アニメ全話レビュー「めぞん一刻 第23話 「響子さん危機一髪!恐るべき母の陰謀!!」」 5/5 (1)

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今回レビューするのは、めぞん一刻の第23話です。

 

思うところがあり、今回アニメ全話レビューの大幅な加筆修正に着手します。

 

それでは早速レビューを書いていきたいと思います。

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先の展開のネタバレについては、このようにオレンジ色のマーカーで、ネタバレの始まりと終わりを注意します。重要なことを強調する黄色のマーカーとは別なのでご注意ください。

 

あらすじ

響子さんの母親に突然引退宣言をされた五代君達は茫然自失。すぐに引っ越し屋が来て管理人室の荷物を引き払ってしまいます。響子さんは私たちのコトなんてどうでも良かったんだと嘆く一の瀬さんたち。しかし、これは母親の独断で行われたことであり、今日コナンは管理人を引退する気はありません。

 

みどころ

  • 響子さん引退を告げられたあとの一刻館住人の様子
  • 異常な響子さんの両親

 

初登場人物

  • なし

 

感想

アニメで初めての続きものエピソード

今回は初期では珍しく続きものの後編です。これまで原作の漫画2話をアニメ1話にした話はあったのですが、アニメで2話続くことは今回は初めてです。めぞん一刻が続き物になるとこんな感じになるんだなとよく分かります。

 

漫画の2話を1話にした話は第10話の『渚のラブパニック!ライバルは犬嫌い!!』です。五代君、三鷹さん、響子さん、賢太郎、郁子ちゃん、犬の惣一郎さんで海に行った話です。これはストーリー的に続きと言うよりも、閑話休題の番外編での続きだったので、純粋に話の中核での続きは今回が初めてとなります。

 

この2話は情報量が非常に多いので、いつもより長文になってしまいました。

 

響子さん管理人引退?

響子さんの母親の律子さんは五代君、一の瀬さん、四谷さんを前に、突然響子さん管理人引退宣言。菓子折を置いてその場を去ったと思ったら、すぐに引っ越し屋が来て管理人室の荷物を運び出してしまいます。

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引っ越し屋の手際は凄く良く、響子さんの居ぬ間に全ての業務を完了。響子さんがこの途中に帰ってきたら、律子さんの作戦は失敗していたはず。しかし、ちょうど響子さんがいないタイミングで強引な引っ越しを完了したところを見ると、居ない隙をうかがって実行したのでしょうか。

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ずっと響子さんの外出を伺ったり、あとを付けていないことを確認して、こんなことを母親がするのだろうかと思うのですが、律子さんはこの頃管理人室を辞めさせるためには手段を厭わない異常性を何回も発揮しているのでさもありなんと思わせます。

 

アニメでは前回、一の瀬さんと五代君が商店街で偶然会っていましたが、原作漫画だとここは一の瀬さんと響子さんでした。そして、犬を連れている響子さんは砂糖を買い忘れたことと、ついでに惣一郎さんの散歩としっかり言ってから一の瀬さんと別れていたので、引っ越し屋が来ている最中帰らない理由は分かりました。しかし、アニメはこの経緯がなぜかないため、律子さんが突然来て偶然響子さん不在で、引っ越しの作業中数時間偶然帰らなかったことになっています。

 

アニオリの描写だといくつか他にもありました。1つはは引っ越し屋が差し出す書類に一の瀬さんがサインをしているところ。もう1つは原作漫画と違い、響子さんは惣一郎さんを散歩に連れて行っていないので犬小屋に普通にいたところ。

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細かい事を言えば、最愛の人の名前を付けて大事にしている犬の惣一郎さんをほったらかしなんて、響子さんとしてはあり得ないので、一刻館の住人もこれでわかりそうなものです。あとはやはり本人が引退宣言したわけではないので、その場で律子さんに問い質すとか…。まあこれをしないからこそめぞん一刻とも言えるのですが…。

 

