目次
長所と短所
- ○旧ザクが格好良くリニューアル
- ○合わせ目が旧キットに比べて目立たなくなっている
- △格好良くなりすぎてアニメとは別物
作業時間
- 組み立て:約3時間
- スミ入れ:約20分
- つや消しスプレー:約10分
はじめに
少し前にガンプラを趣味として復活させた第1弾として2006年発売の旧ザクを作成しましたが、今回はその旧ザクが10年ぶりのリニューアルとのことで早速発売日に購入して作成しました。ちなみに、これは現在最新のHGシリーズであるREVIVEではないんですね。てっきりREVIVEシリーズだと思っていたのですが、ORIGINはORIGINで別個のシリーズでリリースされているみたいです。
今回はたまたまポイントが貯まっていたビックカメラで購入したのですが、発売日前に予約しておいたものが1日前に発送され、発売日の昼には届きました。素晴らしい。
外観チェック
勘違いしていたのですが、スレンダーとデニムの2体の旧ザクがセットになっているわけではなく、1体の旧ザクの一部パーツを入れ替えて、スレンダーとデニムどちらにでも組み立てられますよとの物でした。
![9BA673E6 9BA673E6](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2016/06/9BA673E6.jpg)
パーツの数は少し多めでしょうか。シールはデカール付きです。
![C6BD0B33 C6BD0B33](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2016/06/C6BD0B33.jpg)
![05CCE955 05CCE955](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2016/06/05CCE955.jpg)
今回もパーツを重ならないように並べて準備完了です。ポリキャップが結構多いかも。
![78A88333 78A88333](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2016/06/78A88333.jpg)
胸部。この辺はサクサク組み上がりました。両側の緑のパーツは微妙に稼働します。細かい。
![CA670B91 CA670B91](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2016/06/CA670B91.jpg)
![02A2EC3E 02A2EC3E](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2016/06/02A2EC3E.jpg)
頭部。アゴ下のつまみでモノアイを自由に動かせます。
![5CD3E6EB 5CD3E6EB](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2016/06/5CD3E6EB.jpg)
![9F59F04E 9F59F04E](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2016/06/9F59F04E.jpg)
腰部。この辺りも旧キットよりパーツが多く、細かくなっていました。
![2946365F 2946365F](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2016/06/2946365F.jpg)
![04691D23 04691D23](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2016/06/04691D23.jpg)
頭部、胸部、腰部を合体させた状態。ここまでくると形になってきます。
![31E50340 31E50340](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2016/06/31E50340.jpg)
![1486706A 1486706A](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2016/06/1486706A.jpg)
腕部。180度近く曲がります。
![B45401E8 B45401E8](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2016/06/B45401E8.jpg)
![5FF8273A 5FF8273A](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2016/06/5FF8273A.jpg)
この肩部分がスレンダーとデニムでは違っていて、工事現場のような黄色と黒の縞模様があるのがデニム。通常のザクのようにシールドがあるのが擦れーんダーとなります。このようなパーツをいくつか入れ替えることで、デニム機、スレンダー機の変更が可能となっています。
![17D68708 17D68708](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2016/06/17D68708.jpg)
![45990640 45990640](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2016/06/45990640.jpg)
腕部を合体させた状態。ここまで来るとあと少しです。
![6DD1B405 6DD1B405](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2016/06/6DD1B405.jpg)
![B95B20EE B95B20EE](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2016/06/B95B20EE.jpg)
脚部。こちらも膝関節が良く曲がります。
![9AB3B5B0 9AB3B5B0](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2016/06/9AB3B5B0.jpg)
![94B9474D 94B9474D](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2016/06/94B9474D.jpg)
そして脚部を合体させてほぼ完了。残すは武器だけです。
![C9F9D05D C9F9D05D](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2016/06/C9F9D05D.jpg)
顔のアップ。旧キットに比べてモールドが多いです。
![AEB995C9 AEB995C9](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2016/06/AEB995C9.jpg)
武器を組み立ててザクバズーカを持たせたところ。
![AC2C40DE AC2C40DE](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2016/06/AC2C40DE.jpg)
以上、組み立て工程でした。
パーツは一般的なHGより若干多く、更にデニムとスレンダー両方のパーツを一部作らなければならないので多少面倒な部分がありました。また、旧キットに比べてパーツが細かく分けられており、モールドが多いので格好良く鼻kっているのですが、その反対にあの1stガンダムに出旧ザクではなくなっています。この辺りは好みが分かれるところかも知れません。
スミ入れ工程
まずはいつもの通り削りカスを落とすために水洗い。
![ED747182 ED747182](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2016/06/ED747182.jpg)
そしてスミ入れしやすいように適度にバラして準備完了。
![701CD199 701CD199](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2016/06/701CD199.jpg)
