目次
特徴
- 【良好なフィット感】耳に完全にフィットします。ランニング等の運動中でも落ちにくい構造です。重量約15gの軽量化を実現。長時間の連続装用でも疲れにくく、快適なリスニングが可能です。内蔵メモリーに最終音量を記憶します。再接続時には前回の音量設定から再生が始まります。左右の音圧感度差は、最大1dB以下です。
- 【大容量バッテリー】2時間の充電で、最大8時間の連続使用(通話・音楽再生)が可能です。待ち受けは最大200時間です。
- 【便利なリモコン操作・マグネット搭載】首元のマルチファンクションボタンでは、音楽再生/停止、曲送り/戻り、電話応答/終了等の操作が可能です。移動中や作業中などでも首元のリモコンで簡単に操作ができます。又、イヤホンヘッドにマグネットを搭載し、使用しない時は、首にかけて置くことができます。
- 【Bluetooth 4.1バージョン搭載・IPX4 防汗性能対応】Bluetooth 4.1バージョンを採用したことにより、通信が従来より速くなり、伝送効率が良くなりました。遅延の無い クリアーなサウンドが楽しめます。防水規格IPX4等級は汗からイヤホンを守り、ランニング・ジムなどスポーツにも対応可能です。
- 【パッケージ内容・保証付き】●Bluetooth イヤホン本体●S /M /L 3サイズの密閉型イヤーピース(Mサイズは出荷時に装着済)●収納バック●USB充電ケーブル●クリーニングクロス●取扱説明書※本商品は日本の技適認証をすべて取得しております。
長所と短所
- ○音楽再生で8時間のロングライフバッテリー
- ○耳が痛くならない装着感
- ○イヤホンにマグネットがあり使用時にネックレス状にできる
- ○IPX4で生活防水されている
- ○技適認証済
- △コントロールパネル以外にもう1つ異物がある
- △ボタン配置が特殊
はじめに
今回レビューするのは、Kingyouさんのワイヤレスイヤホン『BT001S』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
外観チェック
パッケージ外観は段ボール素材の簡素な物です。また、非常に片手で軽く握れるほどコンパクトな箱です。
パッケージ内容は、イヤホン、専用ポーチ、USBケーブル、イヤーチップ×2組m不織布、説明書。
イヤホンはケーブル途中のコントロールパネル以外に、逆側にも全く同じ大きさ、重量、形状のボックスがあります。
イヤホン同士はマグネットで吸着します。また、ハウジング(機械部分)はまった苦と言って良いほど無く極小です。耳に負担が掛かりません。
コントロールパネルにあるボタンは、一般的な3ボタン式ではなく4ボタンです。
USB端子カバーは手袋をしていても開閉できるほどスムーズでした。
イヤホンは100円玉と比較しても極小であることがわかると思います。
重量は15.6gと軽量です。
専用ポーチにはカラビナが付いており、パンツのベルトやバッグに止めておけます。
不織布。
USBケーブル。
サイズ違いのイヤーチップ2組。
オーソドックスな操作方法なので問題ありませんが、説明書に日本語ページはありませんでした。
以上、外観チェックでした。
動画チェック
音楽再生で8時間のロングライフバッテリー
両耳イヤホンは、よほど特殊な物か変わった形状のネックバンド式を除けば、音楽再生で持つ時間は長くて8時間、奇跡的に長くて9時間といったところです。このイヤホンは音楽再生で8時間前後バッテリーが持ったので、バッテリー持ちでは最長の部類に入ります。
ワイヤレスイヤホンで何が一番面倒かと言えば充電の手間、そしてそろそろバッテリーが切れるかなといった心配、残量の確認などです。当然、バッテリーが長く持てばその手間は減ることになります。
既に100近くイヤホンを使用しましたが、この面倒と面倒ではなくなる差が6時間だと思っています。勿論、充電の手間を減らすために充電器とマグネットで吸着式できたり、メーカー側も色々工夫をしているので一概にはいえないのですが、基本的に6時間以上持つ物は一気に使い勝手が良くなると思っています。
6時間持つと、通勤や通学で毎日2時間使用しても、3日に1回の充電で良くなります。更に持つこのイヤホンのように8時間持つ物だと4日に1回です済みます。バッテリー残量を気にすることも少なくなるのでストレスがかなり減るんです。
耳が痛くならない装着感
このイヤホンは基本的にイヤーフックが無くてもしっかり装着できるタイプです。カナル型でイヤーチップが耳の穴の奧にしっかりと入るので、15gの軽さと合わさり、耳たぶへの負担が掛かりません。
また、耳の穴の中にイヤーチップが入るカナル型なので、しっかりと耳に音が届き、遮音性が高く没入感の高いイヤホンです。
イヤホンにマグネットがあり未使用時にネックレス状にできる
最近のイヤホンで多いですが、イヤホンの背中がマグネットになっており、左右のイヤホン同士がピタッと吸着します。
スーパーのレジ、知人と偶然会った時など、一時的に耳からイヤホンを外したい状況で便利です。マグネットが無いイヤホンだと、イヤホンが首回りでぶらぶらし、運が悪いとずり落ちて紛失…なんてこともあるのですが、ネックレス状にしておけるため、この危険がなくなります。また、仕舞うときにもケーブルやイヤホンがグチャグチャしたり、他の小物に引っ掛かることも少なくなるので、スッキリ仕舞うことができます。
IPX4で生活防水されている
スポーツ時は汗を掻くので気になる防水能力ですが、IPX4の防水等級に対応していました。
上記画像をご覧いただければ分かりますが、『あらゆる方向からの飛沫による有害な影響がない。』となっています。その上のIPX5が『噴流水』となっているので、飛沫と噴流水の違いですね。
しぶき【(:飛沫)】(名)
①しぶくこと。
