目次
- 1 特徴
- 2 長所と短所
- 3 はじめに
- 3.1 GoProの廉価版
- 3.2 説明書と設定
- 3.3 挙動まとめ
- 3.4 豊富なアクセサリ同梱
- 3.5 GoProのアクセサリが使用可能
- 3.6 開放型ハウジングが無かった
- 3.7 128GBのSDカード使用可能
- 3.8 小さく軽い
- 3.9 バッテリー持ち
- 3.10 モバイルバッテリーで給電しながらの録画が可能
- 3.11 ファイルの分割状況
- 3.12 ファイル名
- 3.13 作られる動画の容量
- 3.14 wifiでスマホと連携
- 3.15 GoProと遜色なし
- 3.16 動画画質
- 3.17 撮影動画サンプル
- 3.18 静止画画質
- 3.19 撮影静止画サンプル
- 3.20 ファームウェアのアップデート
- 3.21 ウェアラブルカメラは最高のオモチャ
- 4 総評
- 5 こんな人にお勧め
- 6 関連リンク
- 7 この記事と関係のある商品
- 8 この記事の商品
- 9 評価をお願いします
特徴
- サイズ:61mm×42.4mm×25 mm
- 質量(g):74(電池ある)、58(電池なし)
- チップセット:Novatek 96650
- センサー:12MP SONY IMX078
- 170度の広角レンズ
- ビデオ解像度:1080P (1920 x 1080)/30fps 、 720P (1280 x 720)/120fps 、4K(2880 x 2160)/24fps 、2K (2560 x 1440)/30fps
- 液晶画面:2.0インチ
- OS /Androidデバイス用のWiFi接続
- 記録形式・動画:MOV、MP4
- 多種の撮影モード:シングルショット、セルフタイマー、連続撮影
- 入出力端子:USB2.0/HDMI
- バッテリーライフ:1080p/約80分間
- バッテリー容量:3.7V 900mAh
- システム:Windows XP/Vista/7/Mac OS
- 言語オプション:英語/日本語 /中国語/ドイツ語/フランス語/スペイン語/ロシア語 /イタリア語/ポルトガル語
- パッケージ内容
- 1×カメラ
- 1×防水ケース
- 1×バッテリー
- 1×バイクスタンド
- 1×カメラクリップ
- 1×アダプタ
- 1×ハルメットベース
- 1×バンデージ
- 1×3m 粘着テープ
- 1×ワイヤロープ
- 1×USB ケーブル
- 1×電源アダプタ
- 1×清掃布
- 1×取り扱い説明書
長所と短所
- ○安い
- ○豊富なアクセサリが同梱
- ○小さい(61mm×42.4mm×25 mm)
- ○軽い(74g(電池含む)、58g(電池無し))
- ○4k動画撮影が可能(2880 x 2160)
- ○水深30mの防水
- ○バッテリーの交換が可能
- ○ほぼ全てのGoProのアクセサリが流用可能
- ○モバイルバッテリーで給電しながらの撮影が可能
- ○モバイルバッテリーで給電しながらの撮影の場合電池がいらない
- ○128GBのSDカード(SDXC)まで使用可能(メーカー推奨に非ず)
- △USB端子、HDMI端子にカバーが無い
- ×説明書に日本語無し
- ×開放型ハウジングケースが無い
はじめに
以前、GoPro HEROを購入したのですが、実は水没で壊れて使用不可能になっていました。過酷な撮影環境でない場合は音もきちんと録音したいため、防水の密閉型ハウジングケースではなく、開放型ハウジングケースを使用していたのですが、その時たまたまゲリラ豪雨に遭いまして…。その時は胴体に密着して取り付けるアクセサリでマウントしていたので、移動中だったこともあり取り外しが面倒と感じてしまい、20分くらい大丈夫だろうと高をくくっていたのですがこれが原因で壊れました。当然ですよね。自業自得です。そんなわけでここ数ヶ月、オモチャとしては最高だと評価していたウェアラブルカメラを使えない日々でした。
こんな状況だったのでずっとまたウェアラブルカメラを購入しようか悩んでいたのですが、今回はそのGoProとそっくりのSJCAMのレビューを書いていきたいと思います。
