目次
あらすじ
1987年07月01日放送。
前回罠にはまり、八神の家庭教師のバイトを受けることになった五代君。
一ヶ月のその家庭教師のバイトも終わりに近付き、最後の授業を八神の家ですることになるのですが、八神の両親は外出中で二人きりになってしまいます。
スカートの長さ
この当時の女子高生のスカートは長いですね。余裕で膝下数十センチあります。今は膝上当たり前ですからね。
しかしめぞん一刻の作風からす ると、このスカートの長さで良かったんです。今みたいにミニスカートの制服で、八神のように強引に体を密着させて迫られたら、「男が我慢できるわけないじゃん!」ってなっちゃいそうですからね。まあ実際は、スカートが長くても、八神みたいに可愛くて頭が良くて快活な性格の女子高生に迫られたら、十中八九男は我慢できませんが…。しかし、時代をそのまま描いてるだけとは言え、絵的にこのスカートの長さで正解でした。
五代君の真面目さがよく分かる
五代君は八神に騙されて家庭教師をするはめになったのですから、真面目に勉強を教えてあげる必要ないんですよね。それなのに、高校二年生の受験生に勉強を教えるために、自分も必死で勉強する真面目さ。五代君の性格を良く表しています。真面目すぎるのも世の中では損する面多いんですけどね。
作画が酷いかも
作画がどうとか普段気にしませんし、言わない方なのですが、今回はちょっと酷いかも。
響子さんの顔がナスみたいになっていたシーンとかありましたし、全体的に顔の造形、輪郭がおかしかったです。
八神家
今回八神の両親が初登場しましたが、八神ママ可愛い…。余裕でストライクです。しかし、まさかこの八神の父が、のちに五代君の人生に大きく関与してくるとは思いませんでした。
ところで、八神は五代君と二人きりになってどうするつもりだったんでしょうね。
下着姿で迫ったときも、五代君に偶然胸を触られただけで、びびってフリーズしていましたし、一刻館に泊まりに来たときも、布団を用意されて腰が引けていましたし、最後の一線を越える覚悟は絶対にないんですよね。どこを落としどころにしようとしていたのか…。
五代君と八神の繋がり
八神は物凄く良いキャラで、響子さんの気持ちを動かす重要なキャラなのですが、実は五代君との接点は、教育実習期間の二週間だけなんですよね。
この接点の無さは、八神をレギュラーキャラにするには物凄くネックで、今回の家庭教師の件なんかは、物凄く上手く接点を繋げたのですが、これも家庭教師が終わったらそれで終わりです。そして今回の最後には、無くなった接点を「忘れた靴」で辛うじて繋げています。この辺は作者の高橋留美子さんも苦労したところかも知れませんね。放っておいたら、五代君と八神はそもそも接点なんて無いんですからね。
原作漫画では
高橋留美子さんのボキャブラリー
五代君は今回、クローゼットに隠れるわ、窓から逃げ出すわで、完全に間男でした。
中学生の時に、めぞん一刻の漫画を読んだのですが、間男という単語はこのめぞん一刻で知りました。
他にもめぞん一刻では、落伍者なんてのも知りました。うる星やつらでは、「やらいでか!」(やらないでいられるか!の江戸っ子言葉)などもそうです。高橋留美子さんは独特の言い回しや、そのとき既に死語になっている言葉を使うので、高橋留美子さん漫画で知った単語や言い回しなんか結構ありました。
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