目次
特徴
HGシリーズ 新生-REVIVE-より「機動戦士Zガンダム」からキュベレイが登場!
可動性能の高い4枚のフレキシブル・ショルダーバインダーで劇中で印象的だったポージングも再現可能。
部位ごとにまとめたランナー配置、くさび型ゲートにより組み上がりがキレイ。
最新のフォーマットでハマーンの愛機キュベレイを新生。アニメ設定・劇中作画をもとに、エッジの効いたシャープな造形、0.15mmの細かいディテール線で再現、スタイリッシュなデザインに。
特徴的なファンネルのほかビーム・サーベルが付属。ビーム・サーベルパーツはビーム・ガン発射エフェクトとしても使用可能。
1999年に発売された「HGUCキュベレイ」とは異なった新たなプロポーションで新規設計。
【付属品】ビーム・サーベル(ビーム・ガン)×2、ファンネル×10
【商品内容】成形品×10、ホイルシール×1、組立説明書×1
長所と短所
- ○関節がヌルヌル動く
- ○完全に色分け
- ○ギミックが多い
- △パーツが多い
- △武器が少ない
はじめに
今回は前回のグフに続きREVIVEシリーズのキュベレイを購入しました。
前回の組み立てと同じく素組み+スミ入れ+つや消しスプレーで完成させました。
外観チェック
化粧箱。他のキットに比べてだいぶ厚みがあります。
箱を開けるとパーツが山積み。多いです。
説明書。工程は他と変わらないのですが結構複雑。
シールはこの1枚のみ。目と色分けの再現がプラモの成形のみではできなかった肩部分だけです。
ランナーをAから順に並べて制作準備完了。今回はランナーが多いので作業領域に入るギリギリでした。
以上、外観チェックでした。他に比べて明らかにパーツが多く、そして肩部分など組み立てが結構複雑なキットです。
組み立て工程
まずはサクッと胸部が完成。ここは苦労することなく組み上がりました。
背面には文字が彫ってありリアルです。1/144とは思えない精巧さ。
顔部分。縦に非常に長くアリクイみたいです。数少ないシールの1つはここで使用。
胸部と顔を接続した状態。形になってきました。
さて、ここから工程がちょっと複雑な肩部分。キュベレイは肩が大きく、そして割れたり閉じたり大きく広げたり畳んだりと、色々な形に変形するのが特徴なのですが、それを完全に再現するため数多くのパーツが使われていました。当然その分組み立ては面倒になります。
このキットのシールは先ほど使用した目と、この肩のピンクのしずくのような部分のみです。
肩4枚を組み合わせると両肩ができ上がります。ピンクの縞模様や青色の円を完全色分けするためパーツが多く複雑になっています。
腕部分。ここも肘にギミックが仕込んでありちょっと複雑です。
ギミックのおかげで肘は90度以上曲がります。
肩と腕を組み合わせてようやく腕全体が完成。ここが一番大変でした。
胸部と両腕を繋げてだいぶ形になってきました。上半身の完成です。
説明書では足を作る工程なのですが、上半身と下半身をすぐに繋げられるように腰部を先に作りました。ここは横のスカートがないのでザク系、ジム系よりも簡単でした。
上半身と腰部を接続。これで足を作ればすぐに体と接続できます。
まずは足部分を組み立て。かかとがぼてっとしていて特徴的です。足裏の肉抜きはなし。
スネとモモ部分。この辺は他のキットと同じような難易度でした。
膝も肘と同じく90度以上曲がります。
足を繋げてほぼ完成です。この羽根のような肩は存在感あります。
最後に背中に付けるファンネル収納部分を作って終了です。
ファンネル部分を背中に接続して本当にこれで終了。お疲れ様でした。
以上、組み立て工程でした。
キュベレイはアディダスよろしく、ピンクの3本線が至る所にあるので、それを再現するために色違いの別パーツを裏からくっつける構造が多く、その影響でパーツが多くなったようです。組み立ても複雑で面倒になってしまったのですが、そのおかげで完全色分けができています。
パーツが多く組み立てが複雑だったので、組み立てには他のキットよりも多くの時間が掛かり、結局4時間ちょっと費やしてしまいました。
スミ入れ工程
スミ入れ工程…の前に、削りカスを落とすためにいつものシャワー洗浄です。
キュベレイは裏に隠れている部分が多いので、一旦適度にバラしてスミ入れしました。
そして今回もここで食事休憩。
半日ほど乾燥させたらスミ入れ工程に入ります。
はみ出ても気にせずガンガンスミ入れします。
はみ出た部分は綿棒で拭き取れば綺麗になります。
