アニメ全話レビュー「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第01話 「空条承太郎!東方仗助に会う」」レビュー 評価はまだありません

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長所と短所

  • ○頭脳戦が良くできている
  • ○狭い範囲での細かい物語
  • △ジョジョの奇妙な日常である
  • △ストーリーとは関係ない話が結構ある

 

はじめに

遂に始まりました。ジョジョの奇妙な冒険第4部ダイヤモンドは砕けない。これはジョジョの奇妙な冒険のパートの中で最も好きな話です。

 

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第1部がアニメ化したとき、「第4部までアニメ化したらいいなあ」なんて夢物語として思ってはいたのですが、ジョジョの奇妙な冒険は緩やかにですが全てのパートが繋がっているので、第4部だけいきなりアニメ化ということも無理な話です。なので、第1部から順を追って第3部までアニメ化され、そしてボランティアでも趣味でやっているわけでもないので、儲かるとの判断が出なければ第4部がないことはわかっていました。そんなわけで儚い夢だと思っていたわけですが、今回最も好きな4部がアニメ化されて嬉しい限り。

 

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先日、ジョジョの奇妙な冒険の原作漫画の方は全パートレビューを書いたのですが、今回も最も好きなパートなので、折角ですから全話レビューを書いていきたいと思います。

 

あらすじ

1999年、4月―。東方と言う姓の人物を探して日本のS市杜王町にやってきた空条承太郎は、駅前で不良に囲まれた一人の少年に遭遇する。亀を傷つける不良に対して、怒りもせず、頭を下げて謝るその少年の姿に不快感を抱く承太郎だったが、次の瞬間、衝撃の言葉を耳にする。その少年の名前は、東方仗助。彼こそ承太郎が探していた人物だった―。

 

原作では

  • 第001話「空条承太郎!東方仗助に会う その①」
  • 第002話「空条承太郎!東方仗助に会う その②」
  • 第003話「空条承太郎!東方仗助に会う その③」
  • 第004話「東方仗助!アンジェロに会う!①」の途中まで

 

色合いが独特

放送前のPVを見てわかってはいたのですが、やはり色合いが独特すぎる…。第3部とは全く違いますね。第1部と第2部、そして前回の第3部も他のアニメからすると独特のアートスタイルだったのですが今回も非常に独特。正直に書かせて貰うと、これまでで一番違和感があり、一番体が拒絶反応を示しています。第1部の時もかなり独特だなとは思ったもののすぐに慣れてしまったので、今回もそうであって欲しいとは思いますがどうなることか。

 

もしかしたらPVはPVであって、本編は変わるかななんて僅かながら思ったのですが、なにせ日中の空の色が黄色ですからね。そしてアンジェロと出会った夕方の空が紫。う~ん独特…。まあまだ1話なのでなんとも言えませんが、一番好きなパートなので話と関係ない絵柄に意識が引っ張られるのは勘弁して欲しいので早く慣れてしまいたいです。ぐちぐち文句をいったところで絵柄が変わってくれるわけではありませんからね。

 

吉良吉影を予感させる手首
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吉良吉影の存在が明らかになるのはまだまだ先なのですが、オープニングで手首のみが映し出されていました。これは吉良吉影のコレクションですね。ここはアニメオリジナル。

 

原作漫画が完結しているアニメ化の場合、やり過ぎると台無しになってしまいますが、このように後に起こることの伏線や小道具を描けることが一つのメリットですね。

 

宮城県仙台市杜王町
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オープニングでは吉良吉影のコレクションである女性の手首がアニメオリジナルで入ったのに続き、承太郎がM県S市に来る際にタクシーに乗っている様子が追加されていました。

 

ここでは、承太郎がタクシーの運転手に杜王町の特徴を聞いていましたが、その返答が「牛タンの味噌漬けが美味しい」でした。作中ではM県S市と、現実の名前は出ずに終始ぼかされているのですが、この会話からもわかるように、作者の故郷でもある宮城県仙台市です。牛タンは仙台名物ですからね。また、杜王町との名前は、仙台市が『杜の都』と呼ばれているところから取っています。何故伏せ字にしたのかというと、吉良吉影という連続殺人鬼が出るためと作者は語っています。今更そこにどうこういう時代ではない(と思う)のでアニメでは宮城県仙台市であることを明示したんですかね。

 

吉良吉影が早くも登場かと思った
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この第4部は、物語中盤になるまでラスボスの吉良吉影が出てこないのが一つの特徴なのですが、アンジェロがカップルを襲うシーンでは吉良吉影の登場かと勘違いしてしまいました。原作漫画ではアンジェロが登場するのは第4話が最初なのでここでは出てきていないんですけどね。