GoProの廉価版
このSJCAMはストレートにいってしまうとGoProの廉価版です。形状、機能、使用目的、なにからなにまでGoProとそっくり…というかほぼ同じです。なにせGoProのアクセサリがそのまま使えますからね。この辺りは後述します。
Amazonの商品ページは分かりづらくて、SJ5000Xのどのバージョンかわからなかったのですが、届いてパッケージを見たら、SJ5000X Eliteでした。SJCAMのハイエンドモデルですね。GoProのハイエンドモデルHERO4 BLACKが5万5千円くらいのですので、半額以下と非常にリーズナブルです。
一昔前はこのようなそっくりの廉価版はすべからく粗悪品だったのですが今は普通に使えるんですね。人気商品には似たような商品が出るのは宿命なのですがGoProもこの例に当て嵌まります。数多のGoProと似た商品が市場に出回っているのですが、このSJCAMはその中でも最も有名で最もクオリティが高いです。なにせSJCAMの偽物が多く出回って問題になる位なので、もはやGoProの模倣という域は出ているといっていいでしょう。GoProは欲しいけど高い、じゃあどうしようとなった場合、間違いなく最有力の候補であり、実際に売れているメーカーのウェアラブルカメラです。
少し話はずれますが、日本ではあまり馴染みがない中国メーカーのHUAWEI(ハーウェイ)。世界のスマホ市場ではサムスン、Appleに次いで3位です。このメーカーも今までの中国製のイメージとは全く違い安価で高品質。日本やアメリカのような先進国の場合、法整備や規格、基準の統一で、粗悪品は出回らないようになっているのですが、中国製は相変わらず粗悪品が出回っています。かと思えば一方で高品質なメーカー、世界中で売れているなんてメーカもあり二極化が激しいように思います。そしてこのSJCAMは後者。
昨今、東芝の粉飾決算、シャープの身売りなんて日本人としては残念なニュースがありましたが、日本のメーカーはこのような安価で高品質を生み出す中国製メーカーと競争できるんですかね…。東芝なんて好きなメーカーで、気付けば家に色々東芝製がある生活なので本当に残念です。まだ中国は粗悪品を出回らせているので、国家ブランドとして向上するには時間が掛かりそうではありますが、日本人フィルタを取り除いてみると、中国の一部のトップメーカーとは日本の家電メーカーは既に対抗できていないような…。
中国メーカーに拒絶反応を示す人がいるのはわかります。私にもまだそれはあります。理由は前述もしたように、一部良質なメーカーもあるものの、それ以上に粗悪品を出すメーカーが多いからです。『悪貨は良貨を駆逐する』ってやつです。このイメージを払拭するには、粗悪品を出すメーカーを減らすしかありません。ただ、10年前と比べると、品質がどうにもならない中国メーカーの物は明らかに減ってきています。この傾向がどんどん進んでいった場合、本当に日本のメーカーは不味いかも知れません。パソコンや家電好きの人ならわかっていただけると思いますが、一昔前のように「中国製?じゃあ無し」という思考回路は確実になくなりつつあります。まあただそこは上手くできていて、売れる、品質が良くなる、儲かる、社員の給料が上がる、人件費が上がる、コストが掛かる、高くなるとの流れが起こると思うのでそう単純な話ではないのですが。少し話はずれましたが、今回SJCAMを使ってみて思ったことでした。
説明書と設定
海外メーカーの物だと割と良くあるのですが、SJ5000Xも日本語の説明書はありませんでした。Modeボタン、OKボタン、上、下、wifiの五つのボタンだけなので、とにかく手探りで適当に押して挙動を確認すれば10分もしないうちに理解はできるのですが、このようなデジカメやビデオカメラに疎い人の場合は理解するまでに時間が掛かるかも…。
基本的に画面に出てくるメニューを選択していくだけなので、ボタン自体に特殊な操作の割り当てはされていません。前述もしたようにモード切り替え、OK、上、下、wifiの5つしかボタンがないなので、設定メニューの出し方さえわかればあとは簡単です。
