、このマグネット付きイヤホンは約3000円です。この約700円の差をどう考えるかですね。700円にこのマグネットの価値があると思うのかないと思うのか。それほど大した値段の差ではないので、迷うならマグネット付きを買うことをお勧めします。

 

説明書に日本語はなし

ここまで主に良いところを書いてきましたが、ここからは少し気になるところを書いていきます。

 

まずこのイヤホンには日本語の説明書がありません。英語の説明書がありますし簡単な英語なので、調べながら見ればなんとかなりますけどね。というかイヤホンの操作方法はメーカーが違ってもどれも同じなので、この辺はイヤホンを使ったことがある人にはなんでもないことです。ただこれが初めてのイヤホンだったら戸惑うかも知れませんので、一応操基本的な作方法を記載しておきます。

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  • 電源ボタン:長押し→電源のオン/オフ
  • 電源ボタン:更に長押し→ペアリング
  • 電源ボタン:短押し→通話の開始/終了
  • 電源ボタン&音量ボタン+:同時押し→ボイスダイヤル
  • 音量ボタン+:短推し→音量+
  • 音量ボタン-:短推し→音量-
  • 音量ボタン+:長押し→曲戻し
  • 音量ボタン-:長押し→曲送り

 

ちなみに音量ですが29段階でした。最小(ミュート)にしてから29回音量+ボタンを押すとMAX音量の警告音がピーッと鳴りました。また、音量のアップダウンではアナウンスがありません。アナウンスを補足すると、電源オン時に「パワーオン」、電源オフ時に「パワーオフ」、接続時に「コネクティッド」、切断時に「ディスコネクティッド」、バッテリー残量警告時に「バッテリーロウ」、ボイスダイヤル時に「ボイスダイヤル」と女性の声でアナウンスがされます。

 

以前使用していたバッファローのBSHSBE23では、音量の上げ下げ1目盛りごとに「ボリュームアップ/ダウン」と言われて鬱陶しかったので、ボリューム変更時にアナウンスが流れないのは良かったです。アナウンスがないと音量が変わったかどうかわからなくなるかとも思ったのですが、独立型の樹脂のコントローラーのため、頑丈そうで強く押しても壊れる様子はなく、『押したかどうか不安』ということもありません。力強く押せば確実に押せたことが分かりますからね。また、音量の目盛りは29段階のため、1目盛りで変わる音量なんてたかが知れているのため、何回か押すことが前提の音量変更になると思うので、1目盛り押せたか押せてないかは些末な問題です。

 

癖がある曲送りと曲戻し

さて…上の操作方法を見ていただければ分かりますが、このイヤホンは音量ボタン-の長押しで曲送りなんです。癖ありますねえ…。

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恐らくこれはミスではなく、耳にこのイヤホンを装着すると位置的に音量ボタン-が下に来るので、最も操作が多いであろう曲送りを手の届きやすい下にしたのだと思います。ユーザビリティを考えた設計通りのことだとは思うのですが、他のイヤホンは全て素直に音量+の長押しで曲送りなのでちょっと戸惑いますね。しかし確かに下に位置するボタンで曲送りの方が操作しやすいです。とはいってもマイナスが曲送りってのはどうも脳が混乱しますけどね。そこはマイナスとかプラス考えず、「下にあるボタンが曲送りだな」と覚えると良いでしょう。

 

コントローラーが独立している功罪

今回このイヤホンを購入する際に不安だったのは、コントローラーが一体型ではなく独立型だったことです。首に当たって邪魔じゃないか、気にならないかと心配だったのですが杞憂に終わりました。そもそも独立コントローラーは普通に装着する分には首に当たりません。浮いた形になります。

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操作感は手を動かす距離が短くなるので一体型より良いと思います。また、片耳イヤホンのコントローラー一体型の時は、音量ボタンを操作しようとして、ボイスダイヤルにしてしまったり、誤操作をすることがしばしばあったのですが、独立型で細長いコントローラーのため、ボタン同士の間隔もあって誤操作することがなくなりました。

 

ケーブルがこすれる音

これはこのイヤホンだけの問題ではなく、両耳イヤホン全ての問題なのですが、ケーブルがこすれる音がに耳に届きます。スリスリ、ジョリって音です。この部分は片耳イヤホンの方が有利です。別にこのイヤホンだけの問題ではないので別段不満でもないんですけどね。ただこのイヤホンの場合、ケーブルが平たいきしめんタイプの効果か、以前使っていたQY7よりもケーブルこすれノイズはだいぶ少なかったです。このあたりも各社色々工夫をして改善に向かっているようです。

 

総評

なによりこのイヤホンで驚いたのはaptXの音質の良さです。安い耳の私にはもはやCDをコンポから聞いている音質と違いが分かりません。まあ192kbpsのMP3で満足できる安い耳だってことを念頭に話半分に聞いておいてくれると助かるのですが…。ちなみにこのイヤホンのメーカー『Mpow』は、こういった廉価なパソコン、家電に中国メーカーが多くなってきた昨今、珍しくアメリカのメーカーです。

 

安い耳の私でもその音質の良さにちょっと感動したので、音質なんてどうでも良いと思ってる人にも良いイヤホンかも知れません。なにより8時間のロングライフバッテリーは良いですね。これだけバッテリーが持てば、余程のことでもない限り1日で切れることはないでしょう。それどころか片道1時間の通勤通学をしている人でも、丸4日充電しなくて良いことになりそうです。

 

追記

バッテリー持ちの実験で10時間22分だったことは前述しましたが、実際の生活で普通に使ってみるとどんな感じなのか、バッテリーが切れるまでやってみました。実際の生活では連続10時間以上再生する使い方ってまずありませんからね。普段の生活で使う場合、丸1日眠らせておく待機時間などが間に挟まるので、実験とはまた違った結果になるだろうと思ってのことです。

 

さて、どうなったかというと、以下のような感じになりました。

 

  1. 土曜日:合計2時間音楽を聴く
  2. 日曜日:合計1時間音楽を聴く
  3. 月曜日:合計2時間音楽を聴く
  4. 火曜日:使わず
  5. 水曜日:使わず
  6. 木曜日:合計4時間音楽を聴く→バッテリーが切れる

 

結果として、9時間の音楽聴取+5日間の待機となりました。

 

これも前述しましたが、予想通り毎日往復2時間の通勤を想定すると、4日間8時間充電なしで音楽を聴けるって感じですね。5日目は持たない感じかなと。十分すぎますね。

 

以上、実際の生活で待機時間を含めた実験結果でした。

 

こんな人にお勧め

  • ロングライフのバッテリーのイヤホンが欲しい人
  • マグネットで再生、一時停止できるイヤホンが欲しい人
  • aptXの高音質で聞きたい人

 

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