キュベレイは普段は隠れていて見えづらいような、でもそこは角度やポーズによっては見えるので手を抜けない部分が多く、スミ入れも他のキットに比べて時間が掛かりました。
全てのスミ入れが完了。
バラしていたパーツを再度組み上げた状態。一応これで形になりました。
以上、スミ入れ工程でした。
スミ入れには1時間程掛かってしまい、こちらも他のキットに比べ多くの時間を必要としました。1/144とは思えない精巧さです。
つや消しスプレー工程
最後につや消しスプレーを吹き付けて完了です。
今回も2,3吹きするだけなので、簡易的に床と壁を新聞でガードして準備完了です。武器もサブパーツ少ないのですぐに終わりました。
そして全ての工程が終わった状態がこちら。
白いパーツが鈍く光る感じになり、良い感じの白い光沢です。
つや消しスプレーはやはり良い物です。
このマットな感じの白が良い味出してます。
以上、つや消しスプレー工程でした。
つや消しスプレーはプラモ独特のプラスチック丸出しの光沢を抑えてくれるので好きです。今回は全体的に白く、色が付いている物に比べ、より光沢を発していたのですが、つや消しスプレーでこれが良い感じのマットな白になりました。
パーツが多い
化粧箱を見れば一目瞭然なのですが、他の1/144のキットの1.7倍くらいの高さがあります。当然その高さは何かと言えばランナーの多さです。パーツが多いことは精巧なガンプラであることに繋がり、ギミックも多くなるのですが、当然その分組み立てに掛かる手間と時間は増えてしまいます。「精巧なのは良いんだけど組むのが大変で…」との理由でMGに行かない人も多いはず。そういう人の場合、多少このキットは組むのが面倒と感じるかも知れません。
武器が少ない
前回制作したグフと同じく、MSの設定上仕方がないのですがキュベレイは武器が少ないです。付属の武器はヒートサーベル2本のみと言う寂しさ。まあ武器が多いキットは多いキットで、単調な武器制作に嫌気が差してしまうのですが…。
関節がヌルヌル動く
REVIVEの特徴でもあるようにこのキットも関節がヌルヌル動き、膝と肘は90度以上曲がります。このおかげで色々なポーズを取らせることが可能となっています。
関節がヌルヌル動く一方、REVIVEは関節がポロッと取れてしまうような脆さもあるのですが今回もこれがありました。このキットでは腕部分の肩との付け根が結構簡単にポロッと抜けてしまいます。ディスプレイしておく分には自然に落ちるような脆さではないのですが、色々なポーズを試行錯誤して腕を動かしていると、結構簡単に腕の付け根からポロッと取れてしまいます。
完全に色分け
HGUCも完全色分けを謳って久しいのですが、このキットも勿論完全色分けです。キュベレイは肩や背中のファンネル収納部分に細かい複雑な模様があるのですが、これも全て完全に色分けができています。「そうやって色分けを再現するのかあ」と組み立てながらその工夫に感心してしまいました。
ギミックが多い
パーツが他のキットに比べて明らかに多いことは前述しましたが、それは何故かと言えば完全色分けとギミックを再現するためです。
このキットの主なギミックを挙げると、肩部分がアニメ通りきっちり真ん中でパカッと割れるようになっており、また下に垂れ下げて畳むこともできます。しかもその動きがポリキャップ部分の接続が優秀で滑らかす。それでいてポロッと簡単に取れることのない強度になっています。
また、肘部分にも細かいギミックが仕込んであります。キュベレイは肘に深いお皿のような形状のパーツがあるので、その構造上肘は曲げづらくなっているのですが、その欠点を補うため肘がニュルッと伸縮します。このおかげで肘を曲げる際、引っ掛かってしまうお皿部分を避けて曲がるようになり90度以上曲がるようになっています。これは良く作られているなと感心しました。
動画チェック
総評
私は基本的に1年戦争の機体が好きで、ZやZZは優先順位は低くなりがちなのですが、REVIVEシリーズが現在進行形で順次リリースされているので手を出してみましたが、このキットも1/144とは思えない格好良いフォルムで関節も滑らかに動き素晴らしいです。REVIVEは関節に弱い部分があるのが弱点だと思うのですが、それを補って有り余る安価な価格、関節の動き、造形の良さがあるのでこれからも発売する度に購入していこうと思っています。
こんな人にお勧め
- 完全色分けされたキュベレイが欲しい人
- ギミックが精巧なキュベレイが欲しい人
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