 

79歳から78歳へ、65歳から62歳へ
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原作漫画では、現在のジョセフの年齢が79歳(後に何故か78歳に変わる)だったのですが、これがアニメでは78歳に変更。また、ジョセフが浮気をしたのが原作漫画では65歳だったのですが、これも62歳へ変更。その後のセリフの結婚61年目なのは変わっていませんでした。

 

原作漫画の年齢設定のミスを修正したんですね。原作漫画だと、65歳の時に浮気でできた子供(仗助)なのに、現在79歳(78歳)だと、仗助の年齢16にどうやってもなりませんからね。第一部でも、ジョナサンとディオは20歳なのに大学を卒業していますし、この辺の年齢設定は作者の荒木飛呂彦さんは無頓着な様子。

 

中国へ外注に出している
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エンディングテロップを見るとわかるのですが、かなりの人数中国人と思われる名前が入っていました。昨今のスマホや家電製品を見ても、中国産だから悪いとは言えず、一部高品質な物も出しているのですが、アニメに限って言えば中国、韓国が大きく関わるとまずいです。大抵画がチープになったり、おかしくなったり、作画崩壊の原因になったり。予算無いんですかね。

 

全何話なのだろうか

最近のアニメは最初に全何話とハッキリ告知することが少ないのですが今回もそのようで、色々と調べましたが全何話かは分からず仕舞い。一部情報では24話と言われていますが、これはまず違うと思います。もしそうアナウンスされているのだとしたら、いわゆる分割放送形式で、2クール(半年)放送+1クール(3ヶ月) or 2クール(半年)中断 or 2クール(半年)放送のはず。どう考えても第4部のボリュームは24話に収まりません。

 

思い返すと第3部放送開始時も全何話か公式にはアナウンスされておらず、噂で2クールだと言われていました。ところがご存じの通り分割放送形式の全48話。同じ事を繰り返しそうな予感がします。

 

そして今回原作漫画のどこまでを消化したかというと、4話の途中まででした。第4部は全18巻で話数にすると全174話です。このペースで原作漫画を消化すると、174話÷3.5話=約49.8話となります。おおよそ50話必要ってことですね。勿論、常にアニメ1話で原作3.5話消化するわけではなく、ここは話の重要度や密度で変わるので前後しますが、やはりこの点から見てもおそらく第3部と同じく分割4クールだと思います。

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もう一つ、分割4クールの全48話であろうと確信する理由はあって、オープニングでこの先登場するある物が出てきていたんです。それは何かというと鉄塔です。ネタバレは極力避けながら書くと、この鉄塔はのちに出てくる敵のスタンド使いと関わりがあるのですが、ハッキリ言ってストーリー的にはいらない子なんです。この鉄塔や料理の話はカットしても全くストーリーに問題がありません。もし一部の噂通り2クール全24話に第4部を詰め込むのなら、この鉄塔の話や料理の話はいの一番にカットされなければならず、ここをカットせずに全24話に収めることは絶対に不可能なんです。

 

今回のOPでこのカットするなら真っ先にカットしなければならない鉄塔が出ていたことにより、おそらく全てのスタンドバトルは収録されるものと思われます。であるなら、24話で収めることはどんな離れ業を使っても無理なんです。

 

以上のように、『アニメ第1話の原作漫画消化が3.5話だったこと』と、『カットするならば真っ先にカットしなければならない鉄塔がオープニングで出てきたこと』の二つの理由により、まず間違いなく4クールの全48話だろうと思います。

 

参考までに前回の第3部はどうだったかというと、原作漫画は全152話でアニメは全48話でした。これをアニメ1話平均の原作漫画消化話数を見ると、152話÷48話=約3.2話でした。今回の第1話は、4話途中なので便宜上3.5話と書きましたが、厳密に見ると第4話の最初までなので、3.1話もしくは3.2話とも表現できます。となると、この第3部の原作漫画消化話数ペースとまるっきり一緒なんですね。第4部は第3部より22話多いので、この辺りは多少第3部より詰め込むことになりますが、やはり第3部と比較しても導き出せる結論は4クール48話です。

 

総評

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正直絵柄や色使いは無茶苦茶違和感があります。本音を言えば第3部のアートスタイルでやって欲しかったです。しかしここにいつまでも文句をいったところで変わるわけはありませんし、大好きな第4部の内容を楽しみたいので早く慣れてしまいたいです。

 

こんな人にお勧め

  • 頭脳戦が好きな人
  • 日常系が好きな人
  • 狭い範囲での細かい物語が好きな人

 

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