目次
あらすじ
1986年12月10日放送。
こずえちゃん回です。付き合っているはずの五代君に、全く手を出してもらえないのを訝しげに思ったこずちゃんが、三鷹さんに相談して、まためぞん一刻恒例の勘違い騒動が巻き起こります。
新オープニング
今回からオープニングは、安全地帯の「好きさ」です。
一応これ、3番目のオープニングです。1回だけ放送した、幻のギルバートオサリバンのオープニングが2番目です。
80年代の空気感
こずえちゃんの友達が「たわけもの」って言いますが、この辺の言葉遣いとか服装とかザ・80年代って感じです。
響子さんは嫉妬しない
もうこれ何回も書いていますので、いい加減しつこいと思われるかも知れませんが、今回も原作漫画準拠でありながら、ところどころの改変、カットがあります。
基本的にアニメの響子さんは、そこまで嫉妬深くない女性になっています。
こずえちゃとのデートに五代君が行くとき、アニメの響子さんは、ちょっと言葉にとげがある程度の描写でしたが、原作漫画だと、五代君のネクタイを締め、完全に怒っているハッキリとした描写があります。
原作漫画の響子さんは、清濁併せ持った等身大の女性なのですが、アニメの響子さんは、聖母のような優しさが全面に押し出た女性になっています。
個人的には、原作漫画の方の嫉妬深い響子さんの方が好きです。もともとめめぞん一刻は、ファンタジーや夢物語、理想郷の話ではなく、現実的な人生の話ですから、登場人物のキャラも、現実的な方がしっくりくるんですよね。
勘違い
今回もめぞん一刻の真骨頂とも言える勘違いで話が進んでいきます。
- こずえちゃんが三鷹さんに五代君のことで相談する
- 四谷さんがそれを目撃して五代君に伝える
- 五代君はこずえちゃんにフラれると思う
- 三鷹さんは五代君に「(デートの)別れ際くらい肩を抱いてやれ」とアドバイス
- 五代君は(こずえちゃんと)別れるときくらい肩を抱いてあげる
- こずえちゃんは五代君に「手を出して貰って」満足
- 元の鞘に戻る
色々ありましたが綺麗にオチました。
こずえちゃんの空気の読めなさ
三鷹さんとこずえちゃんが接近しているという噂が流れているのに、こずえちゃんはお構いなしに三鷹さんの所へ通って相談します。そのタイミングの悪さ、悪意のなさ、天然さが実にこずえちゃんでした。
原作漫画では
改めて2期の破壊力を知る
この2期は、原作漫画ファンにも、アニメが好きという人にも、至極評判が悪い時期です。その意味を今見ながら改めて実感しています。
今回は原作漫画1.5話分なので、別に引き延ばしなんてしなくても、そのまま30分アニメになる分量なんですよね。でも何故か色々カットして、アニメオリジナルの変な引き延ばしを入れると…。
関連リンク
この記事と関係のある商品