管理人室は荷物が少ない

引っ越し屋はたまたま響子さんがいなかった2,3時間の間に荷物の運び出しを全て完了させました。描写を見ても日の高い状態から夕方まで掛かったようなので、4時間や5時間は掛かっていないと思います。

 

引っ越しはかなり大変で時間の掛かる作業なのですが、全く荷造りしていない日常の生活をしている状態から、2,3時間で全て完了する手際の良さ。管理人室は物が少ないんだろうなと想像できます。

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お金持ちで物がいっぱいあるわけでもなく、どちらかと言えば響子さんも貧乏に入る部類だと思うので、物が少ないのだろうなと漫画を読んでいた当時思いました。しかし、今回も管理人室に鍵は掛かっておらず…。引っ越し屋さんがそのままドアを開けてズカズカ入っていました。数時間部屋を空ける状況でも鍵を掛けない様子。住人を信頼しているのか、一刻館はそういうところなのか…。

 

一の瀬さんは響子さんを妹のように思っていた

一の瀬さんはなにも言わずに管理人を引退する響子さんに対し、「妹のように思っていたのに…」とガッカリした様子。すぐに四谷さんに「娘ではなくて?」と突っ込まれていましたが、一の瀬さんは響子さんを妹と思っていたようです。

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四谷さんの職業や年齢がわからないように、一の瀬さんの年齢も最後まで不詳のままです。とは言え、描写や当時の常識的な状況から年齢は推理できます。

 

あとの話で一の瀬さんが結婚した時の様子が少し描かれるのですが、その時の様子や当時の『25歳からは行き遅れ』との状況。同期の掃きだめの鶴子さんが若々しい様子。これらを考えると、一の瀬さんは25歳を大きく超えていることはないと思われます。そして賢太郎を生んでこのとき10歳。

 

1980年代は出産も30手前でかなり遅いと言われていましたが、一の瀬さんが結婚したのも出産したのももっと前に1970年代です。これらを考えると、一の瀬さんが賢太郎を生んだのが25歳か、どんなに遅くても28歳あたりでしょうか。すると、現在の一の瀬さんの年齢はどんなに叩く見積もっても40前です。個人的にはこれらを総合的に考えると30代中盤だと思います。

 

このときの一の瀬さんと響子さんの年齢を考えると、35(±3)歳と22歳くらいだと思います。確かに一の瀬さん本人が言うように、妹…と言うにはともかく、親子の年齢差ではありません。年の離れた妹と思っていたのでしょう。

 

管理室でしんみりする

空になった管理人室に集まる五代君、一の瀬さん、四谷さん。朱美さんがいない理由ははなんとなくわかります。朱美さんはズケズケものを言うタイプなので、ここに朱美さんがいたら、おそらく律子さんも問い詰めますし、引っ越し屋も問い詰めます。下手をするとそこで話は終わってしまいます。朱美さんは話の都合上ここに居ない方が良いのでしょう。

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空になった管理人室に集まる3人を上から見ている映像がありましたが、管理人室の広さが判明。アニメでは1部屋8畳です。キッチンがあるので、厳密には7.5畳と言ったところでしょうか。

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この直前に、響子さんは突然一刻館の修繕を始めたことも引退の誤解を加速させてしまったようです。響子さんは父親に「あんなボロアパート若い娘のいるところじゃない」と言われたことに反発し、『じゃあ修繕する!』となっただけなのですが、『立つ鳥跡を濁さず』と解釈されてしまったようです。本人に確認もせずに、これまでの状況を勝手に脳内で組み立て、『ああ、そう言うことだったんだ(ガッカリ)』との流れはめぞん一刻のパターンです。

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前の管理人さんの様子

管理人室で思い出に浸る五代君ですが、前の管理人さんの時の状況が少しわかりました。四谷さん曰く、前の管理人のお爺さんも急にいなくなったとか。また、一の瀬さん曰く、前の管理人の時とは違い、響子さんとは家族同様に付き合っていたとのことで、前の人とはある程度距離があったようです。

