今回レビューするのは、MUSONさんのアクションカメラ『Ultra1』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
特徴
- 【4K・2000万画素の高画質】MUSON アクションカメラは4K(3840×2160)、1080P、720Pに対応して、綺麗な動画が手軽に撮れます。全体は63mm*27mm*45mmサイズの小型アクションカムですが、高感度センサーと1200万画素レンズの搭載により、4K動画だけではなく、20MP画素の写真もキャプチャできます。スポーツや旅行、パーティー等のアクティビティで大事な思い出をきちんと記録できます。
- 【防水40M】最新仕様ULTRA1の本体は防水性能が大幅にアップして、防水ケースを装着すると水深40メートルまで、水中カメラとしても使え、水中のシーンを美しい静止画で残せます。
- 【6軸EIS手ブレ補正機能&170度広角レンズ】スポーツ撮影に対して最も重要なEIS手振れ補正機能が搭載されます。手ぶれを抑え、映像の乱れを効果的に補正して、安定な映像を残すことが可能です。また、遠近感が強調される170度魚眼レンズを採用され、構図や被写体次第で様々な迫力のある写真を撮れます。
- 【様々な撮影モード&Wi-Fi機能】ループ録画/タイムラプス/スローモーション/連続撮影/タイマー、多様な撮影モードを選び、もっと独特な映像を撮影しましょう。それに、カメラのWi-Fi機能がオンにして、wifiと接続すると、スマホで「iSmart DV」アプリにてカメラを操作して撮影や写真/動画の共有も簡単です。
- 【十分なアクセサリー】リモコン*1個、1350mAhバッテリー2個、USBケーブルと各種取付アクセサリーが付属しており、ヘルメット、自撮り棒や車に取り付け、いろんなシーンで活用することが可能です。
長所と短所
- ○小型軽量でボディカメラに最適
- ○30M防水のハウジングケース付き
- ○操作や設定が簡単
- ◎4K撮影可能な高画質アクションカメラ
- ○リモコン付き
- ◎Wi-Fi接続が簡単
- ○バッテリー持ちが良い
- ◎ドライブレコーダーになる
外観
パッケージ外観
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
アクションカメラ。
アクセサリー類。
説明書。日本語ページあり。
動画
使用した感想
○小型軽量でボディカメラに最適
このアクションカメラ『Ultra1』は、一般的なアクションカメラと同じように小型軽量で扱いやすいです。ハウジングケースをしたままでも片手で握れるほどの小ささです。千円札や百円玉と比較してもいかに小さいかわかると思います。
ハウジングケース無しの素の状態で、幅約6cm×高さ約4cm×厚さ約2.5cm(レンズ込みだと3cm)。重さは電池を入れた状態で61.0gと超軽量。
頭や胴体、手首などに取り付けるボディカメラともいうジャンルなので、小さくて軽いことは必須条件ですが全てクリアしています。
○30M防水のハウジングケース付き
30M防水の透明ハウジングケースが付属しています。デフォルトの状態だと装着されており、基本的には地上で使用する際も、このハウジングケースを取り付けたまま使用することをお勧めします。というのも、防水だけではなく耐衝撃ケースにもなっており、落としたりボールが当たってもこのケースをしていれば平気だからです。
ハウジングケースをしたままでも押せるように、ケースそれ自体にボタンが付いています。
ハウジングケースをした状態だと、幅約7.5cm×高さ約8cm×厚さ約5cm(レンズ込みだと6cm)。重さは137.5g。ハウジングケースをした状態でも小さくて軽いのでボディカメラとして十分扱いやすいです。
以前、アクションカメラを使用していて、突然の雨で壊れたことがあるので、前述したように特別な理由がない限り、ハウジングケースを装着して使用した方が安全です。以前使用していた物はUSB端子類やSDカードスロットから雨が入って壊れたことがあります。
○操作や設定が簡単
操作や設定は一般的なアクションカメラと同じでわかりやすいです。