②しぶいて とび散る、こまかい水のしずく。
─
**ひ まつ【飛(×沫)】(名)
しぶき。
「━をあびる」「━感染(カンセン)〔=くしゃみや せきによる感染〕」
─
[飛] ヒ・とぶ・とばす
飛白(かすり)
飛沫(しぶき)
飛鳥(あすか)
飛礫(つぶて)
飛驒(ひだ)
飛竜頭(ひりょうず)三省堂国語辞典 第七版 (C) Sanseido Co.,Ltd. 2014
ふん りゅう【噴流】(名)
〔文〕ふき出すように動く、はげしい流れ。三省堂国語辞典 第七版 (C) Sanseido Co.,Ltd. 2014
辞書を引くと上記のようになっています。
要は一般的な雨や汗、水しぶきが飛沫、激しい雨やシャワーが噴流水ですね。なので、台風やゲリラ豪雨には少し不安な防水等級ですが、一般的な雨や汗では問題がないことがわかります。
いわゆる生活防水といって差し支えないと思います。日常の生活で困ることはありません。ただ、気を付けるべき点は、前述もしたように台風やゲリラ豪雨に直接晒されることです。このような状況になったら素直に仕舞った方が良いと思います。
技適認証済
海外製の無線機器は、日本の技適認証を受けていない物が多いです。代表的な機器だとスマホなどでしょうか。無線機器がきちんと日本国内の規格、法律に沿っているかどうかの認証です。
技適マーク(ぎてきまーく)とは、技術基準適合証明と技術基準適合認定のいずれかあるいは両者の認証がなされていることを表示するマークで、総務省令に定められたものである。
正直、技適マークがなくてもほとんどの場合は実用上問題ありません。ただ、違法は違法なので、気にする方がいますし、まれに電波の干渉などで問題が起こることがあります。
このイヤホンは技適マークをしっかり取得していました。
音質について
音質について拘りがある方ではないのですが、個人的には十分の音楽を楽しめる音質だと感じました。低音でも高音でも、割れることはありませんでしたし、チープなシャリシャリ音も特に感じませんでした。
また、音ズレについてPCでTVや動画を見て確認しましたが、口の動きと声がずれることは一切ありませんでした。TVや動画を見る用途でも問題ありません。
受信感度について
距離8mで、その間に木製の扉2枚を挟み、閉めきった状態で音楽を聞いてみましたが、一切音が途切れることなく聞こえてきました。また、この状態でイヤホンやコントロールパネルを手で覆って電波を阻害してみましたが、音がブツブツ途切れ、手を離したらまた音がスムーズに聞こえてきました。
多くのイヤホンを使用してきましたが、中の上か上の下といった受信感度です。10個中7,8個はこのような受信レベルです。一般的な使い方で日常問題にはならないと思います。また、別の実験で、バッグに入れてフルフェイスのヘルメットを被り、音楽を聞いても音が途切れることはありませんでした。
気になるところ
最後に使用してみて気になったところを挙げていきます。
コントロールパネル以外にもう1つ異物がある
ケーブル途中に長方形のコントロールパネルがあるのは一般的なイヤホンと同じなのですが、逆側に同じ形状、大きさ、重さのボックスがありました。バッテリー持ちが良いのは、機械部分をこちらにも入れて分散させているおかげで、バッテリー容量を増やせたのだと思います。しかし一方で、邪魔になる異物が1つ増えたことも事実。ケーブル途中に異物があることが嫌な方は気になるかもしれません。
ただ、これにも実は利点があります。左右同じバランスになるんです。片方だけにコントロールボックスという、軽いとはいえ異物があると、イヤホンによってはそちら側だけに下への引力が発生し、バランス悪くケーブルが配置されてしまうことがあります。
具体的に書くと、コントロールパネルのある右側だけが引っ張られ、ケーブルがピンと張った状態となり、何も無い左側は引っ張られる物が無いので、ケーブルが余ってブラブラしている…なんて据わりの悪い状況です。過去に1個だけこの状態で耳が不快になる物がありました。それではじめて左右バランス良く『重り』がある方が良い場合があるのだなと気付きました。
異物が増えるのを嫌だと思うか、異物が増えても左右のバランスが良い方を取るか…ですね。ただ、総重量が15gと軽量なので、異物が逆側に1つ増えたからといって、それほど違和感は感じませんでした。
ボタン配置が特殊
コントロールパネルのボタン配置は独特でした。一般的なコントロールパネルに配置されているボタンは、+、マルチファンクションボタン、-の3ボタンなのですが、画像のように4ボタンです。
1個増えたボタンはなにかというと、スキップ専用のボタンでした。一般的なイヤホンと同じく、+ボタン長押しでもスキップになるので、スキップの方法は2通りとなります。スキップ専用ボタンはチョンと短く押すだけでできるので、スキップ操作をよくする人には便利だと思います。
ただ、マルチファンクションボタン(電源ボタン)が3ボタン式では『真ん中』という、実にわかりやすい配置で、見ずに操作するこの手のイヤホンでは便利だったのですが、このイヤホンは真ん中が電源ボタンではないので、手探りで操作すると慣れるまで戸惑うかもしれません。
総評
8時間音楽再生でバッテリーが持ちますし、イヤーフック無しでしっかり装着できるため、使い勝手の良いイヤホンだと思います。
変わった仕様としては、スキップ専用ボタンが独立しているので、音楽を聞く際に良くスキップ操作をする方に向いていると思います。
こんな人にお勧め
- 音楽再生で8時間持つイヤホンが欲しい人
- イヤーフック無しでしかり装着できるイヤホンが欲しい人
- スキップ専用ボタンがあるイヤホンが欲しい人
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