ちょっと分かりづらいのは上にある赤いボタンが決定ボタンで、前面にあるボタンがModeボタン(電源/モード切り替えボタン)だということ。一般的に赤丸のボタンって電源ボタンですよね。ここを理解するのに少し時間が掛かりました。
ちなみに、設定でLEDの光り方は4段階(off/1/2/3)に変更可能です。offにすると充電しているときに裏面の赤色LEDが点灯する以外は、何を操作してもLEDが光らないので、目立ちたくない場合には役に立つでしょう。また、操作時の音量調節もできるので、ボタン操作時の音を完全に消すことができるのも五月蠅くなくて良いです。そして鬱陶しいシャッター音や録画開始時の音はは一切しません。また、録画中の液晶画面の消灯もoff、30秒、1分、3分、5分から選べ、設定時間になると録画していても液晶画面が消灯するので、LEDオフと組み合わせると、録画中でも今録画しているのかどうか自分でもほとんど分からなくなります。
一応録画中は上面右にある針の穴ほどの青色LEDが点滅するのですが、真っ暗な中でも目を凝らさなければ分からないほど控えめなので邪魔になりません。
録画時の録音感度も10段階で調整できるのも有り難い。密閉したハウジングケースに入れるウェアラブルカメラの場合、音声を上手く拾ってくれないことがあるのですが、感度を上げることでどれくらい音を拾うかを任意に設定できます。
挙動まとめ
説明書に日本語がなく、ボタンの挙動が分かりづらいのでここで一旦まとめておきたいと思います。ここは全てを把握するのに一苦労でした。
ボタン/モード | 位置 | 電源オフ時 | 録画モード | 静止画モード | 設定モード | 録画中 |
---|---|---|---|---|---|---|
Modeボタン | 前面 | 電源オン | 【長押し】 電源オフ 【短押し】 静止画へ |
【長押し】 電源オフ 【短押し】 設定へ |
【長押し】 電源オフ 【短押し】 録画へ |
【長押し】 電源オフ 【短押し】 静止画撮影 |
OKボタン | 上面 | なし | 録画開始 | 静止画撮影 | 決定 | 録画停止 |
Wifiボタン | 右上 | なし | wifiオンオフ | wifiオンオフ | なし | wifiオンオフ 録画停止 |
Upボタン | 右中 | なし | 拡大(x1-8) | 拡大(x1-8) | 前を選択 | 拡大(x1-8) |
Downボタン | 右下 | なし | 縮小(x1-8) 簡易設定 |
縮小(x1-8) 簡易設定 |
次を選択 | 縮小(x1-8) |
USB端子 | 左上 | 【着】 電源オン 【脱】 なし |
【着】 なし 【脱】 電源オフ |
【着】 なし 【脱】 電源オフ |
【着】 なし 【脱】 電源オフ |
【着】 なし 【脱】 録画停止 電源オフ |
USB端子の挙動を掴むのに苦労しましたが、録画中に給電しているUSB端子からUSBケーブルを抜くと、録画が停止して電源がオフになります。液晶画面を見ずに給電しているUSBケーブルの抜き差しをすると、意図せず録画停止になってしまうことがあるので要注意。また、録画中にwifiをオンにすると録画が停止していまうことも注意。この辺りは次はで改善、もしくは設定で停止するかどうか選べるようになると使い勝手が向上すると思います。
もう一つ挙動について補足すると、電源オフ時に静止画モードにしていようが、設定モードにしていようが、再度電源を入れると必ず録画モードで立ち上がります。まあ不便なことは別にないのですが、知りたい人もいると思うので一応報告。
ちなみに、電源オフ時からModeボタンを押して操作可能になるまでの時間は7秒でした。電源オン時から電源オフになるまでの時間は1秒。ちなみに、設定で電源オン時に録画を自動的に開始するようにできるのですが、これも計測しましたがModeボタンを押してから7秒で録画が始まりました。7秒ってピンとこないと思うのですが体感だと凄く早いです。遅くていらつくとかは個人的にはありませんでした。ただ、目の前で起こったことを瞬間的に映したいとなると厳しいかも知れません。
豊富なアクセサリ同梱