前面のMODEボタンを長押しして電源オン。電源が入ったらMODEボタン短押しで、動画撮影→静止画撮影→設定と遷移。設定画面にはビデオ再生、写真再生、ビデオ設定、写真設定、システム設定の5項目があり、右側面の上下ボタンで移動。設定したいアイコンになったら上の決定ボタンを押して入り、各項目を設定するとのもの。
ビデオ再生と写真設定は、このアクションカメラで撮影したビデオや写真を再生するモードです。ビデオ再生では早送りボタンがないので、本体でビデオをきちんと確認するのは面倒でした。
ビデオ設定の様子がこちらになります。縦に並んだ項目を右側面の上下ボタンで選択肢、設定したい部分で上の決定ボタンを押すだけです。
こちらは写真設定の様子になります。前述のビデオ設定とほぼ同じですね。
最後にシステム設定の様子。ちなみに、後述しますが、運転モードをオンにするとドラレコとしての使用もできます。
◎4K撮影可能な高画質アクションカメラ
このアクションカメラ『Ultra1』は4K撮影が可能です。4K撮影とはいっても、変わった解像度の物も少なくありません。しかし、こちらはオーソドックスな3840×2160なので、視聴するにしても編集するにしても楽ですし汎用性が高いです。
撮影できる解像度は下記の6種類になります。これらは設定から簡単に変更可能です。
- 4K(3840×2140)/60fps
- 4K(3840×2140)/30fps
- 1080P(1920×1080)/120fps
- 1080P(1920×1080)/60fps
- 1080P(1920×1080)/30fps
- 720P(1280×720)/240fps
4K撮影だと変わった解像度の他、スペックが追いつかなくて24fpsなんて物もあります。しかし、こちらは30fpsどころか4Kの60fps撮影まで可能でした。fps(フレームレート)とは1秒間に撮影される静止画枚数のことで、基本的に高ければ高いほど滑らかな動画になり、少ないとカクカクした動画になります。スポーツなど激しい動きを撮影する場合、フレームレートが多い方が良いです。一般的なTV放送だと30fpsで、アニメや映画は24fpsです。基本的には30fpsあればどんな撮影でも大丈夫です。
写真解像度は以下のようになります。
変わった機能としては歪み補正機能があります。アクションカメラはどれも超広角画像になるのですが、上下左右を広く撮影できる反面、左画像のように上下左右が半円状に歪みます。これはこれで迫力がある一人称映像になるので良いのですが、好まない方もいます。その場合、歪み補正機能をオンにすると、右のように全く歪みのない画像にすることができます。
実際にこのアクションカメラで撮影した様子です。動画にもアップしていますが、夜間でも十分明るく撮影してくれています。
明るい場所でももちろん問題なし。
文字も高精細で録画できていますね。
実際に使用してチェックしたところ画質に不満はありませんでした。非常に綺麗に撮影できます。
○リモコン付き
スマホでも操作できますが、その設定も面倒ならリモコンでの操作も可能です。付属に簡単なリモコンがあるので、アクションカメラの設定でリモコンをオンにすると、動画と写真の撮影と停止ができるようになります。
注意点としてはアクションカメラの設定でオンにすること。これをしないとリモコンが反応しません。また、できる操作は撮影と停止の2つのみです。ちなみに、防水性能も本体とは違ってありません。
その他特筆すべき付属品としては、専用の充電器があることが挙げられます。2つ同時充電可能です。バッテリーも2個付属しています。バッテリーが2個あると非常に便利です。現在使用しているバッテリーが切れたら、もう一方を入れて撮影続行。その撮影をしている間に、専用充電器で空になったバッテリーを充電。そして、今使っているバッテリーが空になったら…を繰り返すと延々撮影することができます。
使用するUSBケーブルはMicro Bです。車で充電しても良いですし、モバイルバッテリーを持って行って充電するのも良いでしょう。
◎Wi-Fi接続が簡単
Wi-Fiで接続してスマホから操作や撮影が可能です。必須なのはスマホと専用アプリなので、下記から『iSmart DV』をDLしてください。
まずはアクションカメラ右側面にある『上ボタン』を長押しします。すると画像のように内蔵のWi-Fiスポットが有効になります。
