アニメ全話レビュー「機動戦士ガンダム 第26話「復活のシャア」」 評価はまだありません

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あらすじ

補給基地ベルファストで修理を受けることになったホワイトベース。スパイの少女ミハルからその情報を受け取ったのは、あの赤い彗星のシャアであった。一方、潜水艦ユーコンから水陸両用モビルスーツ“ゴッグ”が発進、上陸して連邦軍の地上部隊と交戦を開始した。ゴッグに立ち向かうアムロだったが、苦戦を強いられて…。

 

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見どころ

  • 久々のシャア登場
  • さすがゴッグだ、なんともないぜ

 

初登場人物

ジオン軍
  • マリガン
  • フラナガナ・ブーン
  • コーカ・ラサ
  • マーシー

 

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民間人
  • ミハル・ラトキエ

 

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死亡登場人物

ジオン軍
  • マーシー(Gブルに撃墜され死亡)
  • コーカ・ラサ(ガンダムのビームライフルに斬られ死亡)

 

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初登場メカ

連邦軍
  • ディッシュ

 

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ジオン軍

 

はじめに

シャアが帰ってきました!前回出たのは第12話「ジオンの脅威」だったので、実に14話ぶりの登場です。

 

また、ランバ・ラル、マ・クベ、黒い三連星と緩やかに繋がってきたストーリーが完全に区切りが付き、このベルファストの復活のシャアで新章突入との様相を呈し、話がガラッと変わります。そのため一気に登場人物やメカが登場します。…が、MSではゴッグ以外はろくにプラモになっていませんし、そのゴッグのパイロットは登場したこの回にすぐ死んでしまうので覚えなくても良いです。

 

放送内容

シャア復活の舞台裏

やっとのことでアムロのライバルであるシャアが復活しました。このシャアの復活劇には大人の事情がありました。

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視聴率が振るわなかったことから、スポンサーからライバルであるシャアが陰気なのが理由ではないかとのことで、一旦退場させていたんです。ところが当時見ていたファンからは、何故シャアが出ないのか抗議のハガキが殺到したそうで、このベルファストから復活したんです。

 

ガンダムでは、現場とスポンサーが衝突したり、ストーリーに介入してきたりとの話が良く出ます。のちにガンダムが大成功を収め、富野監督のインタビューが各メディアの出るようになったのですが、そこでは必ずと言っていい程、スポンサーとの確執や怨み節を言っていました。また、以前キシリアがシャアのことを中佐と言っていたのですが、今回は大佐に変わっていました。またあっと言う間に出世した模様。

 

ミハル登場

今回はのちの展開を知っていると切なくなるミハルが登場しました。

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辺鄙なところで、どう見ても生活が苦しそうで、それでいて売り子をしている。そしてこんな女の子がジオンのスパイをやっている。この描写から何の説明もなくとも、ミハルが生活のためにジオンのスパイをやっていることがわかります。ともすれば、この辺は誰かに説明させたり、ミハルの頭の中で説明口調のモノローグを入れがちなのですが、一切の説明無く動きだけでこれを表現するのは素晴らしいです。これが映画やアニメの映像メディアの強みなんです。

 

もう軍は抜けられない

元々は生き残るために、目の前の敵を倒すことを繰り返してきたホワイトベースですが、今回レビル将軍により、「すでに諸君らは立派な軍人だが、軍を抜けたいと言うのなら、一年間は刑務所に入ってもらうことになるな」と言われます。納得いかないでしょうがこれが現実です。

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マチルダや他の将校に言われるならともかく、連邦トップのレビル将軍にこうもハッキリ軍を抜けるのなら懲役1年だと言われましたからね。これはどこに抗議したところで意味が無いんです。連邦最高権力者の決定なのですから…。この時点で戦いから逃れる選択肢は潰されてしまいました。もう連邦の命令通り戦うしかありません。何故戦うんだとか、どこまで頑張れば戦争から抜けられるんだとか、そんな希望はこの時点で完全に潰えました。

 

ジオンは連邦の10年先を行っている

ジオンの技術力は連邦の10年先を行っているそうですが、そのようなジオンの技術力が凄いことを示唆する話が今回ありました。

 

ブリーフィングでレビル将軍の後ろにあるモニタに、ジオンが開発しているであろう新型MSが続々と映し出されていました。これはジオンの技術力が連邦の先を行っており、またモビルアーマーの存在も仄めかされ、これから来る過酷な戦いを示唆していました。そしてそれをもろに受けるのがアムロです。アムロは狼狽していました。

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また、レビル将軍は「ガンダムが呼び水となっている」とも言っていましたが、ドラゴンボールの悟空みたいですね。ジオンもガンダムには注目しているので、新兵器や戦力をどんどんガンダムにぶつけてくるんです。その結果、他の連邦が戦いやすくなるんでしょう。それを見越してレビル将軍はホワイトベースを囮部隊としたようです。

 

さすがゴッグだ、なんともないぜ

今回新メカがいくつも出てきたものの、その中で新MSは1種類だったのですがそれがゴッグでした。

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ゴッグは装甲が分厚く、それを強調するためのセリフ「さすがゴッグだ、なんともないぜ」が有名です。あっさりガンダムにやられるんですけどね。

 

ガンダムはゴッグに苦戦するのですがこれには理由があり、ビームライフルが故障中で使えなかったんです。この時のガンダムの武器は頭部のバルカンとガンダムハンマーのみ。せめて最初からビームライフルを使えば良かったのですが、何故か選んだ武器はガンダムハンマー。苦戦するわけです。とは言え、ザクはこのガンダムハンマーで倒していたので、ゴッグの装甲がザクやグフより頑丈なのは間違いありません。

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またもシャアは部隊壊滅

またしてもシャアは送り出した最新MSゴッグ2機を失ってしまいました。

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シャアの部下にはなりたくありません。

 

総評

今回はガンダムの第2部スタートと言って良いと思います。

 

今まで遊撃部隊として連邦からは放置されていたホワイトベース部隊がレビル将軍と謁見し、遂に軍の一部として機能し始める初の回でもあり、今までの全ての話に決着が付き、新章スタートの区切りの良い話でもあります。

 

こんな人にお勧め

  • ロボットアニメが好きな人
  • 戦争アニメが好きな人

 

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