GoProはアクセサリが標準ではほとんど同梱されていません。GoProの場合、まず間違いなく別途アクセサリを購入する必要があります。これが色々な面で結構面倒なんです。自分に必要なアクセサリは何かを絞り込み、それを探して購入するわけですが、単品だと高い、かと言ってセットだと余計な物まで付いている、メーカー品と互換品がある、さてどうするか…。最初から多数のアクセサリが付属しているのでその悩みが少ないのは有り難いです。
GoProは既にブランド化しており、本体価格が高いのは勿論、正規アクセサリもびっくりするほど高く、ウェアラブルカメラは本体だけではその実力の半分も発揮しません。ウェアラブルカメラはアクセサリを使用して体に取り付けたり、車やバイクに取り付けてこそなので、お高いGoPro本体を買っただけではまず間違いなく満足できず、十中八九追加でアクセサリを購入することになります。このようなウェアラブルカメラの特性上、追加でアクセサリを購入しなくて良い可能性が高まるのはアドバンテージとなります。
ただ、私が最も使うのは胴体に三点ベルトのように装着してマウントするアクセサリなのですが、これは付属していませんでした。頭に直に取り付けるヘッドギアのようなアクセサリも無し。この辺り大型アクセサリが必要になった場合は、GoPro用の互換アクセサリを購入することをお勧めします。
GoProのアクセサリが使用可能
先ほど少し触れましたが、SJCAMはGoProのアクセサリがほぼ全て流用できます。使用するねじ穴の口径やらなにやら完璧に合致して当て嵌まります。
GoProは壊れてしまったのですが、その時に購入したGoPro用アクセサリが全て流用できました。これは有り難い。GoPro用のアクセサリが無駄にならずに済みました。
開放型ハウジングが無かった
GoProには密閉型ハウジングケース(水中でも撮影可能なケース)と、開放型ハウジング(ケースUSB端子部分やマイク部分に穴が開いているケースの蓋)が標準で付属していたのですが、このSJ5000Xは密閉型ハウジングのみでした。構造上、GoProのように蓋を取り替えるだけで開放型にするのは不可能なので仕方がないのですが、これは少し残念でした。
いくらウェアラブルカメラとはいえ、撮影の全てが水中や粉塵が舞うような過酷な環境で撮影するわけではありません。過酷ではない普通の環境で使用する場合、開放型ハウジングで撮影すると音もしっかり拾いますし、家で充電するときやデータをパソコンに転送するときなど、いちいちケースから取り出さずに済むので楽でした。ところがこれはUSB端子部分が開いているケースが無いため、充電やデータの遣り取りをする場合には、いちいちケースから取り出さなくてはなりません。
一応その解決策として、付属していたドライブレコーダー用のクリップを使い、ケースを一切使わず裸運用で充電やデータの遣り取りは楽になりますし、モバイルバッテリーから給電しながらの撮影も可能にはなりました。自転車やバイクに取り付ける際はこのようにしているのですが、なにせケースを使用していない裸なので耐久性は心配。大丈夫だとは思いますが、これからの季節突然の雨にだけは気を付けたいです。
一応その善後策として、レンズだけは傷から守るためにレンズ保護キャップを別途購入しました。
128GBのSDカード使用可能
以前スマホ用に購入した以下の128GBのSDカードが使用可能でした。公式の仕様では32GBまでなんですけどね。これは有り難い誤算でした。使用方法は何も工夫はいらなくて、本体にSDカードを挿入して、本体の設定からフォーマットをするだけ。あまりにも呆気なくて拍子抜けしました。exFATでは使用できない(SDカード認識はする)のですが、FAT32でフォーマットすると問題なく使えるようになります。
SDカードは上記の1枚しか手持ちが無かったため、別途このSJCAM用に下記SDカードを購入しました。用途的には32GB(1920x1080/60fpsで約3時間37分録画可能)で十分だったのですが、先のことを考えて128GBのSDXCを購入。今回購入したSJ5000Xは4k動画まで撮影可能なので、それに手を出すと当然録画可能時間は減ります。また、新たにスマホなりビデオカメラなりの機器を購入した場合、SDHCよりSDXCの方が汎用性が高く、32GBより128GBの方が製品寿命が長いので流用できます。このように先のことを考えない場合でも、ドライブレコーダーなどで長時間使用する可能性がある場合、32GBを2枚購入していちいち入れ替えるより、交換の手間が掛からない64GB、128GBのSDXCをお勧めします。