前述の画面を出した状態で、スマホのWi-Fi設定に入りスキャンします。すると画像のように『MUSON MAX 1_xxxxxx』というWi-Fiスポットが出てくるので選択して接続します。
接続が完了したらスマホアプリを起動。『新しいカメラを追加』を選択すると、このアクションカメラとスマホが接続されます。あとは接続されたと表示されたカメラを選択すると、スマホで録画や設定を操作できるようになります。
日本語がところどころおかしかったり英語のままのメニューもありますが、それほど項目は多くないので1つ1つ見ていけばわかります。解像度の変更なんかもスマホからできます。
スマホから操作できるのは便利ですね。設定はカメラ本体で行えば良いのですが、今現在撮影している画像をスマホで見られるのは非常に便利です。というのも、アクションカメラの性質上、胴体や頭に装着するので、今撮影している画像がどのような状況なのか見ることはできません。しかし、スマホで撮影している映像を見られるので、角度がおかしいなとか、余計な物が映っているなとかのチェックをリアルタイムでできるんです。
○バッテリー持ちが良い
バッテリー持ちは非常に良かったです。過去に使用したアクションカメラは、1050mAhだったり、1100mAhのバッテリーが多かったのですが、こちらは1350mAhとなっていました。このバッテリー容量が持ちが良い理由でしょうか。
4Kの30fpsで試したところ111分録画出来ました。この解像度だと70分くらいでもおかしくないので、やはりかなりバッテリーは持ちました。また、1080Pの30fpsで録画したところ144分録画出来ました。バッテリーは2個付属しているので、この録画時間×2が実働時間ですね。
基本的にどんなカメラでも、録画する対象物が暗く動きがなければ長く持ちますし、逆に明るく動きが多い物だと短くなります。参考までに捉えておいてください。
それにしても1080Pで144分は驚きました。1年くらい前のアクションカメラではどんなに長くて90分程度で、100分持つ物は見なかったんですけどね。
◎ドライブレコーダーになる
アクションカメラとしてだけではなく、ドライブレコーダーとしても機能します。しかも本家ドラレコと遜色ないくらいしっかりと使えます。
アクセサリー類に車のダッシュボードに取り付けられる粘着テープ付きのマウンターがあります。それで車に取り付けてください。また、アクションカメラで行う設定は2つのみになります。画像のようにビデオ設定でループ録画をオン。システム設定で運転モードをオン。これだけになります。
電源は車のシガーソケットから取ってください。シガーソケットに挿すUSB充電器があるので別途購入し、そこからUSBケーブルで電源を取ります。
- ダッシュボードの上に取り付ける
- アクションカメラの設定をドラレコモードにする(システム設定→運転モードオン、ビデオ設定→ループ録画オン)
- シガーソケットから電源を取る
挙動は以下のようになります。
- 車のエンジンを掛けると、アクションカメラの自動的電源が入って録画が始まる
- SDカードの容量がいっぱいになったら、古いファイルを削除して録画を続ける(ループ録画)
- 車のエンジンが止まったら、アクションカメラの録画が停止して電源がオフになる
本家ドラレコより良い点としては夏期のようになります。
- 安い
- 設置が簡単
- 高画質
1万円以下で4K撮影できるドラレコになりますからね。ドラレコではあり得ないです。
総評
1万円以下で4K撮影ができ、なおかつ60fpsなのでヌルヌルの滑らかな動画が撮影できます。録画される画質自体も安物にありがちなザラザラ感や、夜間や暗い場所での黒潰れも少なく、高画質といって差し支えないと思います。コスパは相当高いです。
スマホと連携し、操作、設定、今の画面のプレビューができるのも非常に便利でした。なにより接続が簡単だったところもポイントが高いです。
こんな人にお勧め
- 1万円以下の4Kアクションカメラが欲しい人
- 4Kの60fpsでヌルヌル動画を撮影したい人
- ドラレコにもなるアクションカメラが欲しい人
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