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漫画全話レビュー「めぞん一刻 第097話「深夜の面接」」

掲載情報

掲載雑誌
  • ビックコミックスピリッツ 1985年2月28日号

 

アニメでは

 

時系列と出来事
  • 1985年1月 五代裕作、八神部長と酒を飲む

 

この頃の出来事
  • 2月1日 – マンダムが「ギャツビー ヘアスタイリングフォーム」を発売。
  • 2月6日 – スティーブ・ウォズニアックが米アップルコンピュータを去る。
  • 2月13日 – 改正風俗営業法施行、正式名称変更。ノーパン喫茶が姿を消す
  • 2月16日 – 台湾、中華航空006便急降下事故。太平洋で墜落寸前になるも全員生還。
  • 2月16日 – イスラエル軍がレバノンからの撤退開始。
  • 2月20日 – ミノルタが世界初のAF一眼レフカメラ「α-7000」を発売。
  • 2月20日 – 本田技研工業が「クイント インテグラ」を発売。
  • 2月27日 – 元首相・田中角栄が脳梗塞で倒れ入院。以降、政治活動の一線から姿を消すことに。

 

あらすじ

五代君の就職をなんとかするまでは帰らないと宣言し、一刻館の五号室に籠城する八神。母親も説得しに来るのですが敢えなく撃沈。そんな中、八神部長は何を思ったのか、五代君の人柄を知りたく、自宅に呼び一緒にお酒を飲むのですが…。

 

 

みどころ

  • 八神の意地
  • 響子さんと八神の腹の探り合い

 

はじめに

今回は八神籠城から3日がたち、母親が説得するも敢えなく失敗。響子さんも五代君を部屋に泊めると八神を揺さぶったり、八神部長は五代君の人柄を知ろうとしたり、八神の周りで色々と動きがあります。八神のお陰で周りの人間が苦労しています。

 

八神の気持ちと状況

八神は籠城も3日目に突入していましたが、その間学校はどうしていたかと言うと…サボっていました。学校は3日も休むとかなり目立ちますからね。八神が五代君に突っ走っていたのはクラス中どころか担任も知っていたので、この頃には話題になっていたでしょう。その話はまた次回出てきます。そして生活費はと言うと、高校にこっそり行き、いつもの仲の良い友人に借りていました。

 

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五代君はと言えば、八神が籠城しているのは五号室なので、二階堂の家にこの3日ずっと泊めて貰っていた様子。二階堂は以前、八神がパジャマになって強引に泊まったときも、五代君が泊めてくれるよう頼んだことがありましたが、他人がいると寝られないとのことで断っていました。今回ばかりはどうにもならずに渋々泊めたのでしょう。

 

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しかし八神は高校に行き、自分の状況を友人に話しているシーンを見ても、やはり未だ恋に恋する自分にうっとりしているご様子。普通ここからスタンスは変わってゆくものなのですが、これが最後まで一貫するので八神は凄いのです。

 

八神母の太陽作戦も失敗

前回、父に反発して籠城を始めた八神ですが、今回は母親が一刻館に来訪し八神を説得していました。

 

とにかく帰ってこい、話し合いなど不要との厳しい父とは真逆に、八神ママは具体的な今後の話をし、かなり緩い条件を出して帰ってくるように説得するのですがこれも失敗。ちなみに八神ママが八神を説得した方法、そして提案した条件は以下の通りです。

 

  1. お母さんは味方だと伝える
  2. 五代君は良い人だと認める
  3. 今すぐというのはどうかと思う
  4. 高校は卒業しなさい
  5. 卒業したら(五代君との)縁談を進めましょう
  6. お父さんは説得してあげる

 

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ちなみに、この条件や説得方法は五代君に了解を得ておりません。八神ママとしては、1,2年たてば熱も冷めるだろうから、今取り敢えず引き離してしまえば問題解決との思惑でした。これでも折れない八神を見た八神ママは、八神部長に「本気で惚れている」と伝えていました。

 

余談ですが、この時八神ママは「少し時間がたてば熱が冷める」と言っていたのですが、実際は…ね。この部分もちょっとした伏線になっています。

 

響子さんの揺さぶり

八神部長、五代君、八神ママの3人の説得が駄目だったので、痺れを切らした響子さんが遂に動きます。響子さんは籠城する八神に向かい、出て行かないなら今夜自分の部屋に五代君を泊めると宣言。当然八神は五代君が響子さんを好きなことを知っているので、これには我慢が出来ず出てくると思ったのでしょう。そして当然これも五代君は置いてけぼり。何も話を聞いていない五代君は、突然降って沸いた話に感動していました。

 

響子さんから自分の部屋にどうぞなんて、以前あった大晦日のイベント以外無い話ですからね。あの時も朱美さんがいてこその話だったので、純粋に五代君だけを部屋に誘ったのはこの時が初めてでした。とは言え、八神を五号室から追い出す作戦でしかないので、五代君が期待するようなことは起こるはずもなく、また五代君の性格からして強引に…と言うのは無理でしょう。言葉にして部屋に誘われたこの事実がただ嬉しかったのでしょう。

 

ところで、響子さんににじり寄る「ぐびび」の独特の擬音がありましたが、このような高橋留美子さん独特の擬音は大好きです。よくこんな擬音の発想出るなと感心してしまいます。

 

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結局五代君は八神部長に誘われて八神家へ行き、そこで一晩過ごすことになるので、響子さんの部屋に泊まるどころか、一刻館にすら帰ってきませんでした。この時、響子さんの方にも八神の方にも五代君は現れないので、お互い相手の部屋にいるのではないかと腹の探り合いをしているのが面白いです。

 

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ちなみに、八神が登場した当初、響子さんは大人の余裕で八神のことなど眼中に無かったのですが、今ではすっかり八神と対抗し、そしてしっかりとムキになっています。この感情の変遷は面白いです。

 

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八神部長とお酒を酌み交わす

八神ママに八神が本気で五代君に惚れていると聞いた八神部長は、何を思ったのか突然五代君を拉致…もとい誘い、八神家でお酒を酌み交わすことに。娘が惚れた五代君とはどんな奴なのか単純に知りたくなったようです。

 

最終的には酔っていたとは言え、五代君の血液型やそこから導き出される娘との相性の話をしていたので、きちんと話し合えば結構上手くやっていけるのでは…。

 

おわりに

今回は籠城2回目の話でしたが、結局八神部長、五代君、八神ママ、響子さんの説得や工作に対しても八神は揺るぎがありませんでした。特に今回の八神ママの説得は、ほとんどの部分で八神の気持ちを認めているにも関わらず、それでも出てくることがなく、八神ママに「本気で惚れている」とまで言わしめていました。

 

冗談みたいな切っ掛けで五代君を好きになり、そして恋に恋する八神なのですが、それでも五代君を好きとの気持ちは本気なのです。それが私が八神と言うキャラを好きなひとつの理由でもあります。

 

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