目次
掲載情報
掲載雑誌
- ビックコミックスピリッツ 1982年4月15日号
アニメでは
時系列とでき事
- 1982年2月 音無律子、管理人引退のため一ノ瀬さんを巻き込むも失敗
この頃のでき事
- 4月 - 森永製菓が「おっとっと」を発売。
- 4月1日 - 一般国道391号 - 449号が昇格(1981年4月30日に公布された政令第153号の施行)。
- 4月1日 - 500円硬貨発行。
- 4月1日 - 福岡県太宰府市が市政施行。
- 4月1日 - 植田まさしの4コマ漫画「コボちゃん」が読売新聞朝刊で連載開始。
- 4月1日 - 熊本県民テレビ(KKT)開局。
- 4月2日 - アルゼンチン軍がイギリスと領有権を争っていたフォークランド諸島を占領(フォークランド紛争勃発)。
- 4月16日 - 日産自動車が「リベルタビラ」を発売(「パルサー」・「ラングレー」の姉妹車で、「バイオレットリベルタ」を継承)。
- 4月20日 - 福岡市地下鉄空港線の天神駅 - 中洲川端駅間、福岡市地下鉄箱崎線の中洲川端駅 - 呉服町駅間がそれぞれ開業。
- 4月26日 - 韓国南部の慶尚南道宜寧郡宮柳面で警察官の禹範坤がM2カービン銃2丁と実弾180発、手榴弾7発を使って57人を殺害する。
あらすじ
管理人引退宣言が失敗に終わった響子さんの両親ですが諦めません。次なる手を打ってきます。いくら今まで響子さんが両親の異常性を訴えても聞く耳を持たなかった一の瀬さんですが、さすがに今回の嘘八百の策略を目の前にし、響子さんの話に納得するしかありませんでした。
みどころ
- 響子さんの両親の異常性
はじめに
今回で前回、前々回と続いてきた管理人引退エピソードは一旦区切りが付きます。しかし両親との確執との大枠で話を広げると、次回も含めての4話で1つののエピソードで完結となります。強烈な両親でした…。
諦めない両親
管理人引退宣言が失敗した前回でこのエピソードで区切りよく追われたのですが、まだ両親の話が続きます。
あれだけのトラブルを巻き起こしたにも関わらず、絶縁状態にならず、しっかり響子さんと両親が繋がっていることも驚きますが…。本当に絶縁状態になってもおかしくないトラブルですからね。
行き違い
母親の律子さんは、一の瀬さんが世話好きでお節介の主婦だとの情報を得て、一の瀬さんを丸め込めば娘の響子も籠絡できると考え、父親が入院していた頃の写真を見せて、「今」大変なことになっているんですと嘘を付くのですが、当然そんなことはいずれバレます。
それどころか、丁度同時期に父親が響子さんの部屋を訪ねており、律子さんの話を信じた一の瀬さんが響子さんを説得しに行ったところでバッタリ会ってしまい…。あっと言う間に律子さんの作戦は水の泡になってしまいました。
めぞん一刻はこういう行き違い、入れ違い、勘違いだと思って邁進しようとしたところで、すぐに冷や水をぶっ掛けられるようなギャグも多いです。前回でも書きましたが、これもテンポ良く畳みかける流れの一つです。息つく間もないくらい次々と話しが転がり、あれよあれよという間にオチているんです。これは読んでいて非常に気持ちが良いんです。
この読んでいて気持ちが良いこともめぞん一刻の特徴で、今回のテンポの良い流れだったり、数回の会話の応酬がポンポン流れるように読めるシーンだったりがそれです。ある意味リズム感とでも言うんでしょうか。頭の中にダイレクトに話やセリフが流れ込んでくるんです。
納得しました
この一の瀬さんのセリフ「納得しました」が今回のタイトルになっているのですが、これは一の瀬さんが律子さんに対して納得したことと、その後響子さんに対して納得したことの2つの「納得しました」に掛けているんです。
一の瀬さんが相手の意見に対して納得したのは、1話中2回あったんですね。1度目は律子さんに騙され納得し、2度目は響子さんに説明され納得し、まさにタイトルの通り、一の瀬さんが納得した話でした。
総評
今回は一の瀬さんが律子さんの策略に籠絡しそうになるのですが、最後は今まで信じていなかった響子さんの「両親は異常」説に納得するしかありませんでした。
一応管理人引退騒動はこれで終わりですが、次回も両親が出てくるので、次も含めての4話連続物と言っていいでしょう。
今までの3話で響子さんと両親の関係性が明らかにされましたが、次回は響子さんと音無老人の関係性が判明する回です。なにせ結婚半年で死別した旦那の戸籍にいつまでも入っているのは謎ですからね。
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