 

第1話に少しだけ語られていましたが、前の管理人は突然「疲れた」と言って管理人を辞めました。一刻館住人の距離感は独特なので、ここで常識を持って管理人と店子の関係で接していたら…そりゃあ馴染めません。

 

一刻館は楽しそうな世界なので、この中に自分も入ってみたいと思うことがあります。しかし、実際にそうなったら前の管理人さんのように、馴染めずにギブアップして出て行くことになりそう。

 

響子さん普通に帰ってくる

一の瀬さんは妹のように思っていた響子さんが、自分になにも告げずに管理人を辞めたことに腹を立て、五代君を強引に連れて茶々丸に飲みに行ってしまいます。このとき四谷さんだけが部屋に取り残されるのですが、これがのちに誤解を大きくさせる要因になってしまいます。

 

響子さんは「いけない遅くなっちゃったわ」と言いながら一刻館に帰ってきたので、本当に律子さんの作戦の時偶然長時間外出していたようです。

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帰ってきた響子さんは、部屋に残っている四谷さんと遭遇。四谷さんはさっきあったでき事を響子さんに教えます。すると、当然了解なしでの強引な引退宣言なので、響子さんは激怒して実家に抗議に行きます。

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一の瀬さんと五代君は外に飲みに行ってしまったのですが、いつものように五代君の部屋で飲んでいたら、帰ってきた響子さんがすぐに事情を説明できたので話は変わったのかもしれません。

 

四谷さんが誤解を加速させる

帰ってきた響子さんは四谷さんから説明を聞き、母親の律子さんがやったことだとすぐに理解し、激怒して実家に帰るのですが、当然四谷さんは正確に他の住人にマトモに伝えるわけはありません。いつものように四谷さんは一応字面だけ見れば話は通るものの、実際のところは全然違うように曲解して五代君たちに伝えてしまいます。

 

  • (響子さん)実家へ行ってきます→(四谷さんの解釈)実家に帰ります
  • (響子さん)たまたま買ってきたタコヤキを怒鳴り込む際に持っていても仕方ないので四谷さんにあげる→(四谷さんの解釈)管理人引退の餞別

 

おそらく四谷さんはこの時点で、響子さんの管理人引退宣言は母親が勝手にやったことであり、誤解だとわかったのだと思います。響子さんはわかりやすく「なんですって~」と激怒した様子を、四谷さんの目の前であらわにしています。この様子を見て、そして普通に帰ってきた響子さんを見れば、誰だって響子さんの領海がなかったことが分かります。しかし、そこは四谷さん。この状況を面白がってわざと曲げて伝えているのだと思います。

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朱美さんも加わりお通夜状態

茶々丸では既に五代君も一の瀬さんも泥酔していました。そこに店員の朱美さんもいて、四谷さんが先ほどのなんの他意もないタコヤキを、『管理人さんの餞別です』と渡します。こんなもので…と怒る一の瀬さんですが、文句を言いながらも食べていました。

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こんなんじゃ仕事にならないからと、茶々丸のマスターは四谷さんに五代君と一の瀬さんを連れて帰るように頼みます。こんなんじゃ仕事にならないと、朱美さんも今日の仕事は切り上げて良いとのこと。茶々丸は緩い職場で羨ましいです。

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一刻館に帰ってからもお通夜状態でお酒を皆で飲んでいました。会場はやはり荷物が少なくて1番広く使えるからとの理由で五代君の部屋…ではなく、今回の騒動で荷物が一切なくなった管理人室です。

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管理人さん帰宅で誤解が解ける

管理人室で皆が集まってお酒を飲んでいるところに、実家に怒鳴り込んだ響子さんが帰宅。説明してすぐに管理人引退の誤解は解けました。調子良く「最初から信じていた」と言う一の瀬さん。泥酔して鳴いて響子さんにすがりつく五代君。お通夜から一気に宴会へと変わりました。