今回新たに購入したSDカードも、本体に挿入してフォーマットするだけで何の問題もなく使用できました。画像で録画可能時間が14時間10分55秒となっていることがおわかりいただけるかと思います。128GBのSDカードでフルハイビジョン(1920x1080)の60fpsで録画をするとこれだけの時間録画が可能です。当然64GBなら半分の7時間5分となり、32GBなら更に半分の3時間37分となります。(SDカードによって数分から10分程度前後します)
このようなカメラやスマホ、タブレットをいくつも使ってきましたが、大抵仕様で記載されている容量より大きいSDカードが使えてしまいます。当たり前ですがメーカーが100%使えると保証できるところまでしか記載しないのでしょう。95%の物で使えると確認しても、それで残りの5%に当たったユーザーから使えなかったじゃないかとクレーム来たら厄介ですからね。また、「95%は使えると思います」なんて曖昧な公式コメントを出しても混乱するでしょう。
小さく軽い
GoProでわかってはいたのですが、やはりこの手のウェアラブルカメラの小ささと軽さには驚いてしまいます。およそ6cm×4xmのマッチ箱サイズです。写真のように横幅は10円玉3個分以下ですよ…。それでいてフルハイビジョン動画はもとより、4k2kが撮影できて、録画時間はフルハイビジョンで14時間を超えます。
小ささも凄いのですが軽さも凄いんです。電池が入った状態でも物凄く軽くて74gなのですが、このSJ5000Xは電池を抜いてモバイルバッテリーを繋いで給電しながらの撮影できてしまいます。そして電池を抜いたときの軽さはなんと54グラムでです。もはや持っている感覚すらありません。まあモバイルバッテリーを繋げてしまうと自由には動かせない、動けないので軽さの意味はあまりないのですが、このような使い方ができて困ることはありません。多様な使い方ができるのはメリットです。
バッテリー持ち
バッテリー持ちは公称値で1080pで80分となっていますが果たしてどうなのか。今回も実験をしてみました。
1920x1080の60fpsで録画した結果、満充電から90分でバッテリーが空となり録画が停止しました。公称値が80分なのでそれ以上持ったことになります。ただ、これはバッテリーのへたり具合や気温など録画環境にもよるので参考までに見ておいてください。取り敢えずこれだけ持てば十分かなと思います。
充電はどれくらい掛かるのかも実験してみました。空の状態からパソコンのUSBポートに接続しての充電の場合、約4時間30分で満充電となり、直接電源コンセントから充電した場合、約4時間となりました。
GoProと比較すると、画質、設定、機能、剛性等遜色なく、十分に対抗馬として比較検討するに値すると思うのですが、一点だけ確実にGoProに負けているところがあります。それがこのバッテリー。GoProは1280x720で120分ちょっとバッテリーが持ったのですが、同じ解像度でSJ5000Xで録画してみたところ、約100分でバッテリーが満充電から空になりましたなりました。つまり、1920x1080の60fpsだと約90分。1280x720の60fpsだと約100分標準のバッテリーで録画できることになります。また、充電速度でもGoProの勝ちで、GoProはパソコンのUSBポートから充電すると約4時間で満充電にった一方、このSJ5000Xは前述の通り約4時間30分。
ここをどう考えるかですね。安さを優先し、多少のバッテリーを犠牲にしてこのSJ5000Xを購入するか、それとも2万円追加してバッテリーが2割ほど長く持つGoProを購入するか。果たしてバッテリーが2割長く持つことに2万円追加できるかどうか…。スペックが圧倒的に低くなるGoPro無印なら2万円弱で購入できますが、あまりにもスペック差が大きいため、ちょっとそれをこのSJ5000Xと比較検討する機種に挙げることはできません。スペック的にこのSJ5000Xと比較検討するならGoProのSILVERかBLACKでしょう。
