最高の娯楽映画「メン・イン・ブラック3」レビュー

このシリーズ実は大好きです。

 

何が好きって、まず(1)話が単純明快で、(2)頭を使わずに楽しめ、(3)映画らしい映画の娯楽映画だからです。

 

(1)はそのまま。主人公が正義で敵が悪者。基本構図はそれだけです。実に分かり易い。あいつはなんなんだ、あれは味方なのか、さっきのシーンはどういう意味があるのか。基本的にこういうことで悩む事はありません。勿論ストーリー上、引っ張る、思わせぶりな台詞というのはありますが、そういうのは別に自分で考えなくても、普通に見ていれば分かり易い答えを提示してくれます。

 

(2)も(1)と同じようなことですが、映画を見ながら考えたり悩まなくて良い。ただひたすら目の前で起こる出来事を追っていけば良いだけ。実に楽ちんです。

 

(3)は、鬱陶しい社会的メッセージや、芸術性を追求する映画が多い中、これは単純に観客を楽しませるための映画に徹してるということ。だから見ていて楽しい。単純な話です。

 

勿論こういった頭を使わない娯楽映画ばかりになったらなったで、こういう物にも飽きるのですが、昨今はこういう純粋な娯楽映画が少ない傾向にあるので、この手の大作は貴重です。

 

3の話をすると、今までのそういったMIBシリーズの基本コンセプト、作風を受け継いだ正当な続編ですね。続編はなんか前と違ってガッカリ、なんてこともありません。安心して見られる続編です。

 

タイムトラベルの話になったときは正直「今作は怪しいか?」と思ったのですが、何のことはなく今まで通りのMIBで面白かったです。で、まあこういうタイムトラベルの話で、なおかつ娯楽映画ですから、矛盾や変な所は結構あります。そこに鬼の首を取ったように本気で突っ込むような人は向かないかもしれません。「まあ映画だしそれはそれで」と、ある程度割り切って楽しめる人には最高の娯楽映画だと思います。

 

ただこのシリーズは毎度のことなので別に文句でも不満でもないのですが、重要なアイテムのそれが一体何なのか、何をする物なのか。具体的な説明は一切無し。まあ細かくトンデモ科学で説明されるよりは良いのかもしれませんけどね。

 

タイムトラベルならではの、タイムパラドックスを逆に利用した捻った話やオチ、ちょっと切ない話なんかも盛り込まれていて、タイムトラベル物としても結構楽しめました。勿論、タイムトラベルを主題にした映画と比べれば、遥かにタイムトラベル部分の作り込みは甘いですが、それでも非常にバランスの良い映画で、娯楽映画として楽しめ、なおかつタイムトラベル物ならではの切ない話なんかもあって、非常に面白い映画でした。

 

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