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この場には賢太郎もいたのですが、子供なので他意なく響子さんが管理人を辞めなくて良かったと喜び抱きつく賢太郎。普段はそんなことはできないのに、泥酔していたことと、管理人引退が間違いだったことで喜び、子供の賢太郎と同じように響子さんに抱きつく五代君。この大人と子供の対比は面白いです。

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以前、子供の賢太郎がクリスマスプレゼントを無邪気に渡せる様子を見て、自分にはそんなことはできないと、一歩引いてしまう五代君の話が第2話の『恋の火花パチパチ!響子さんは誰が好き』でありました。しかし、今回はそのときとは違い、賢太郎と全く同じことを響子さんにしていました。

 

響子さんも大の大人が抱きついてくれば、嫌らしい気持ちがあると思い拒絶するのが当たり前なのですが、皆が響子さんを心配してくれていたことや、五代君が他意なくすがりついて来たことをわかり、驚くものの賢太郎と全く同じ目を見るように受け入れているところは、響子さんの優しさが見て取れて面白いです。

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響子さんのキツイ性格はカット

アニメでは原作漫画にあるような、響子さんのキツイ性格、怖い描写は多数カットされていると何度も書いていますが今回もそうです。響子さんが管理人室に帰ってきて、誤解が解けたところで原作漫画は終わりです。アニメではここがAパートの終わりになっていましたが、原作漫画のオチはカット。

 

原作漫画ではどのようなオチだったかと言うと、さきほどまで大喧嘩していたであろう母親の律子さんから管理人室に電話が掛かってきて、そこでもプチ口論。響子さんは「まだ懲りんのか鬼ババ~!!」と言いながら、ぶつけようのない怒りで、膝にすがりついている五代君の髪をブチッと千切ったところで終わりでした。こんな怖い響子さんはアニメではカットされていました。

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親子の関係

響子さんの父親が家でアルバムを見ていましたが、小中学校の頃であろう響子さんの姿が何枚か写真で出てきました。それを見て律子さんはなにか思い立ったらしく、写真は管理人を引退させるために使えるな…と思っており、まだ懲りていないようです。

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一の瀬さんは今回のことで響子さんと両親の関係が上手く行っていないことを理解したようですが、賢太郎の母親である自分の立場で考えると、親は有り難いもんだと諭していました。響子さんと両親の関係の次に、一の瀬さんと賢太郎の関係も少しフィーチャーされ、今回は親子関係にスポットが当たっています。

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賢太郎はこの去年の夏にどこにも連れて行ってくれないと愚痴っていましたが、今回も遊びに連れていってくれないと五代君に愚痴をこぼしていました。一の瀬さんもそのことは自覚があるようで、賢太郎がなにか自分のことを言っていないか響子さんにも聞いていました。

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今回のうる星やつらネタ

今回は久々にうる星やつらネタがありました。公園で賢太郎の母親に対する愚痴を聞く五代君。その前をいつものあたる、しのぶ、メガネの園児が走って通り過ぎていきました。

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母親と父親それぞれ勝手に動く

律子さんはなにか思い立ったらしく、どこで調べたのか、お節介で好奇心旺盛との一の瀬さんを利用しようと時計坂駅へ出向いてきます。とは言っても、どうやって会えば良いのか思案しているその瞬間、目の前から一の瀬さんと賢太郎が歩いてきてバッタリ遭遇。

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久しぶりに賢太郎は映画館に連れて行ってもらえると喜んでいたのですが、律子さんの調査通り、お節介で好奇心旺盛な一の瀬さんは、面白そうだからと律子さんの話を喫茶店で聞くことに…。またしても賢太郎は遊びに連れて行ってもらえませんでした。

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律子さんが『写真は使える』となにか企んでいましたが、父親が入院中のゲッソリした写真を見せ、病弱で見舞いにも来ないから実家に帰るように説得してくれ…との作戦でした。一の瀬さんもこれにあっさり納得。