ただ、ここは一つGoProのバッテリー持ちに近付ける方法があります。それは互換バッテリーを購入すること。Amazonで1100mAhのバッテリーが売っているので、それを購入すれば標準で付属している900mAhのバッテリーより約22%稼働時間が増えることになります。私は長時間撮影するときはモバイルバッテリーを繋げることを選択しましたが、この互換バッテリーを購入するのも選択肢の一つです。そうすると、GoPro無印と同じ解像度でSJ5000Xでは100分録画できたわけですから、この2割増しとなり120分撮影が可能になります。前述もしたように、GoPro無印の同じ解像度で120分ちょっと持っていたわけですから、このGoProのバッテリー持ちに近付けることができます。
モバイルバッテリーで給電しながらの録画が可能
このSJCAMは給電しながらの撮影が可能でした。付属のバッテリーは900mAhで、1920x1080の60fpsで約90分の撮影が可能なので、5000mAh程度の中容量のモバイルバッテリーを繋げておけば、バッテリーと合わせて9時間ほどの撮影が可能となります。また、大容量の15000mAh程度のモバイルバッテリーを繋げておけば、約24時間の撮影が可能となり、もはやバッテリー残量を気にすることはなくなり、煩わしいバッテリー交換も不要となります。
SJCAMもそうですが、他の精密機器のデジカメ、スマホなどで普段使っていて一番怖いのは熱です。熱くなりすぎると精密機器は壊れてしまう可能性が格段に上がるので、ほとんどの場合ある一定の温度になると電源が切れたり、高温の原因となる重い処理を強制終了する機能が付いています。この場合高温になる理由は何か。それは二つあります。CPUとバッテリーです。そしてSJCAMのようなウェアラブルカメラやデジカメ、ビデオカメラなど、小ささを追求して詰め込んでいる機器だったり、スマホのような薄さを追求した機器の場合、高温になる原因はCPUよりバッテリーです。この熱暴走の元となるバッテリーを、モバイルバッテリーで給電しながら使用する場合、SJCAMでは取り外しての使用が可能なんです。つまり高温になる大きな原因を取り除くことが可能となります。
夏場なんかだとスマホで動画撮影などをしていると突然機能が停止した、後から確認したら録画が止まっていたなんてことを経験した人も多いかと思います。このような意図せぬ強制終了や故障の危険性がグンと下がるんです。
ウェアラブルカメラやデジカメ、ビデオカメラの場合、小型化が著しい昨今、バッテリー容量が犠牲となり、連続撮影時間が60分や90分と心許ないことが多いので、多くの人は予備電池を購入するという選択をしているかと思います。勿論、このSJCAMでも安く予備電池を購入して、電池が無くなったら交換という方法は可能なのですが、もう一つの選択肢として、このようにモバイルバッテリーを外部電源として使う方法も採れるのです。予備バッテリーを購入して交換しながら使うか、もしくはモバイルバッテリーを購入して外部電源として使うか。どちらにしても選べるということは大きなアドバンテージになります。
私の場合どちらを選択したかというと、普段の散歩や買い物、バイクでの車載映像として体にマウントして使う場合が多いので、モバイルバッテリーを外部電源として使用する方法を選択しました。
ただ一つ、モバイルバッテリーを外部電源として使用した際の難点として、当たり前ですがケーブルでモバイルバッテリーと接続しなければならず、小型軽量が売りのウェアラブルカメラなのに、繋げたモバイルバッテリーが邪魔になってしまうことが挙げられます。これはスポーツをする際や海での撮影なんかには向かないですね。その場合は予備電池を持っていく事をお勧めします。では逆にモバイルバッテリーを外部電源として使うシーンは何かといえば、前述もしたようにドライブレコーダーやバイクの車載映像として使う場合で、激しい動きが必要のない長時間撮影の時です。バイクや自転車の車載映像なんかの場合、モバイルバッテリーをケーブルで繋げてポケットに入れておくと良いでしょう。
