アニメ全話レビュー「寄生獣 セイの格率 第11話 「青い鳥」」 評価はまだありません

  • 当サイトでは広告を掲載しています。
  • プロモーションが含まれる記事にはタイトルに【PR】を付記しています。

全体のあらすじ

平凡な高校生である泉新一は、ある日突然飛来してきた「パラサイト」の襲撃を受ける。間一髪で脳への寄生は免れるが、パラサイトは新一の右腕に寄生、同化してしまう。右手にちなんで「ミギー」と自ら名乗るパラサイトと人間の奇妙な共生生活が始まることに―。周囲に真実を話すことができず悩んでいた新一だが、やがて新一とミギーは友情に近いものを感じるようになっていく。

 

しかし、新一とミギーの前には他のパラサイトが現れ始め、次々に人を殺し、また人がパラサイトを殺す事態に発展。新一の同級生・里美にも危険が迫る。その中で、高校教師として目の前に現れた田宮良子らパラサイトたちにもそれぞれの価値観が生まれ始める。 「われわれはなぜ生まれてきたのか?」

 

地球を壊し続ける人間たちを淘汰するために生まれてきたというパラサイトたち。そのパラサイトを殺し、生き延びようとする人間たち。「果たして生き残るべきはどちらなのか?」それでも、地球を、そして愛する人を守らなければいけない。ゆらぐ価値観の中で、新一とミギーはパラサイトとの戦いに身を投じていく。

 

 

今回のあらすじ

日に日に新一の存在は加奈の中で大きくなる。そんな加奈の能力を危惧するが、真実を打ち明けられない新一。再び訪れる当たり前の日常の中で新一への不信感に葛藤する里美。また一方で、暴力団事務所に乗り込む一匹のパラサイト。腕試しの名目で殺される組員達。また新しいパラサイトが新一達の日常を脅かす・・・。

 

原作漫画だと

  • 第26話「少女の夢」途中から
  • 第27話「演習」
  • 第28話「平和な日」

 

サブタイトルの元ネタ

サブタイトルは書籍名から取っているのですが、今回はこちら。

 

created by Rinker
¥825 (2024/04/25 02:33:59時点 Amazon調べ-詳細)

 

原作漫画との違い

今回は原作2.5話分でした。今回はかなり原作に忠実で、目立ったところで変わったのは、新一と村野のキスシーンを加奈が偶然見てしまったことくらいでした。

 

kiseiju 11_122

原作からカットされたシーン。宇田さんが職場で少し行動が怪しいので髪の毛を抜かれるシーン。

 

kiseiju 11_039kiseiju 11_042

アニメで追加されたシーン。加奈が新一の抜いた髪の毛をハンカチで包んで保存するシーン。加奈が新一と村野のキスを目撃するシーン。

 

王子様

kiseiju 11_013kiseiju 11_026

不良娘の加奈が王子様の夢を見るなんて、と言うところがギャップでありが笑うところであったのですが、アニメでは加奈が不良というイメージからはかけ離れてしまったため、少しこの辺が伝わりづらかったですね。しかし考えてみれば当たり前で、遠くからテレパシーのように存在を感じることができるとなれば、誰でも運命感じちゃいますよね。それが異性で年齢が近く格好良いとなればなおさらです。

 

髪の毛を抜く流行

kiseiju 11_001kiseiju 11_005

前回パラサイトを炙り出す方法として、政府が世間に髪の毛を抜くことを流行らせていましたが、今回それが生きて一般人がパラサイトを見付けていました。当然のことながら殺されてしまいましたが、パラサイトが今までのように一般人相手でものうのうと生きられない社会になったことを示しています。

 

kiseiju 11_008kiseiju 11_011

新一と戦うことに関しては例外ですが、今までパラサイトは基本的に人間社会では無敵でしたからね。食物連鎖の頂点であり、正体も誰も見破れない。そして不都合があれば顔を変えて生きていける。完璧な安全圏から人間を捕食していたのですが、髪を抜く方法でパラサイトが炙り出されるようになったことで、パラサイトも人間から狙われる立場になってしまいました。これがのちの政治家広川を生み出す伏線にもなっています。

 

パラサイト対ヤクザ22人

kiseiju 11_059kiseiju 11_062

この話はてっきりカットするのかと思っていました。以前、ライオンが公園で暴れる話もカットしたので、この手のパラサイトの能力を見せ付ける話はカットされるとばかり思っていましたが、予想が外れてしまいました。

 

kiseiju 11_071kiseiju 11_074

ただこれは少し伏線になっていて、3発ヤクザの攻撃を躱しきれずに受けてしまいましたが、頭だけではなく、腕や足に刀や銃弾でダメージを受けても平気で、更に言えば腕が変形して刃を弾き返した事が、このパラサイトは頭だけに寄生している訳ではないことを臭わせています。

 

kiseiju 11_078

 

新一と村野の関係が進展している

kiseiju 11_099kiseiju 11_100

こういった漫画だと、主人公と彼女の恋の話なんて進展しないことも多いのですが、この寄生獣は進展していくんですよね。しかも着実に堅実に一歩ずつ。

 

この作者の絵柄や作風はどうしても恋愛には向かないので、原作漫画を読んでいる時には、どうも変な感じがしましたが、新一の肉体の変化のみならず、心の変化も重要な話の軸になっているので、こうやって人生経験を積んで成長していく過程も物語上必要だったのでしょう。

 

遂にパラサイト勢力が政界へ進出

遂に今回の最後でパラサイト勢力が政治家を目指している話が出てきました。

 

kiseiju 11_109kiseiju 11_116

前段でも書きましたが、人間はパラサイトを見分けるための手段を見付けて世間に広め、そして今までパラサイトは個別に好き勝手に人間を捕食していたので、その存在も公的機関に知れ渡ってしまいました。その為、まさに食物連鎖の頂点で無敵だったパラサイトが、人間に追い詰められかねない状況になってしまい、その対策として色々と人間社会を弄れる政治家を目指しているんですね。

 

関連リンク

 

この記事と関係のある商品

created by Rinker
¥759 (2024/04/25 04:56:36時点 Amazon調べ-詳細)
created by Rinker
東宝
¥5,902 (2024/04/25 10:20:10時点 Amazon調べ-詳細)

 

この記事の商品

created by Rinker
¥19,800 (2024/04/25 13:25:07時点 Amazon調べ-詳細)

評価をお願いします