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一方、父親は響子さんに直接電話を掛け対話をしに来ました。惣一郎の時は悪かったから帰ってきてくれ…と正攻法。お母さんがいると話がややこしくなるからと言って、響子さんもそこには納得していたので、ここは響子さんも父親も律子さんが話を厄介にしている認識が共通しているようです。肝心の律子さんは父親が惣一郎さんの結婚に大反対したからだと思っていますが…。

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  • 母親『親子関係がこじれているのは、父親が惣一郎さんとの結婚に大反対したから』
  • 父親『親子関係がこじれているのは、母親がなにかと強引だから』

 

お互いにお互いのせいだと思っているようです。響子さんからすれば両方なわけで…そりゃあ余計こじれます。

 

響子さんはそんなことは気にしてないと言いつつ、下記の事柄を令例として上げていました。気にしてますよね…。お互い言い分はあるのでしょうが、父親も結構娘を傷付けることをしています。親子関係がこじれる要因がいっぱいです。

 

  • 結婚に反対された
  • 惣一郎さんが亡くなったときいたわってくれなかった
  • 惣一郎さんの命日にお墓参りに来てくれなかった
  • まだまだあるけどそんなことはこだわっていない

 

ここで一旦席を離れる父親。そこにドカドカ入ってきたのは、先ほど律子さんに労作された一の瀬さん。父親が病弱なのだから『親孝行したいときに親はなし』と実家に帰るように勧めます。そこにトイレから帰ってきた父親が…。感動して礼を言う父親。しかし、先ほど律子さんは病弱で入院中と吹き込まれていた一の瀬さんはびっくり。律子さんに嘘をつかれていたことを理解します。

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納得しました

一の瀬さんは今回2階同じ言葉の「納得しました」と言いました。この2回の「納得しました」ではそれぞれ意味合いがまるで逆になっています。

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  • 【1度目】母親の説得に応じて「納得しました」←母親の律子さんの言い分に同意
  • 【2度目】母親の異常性を理解して響子さんに「納得しました」←娘の響子さんの言い分に同意

 

ずいぶん後の話になりますが、八神の「弱虫」もこのパターンです。同じ言葉が1回目と2回目ではまるで意味が違ってしまう面白さ。

 

複雑な人間関係

家に戻った父親と母親はまたしても響子さんのことで口論。律子さんの計画は、偶然管理人室に出向いていた父親のおかげで水疱に帰しましたし、父親の説得も当然駄目でした。お互いに響子さんを実家に戻そうと単独で動いたがため、連携が取れずに計画が破綻してしまいました。

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  • 母親「もう少しであのオバハン味方にできた」
  • 父親「あんな穴だらけの計画すぐにバレるに決まってる」

 

夫婦の目的は『響子さんを実家に帰らせること』なので同じです。しかしお互い連携が取れていなかったり、喧嘩したり、やり方が違ったおかげでなにもかも上手く行きませんでした。

 

今回は響子さんと両親の複雑な人間関係が垣間見えたと同時に、それぞれなにを思っているのかもよくわかる話でした。響子さんの両親は決してレギュラーで毎回出てくるようなキャラではありませんし、父親なんて最後まで名前すら出ないのですが、アニメでは2話、漫画では4話で思いっきりキャラが確立してしまいました。

 

最後は一刻館住人全員(一の瀬氏除く…)と、修理して直った2階ベランダで酒を飲みながら街を見るショットで終了。アニオリですが良いシーンでした。一刻館住人はこの時点でもう家族です。

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原作漫画では

 

総評

今回のアニメ2話は、漫画の4話を詰め込んでいるのでものすごく濃い回でした。これまでの漫画1話+アニオリで尺を延ばしていた感じになれていると、情報量が多くてパンクしそうです。

 

響子さんの両親はレビューラーというわけではなく、お墓参りなど節目節目で出てきて、親子関係の複雑さ、そこから来る面白さを見せてくれるスポットキャラなのですが、初登場の子の連続2話で完全にキャラが立ちました。この親子関係でこの先も面白い話が出るのだろうとワクワクさせてくれます。

 

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