USBケーブルは標準で1mの物が付属しているので、頭や胸にマウントしてパンツや上着のポケットにモバイルバッテリーを入れるとの使い方の場合、別途購入する必要はありません。1mのUSBケーブルでは足りない状況になったらその時購入すれば良いでしょう。
ファイルの分割状況
ビデオカメラで録画したファイルは分割されるのか、されるとしたら容量はどれくらいか、何分なのかなど、この辺りの挙動はメーカーや機種によってまちまちなので状況を書いておきたいと思います。
私は128GBのSDカード(SDXC)を本体でフォーマットして使用しているので、メーカー推奨の32GBまでのSDカード(SDHC)ではありません。その辺りもしかしたら32GBのSDHCを使用している人と挙動が違うかも知れないのでご了承ください。
結果は4GBごとに新しいファイルが次々と作られ録画されていく仕様でした。このSJCAMで認識されるファイル形式はFAT32なのでいわゆる4GBの壁ですね。FAT32では1ファイルの上限サイズが4GBなんです。勿論、ファイルが分割されたからといって録画が停止することはなくずっと録画されますのでご安心を。
ファイル名
作られるファイル名は動画、静止画とも以下のようになります。
- 2016_0403_225608_001
これはわかりやすくて良いですね。左から、『西暦_月日_録画開始時間_通し番号』ですね。ちなみに、ファイルを削除したりパソコンへ転送してカメラ内にファイルが無い場合、また通し番号は1から始まります。
作られる動画の容量
作られる動画ファイル容量は上限4GBであることは前述しましたが、この4GBで何分間の動画が収まるのか。撮影する物によって収録時間は増減しますが、1920x1080の60fpsで約18分でした。つまり、1ファイルのサイズは4GBまでで、そこには約18分の動画が録画されていて、それが録画されている最中はずっと作り続けられることになります。
wifiでスマホと連携
今回購入したSJ5000Xはwifi経由でスマホで操作できるます。早速やってみましたが、いかんせん説明書に日本語が無いので苦しい…。そこで調べたら設定方法を解説している以下のページを見付けたので、こちらを参考にしたらあっさりできました。ただ、このwifi機能はどうも最初の接続が上手くいかず転けることがありました。下記ページに書いてあるように、1,2分待ってから接続したり、何回か接続を試していると繋がり、その後は途切れることなく安定して繋がっていました。
wifiからおおよそ全ての操作ができるみたいです。録画や停止は勿論、今現在のカメラが映している映像を見られ、設定やSDカードのフォーマット、ファイルの個別削除なんかもできました。ただ、wifiをオンにすると消費電力が上がって撮影可能時間が減ってしまいます。今のところこれを活用するシーンが思い浮かばないので、私は多用することはなさそうです。
こればかりは技術的に仕方がないのですが、スマホに受信するカメラの映像は0.5秒くらい遅延する感じ。完全にリアルタイムというわけではありません。野球やサッカーなど、動きの激しいスポーツを追い掛けて撮るという用途をこのwifi経由で操作するのは難しそうです。
GoProと遜色なし
GoProは過去に使用していたので、このSJCAMと比較をしてみると、ハードウェア的な性能と設定項目を見てみると同等かそれ以上です。少なくともGoProのエントリーモデルのHERO無印よりほとんどの面で上です。GoProの無印や+を購入するくらいなら、豊富なアクセサリが同梱していてスペックでも上のこのSJCAMをお勧めします。それ以上のGoPro HERO4 SILVER、BLACKになると、スペックだけではなく作りの良さやソフトウェア的な物もあるので一概にはいえないのですが、個人的にはGoProHERO、HERO+、HERO+ LCDよりは上で、HERO4 SILVERと同等、BLACKよりは若干下という印象です。