今回も流し込み用スミ入れではみ出すことを気にせずガシガシスミ入れしていきます。
![D6194D95 D6194D95](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2016/06/D6194D95.jpg)
しっかり乾かしたら消しゴミでゴシゴシはみ出た部分を消していきます。ちなみに、このとき便利な消しゴムはペンシル型の消しゴムで、細かい部分もきっちり消すことができます。
![2B4EA8B9 2B4EA8B9](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2016/06/2B4EA8B9.jpg)
![8FFAB06A 8FFAB06A](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2016/06/8FFAB06A.jpg)
そして消しゴムカスを取り除くため再度水洗い。
![2C73B77A 2C73B77A](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2016/06/2C73B77A.jpg)
最後にデカールを貼っていきます。細かいデカールを貼るところがいっぱい合って大変。
![DC0BF2A7 DC0BF2A7](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2016/06/DC0BF2A7.jpg)
デカールを貼り終えて取り敢えず完了。
![AE7ADEAF AE7ADEAF](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2016/06/AE7ADEAF.jpg)
背面から。
![88EE3C17 88EE3C17](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2016/06/88EE3C17.jpg)
以上、スミ入れ工程でした。
モールドがやたら多いのでこのスミ入れ工程や細かいデカール貼りは大変でした。
つや消しスプレー工程
つや消しスプレーはいつも通り新聞で軽く周りを保護して2,3吹きで終了。
![2963ECFE 2963ECFE](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2016/06/2963ECFE.jpg)
合わせ目が目立たない
HGUCの旧ザクが発売されたのが2006年なので10年ぶりのリニューアルとなります。当たり前ですが相当な技術の進歩があるので、合わせ目が非常に目立たなくなっています。顕著なのがスネやモモ部分で、ここは完全に合わせ目が無くなっていました。旧キットはこの部分に思い切り合わせ目が出ていましたからね。修正するのは必然だったみたいです。
モールドが多い
モールドが多いとメカ感が出て見た目格好良くはなるのですが、アニメのそれと同じかと言われると…と言う諸刃の剣だと思うのですが、この旧ザクはこれでもかってくらいモールドがあります。確かにメカとしては格好良いのですが、1stガンダムの旧ザクをイメージしていると甘林見もかけ離れているため好みが分かれるところかも知れません。
この旧ザクは厳密な話をすれば設定上1stガンダムには出ておらず、ORIGINの旧ザクと言うことではあるのですがここまで違うことを受け入れられるかどうか…ですね。ただこれがいやとなあると、2006年発売の合わせ目が目立つ古い旧ザクしかないわけで難しいところです。間違いなくこの旧ザクは格好良いんですけどね。
旧キットとの比較
少し旧キットと比較していきたいと思います。
フォルム、モールドから相当な変更があるのが一目瞭然ですね。
![770C69C1 770C69C1](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2016/06/770C69C1.jpg)
上半身を見ただけでもモールドの多さ、形がだいぶ違っていることがおわかりいただけると思います。また、色合いも緑色が若干明るく、真ん中の紺色部分は灰色に近い色へと変更されていました。
![DD0EB91B DD0EB91B](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2016/06/DD0EB91B.jpg)
![13BF94EB 13BF94EB](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2016/06/13BF94EB.jpg)
10年の技術革新は凄く、最も目立っていたスネの合わせ目はパーツわけの工夫で無くなっていました。
![41D3C65B 41D3C65B](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2016/06/41D3C65B.jpg)
![418C041F 418C041F](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2016/06/418C041F.jpg)
また、モモ部分の合わせ目も完全に無くなっていました。
![09CF576A 09CF576A](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2016/06/09CF576A.jpg)
![9F6CD10A 9F6CD10A](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2016/06/9F6CD10A.jpg)
腰部のモールドも変わりました。また、腹部に新たなパーツが追加。
![1708DA37 1708DA37](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2016/06/1708DA37.jpg)
![1AC98E76 1AC98E76](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2016/06/1AC98E76.jpg)
肘関節の構造も一新。合わせ目もモールドと言うことになりました。
![897F11E5 897F11E5](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2016/06/897F11E5.jpg)
バックパックもリアルになっていました。
![549FEB81 549FEB81](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2016/06/549FEB81.jpg)
![2C040111 2C040111](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2016/06/2C040111.jpg)
上から見た感じだと口部分の長さは若干身近身近くなっていました。
![F8B43BFC F8B43BFC](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2016/06/F8B43BFC.jpg)
![2DA333F0 2DA333F0](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2016/06/2DA333F0.jpg)
以上、旧キットとの比較でした。
やはりこう細かく見ていくとマイナーバージョンアップと言うことではなく完全な新キットですね。
総評
旧キットとの比較でも分かるように、プラモとしてもクオリティや技術なんかは完全にこのORIGINの旧ザクの方が上です。それも微妙に良いとかではなく圧倒的に作りが上です。ただ1だけ気になるのは1stガンダムの旧ザクではないことです。これは好みの問題になるのでどう言って良いのか難しいのですが…。
私はどちらを選ぶかと言われれば、やはり10年の技術格差は大きいので、このORIGINの旧ザクを選ぶと思います。
こんな人にお勧め
- 格好良い旧ザクが欲しい人
関連リンク