このSJ5000Xでは1920x1080の60fps撮影が可能です。というか、それが標準に設定されています。これは有り難い。GoPro無印は1280x720の場合30fpsでしか録画できませんでした。まあそこまでこだわることはないのですが、30fpsより60fpsの方が滑らかに動くことは確かですからね。
ちなみにfpsとはなんぞやとを簡単に説明すると、この数値が大きければ大きいほど動画がヌルヌル動きます。60fpsという数値は『1秒間に何コマ撮影するか』です。30fpsなら1秒間に30枚、60fpsなら60枚です。当然枚数が多い方がカクカクした動きにはならず滑らかに動きます。参考までに、テレビで放送される実写映像は約30fps、アニメは約24fps。映画館で流れる映像は約24fpsです。ただ、この辺りは表示するモニタが30fpsか60fpsかってことも考慮しなければならないので、細かいことを書き始めるとキリがないのですが…。私の個人的なことを書かせて貰うと30fpsで十分です。「60fpsじゃないと我慢ならん!30fpsはカクカクじゃないか!」となったことはありません。パソコンのモニタで流しても、テレビのモニタに出力しても特に不満はありません。
動画画質
ウェアラブルカメラに限った話だけではなく、昨今のデジタル機器であるデジカメやビデオカメラは、同じメーカーの同じ部品を使っていることも多く、別メーカーの別機種でありながら見かけ上のスペックは同じなんてこともあります。このSJCAMもGoProと同じレンズを使っています。ところが上出上がる画質には差が出ます。何故か。それは内部処理であるソフトウェアの違いに依るところが大きいです。
デジタル機器の場合、入力されたデータを補正して出力するのですが、どのように補正するかはメーカーによって特色があり、技術者の好みが出てしまいます。明るい色が好きなのか、赤味がかった色が好きなのかなどなど。専門のソフトを開発する技術者ですらこのように好みが出るのですから、ユーザーがどの機種のどの画質を良いと感じるかはそれこそ好みになってしまうのでこの辺りの評価は難しいです。
後述のサンプル動画を見比べていただければ分かりますが、このSJ5000XはGoPro HERO4 BLACKに比べて明るい場所では白みがかった色に、暗い場所では青みがかった感じになっています。
GoProのハイエンドモデルはプロ用といわれるだけあって他の追随を許していません。では「一般人が遊びで使う物に5万5千円出せますか?、ちょっと下の物が2万円ちょっとで売っているのに」となると…私は出せません。いかんせんGoPro HERO4 BLACKはプロ御用達の5万5千円くらいの物なので、これを果たして私たち一般人が必要かといわれれば微妙なところです。勿論、お金がある人はより良い方を買った方が良いんですけどね。
私が以前持っていたGoProは無印の物だったのですが、これよりは確実にほぼ全ての面で上だということは断言できます。前述もしましたが個人的な感覚だと、GoPro HERO4 SILVERと(4万円ちょっと)同等といった印象。
撮影動画サンプル
SJ5000XやGoPro、また他の機種とのわかりやすい動画撮影のサンプルがyoutubeにあるので参考にしてください。
繰り返しになりますが、上記動画を見て改めて書くと、若干SJ5000Xの方が青みがかっている印象を受けます。この辺りはもう好みの問題になってしまうのですが、GoPro HERO4 BLACKと比較するに値する画質ではあると思います。GoPro HERO4 BLACKは約5万5千円ですからね…。GoProが有名になってブランド化してしまったため非常の高くなってしまったのですが、今回購入したSJ5000Xは2万円を超えるくらいのリーズナブルな値段で実にGoProの半分以下です。こういったデジタル機器は、解像度だとかバッテリー容量だとかスペックが大事になってくるのですが、価格もまたスペックの一部じゃないでしょうか。であるなら、このSJ5000Xの価格の安さは十分に検討する価値があると思います
静止画画質
GoProと同じように、このSJ5000Xでもデジカメのように静止画撮影ができます。画角が170度の魚眼レンズなので、一般的なデジカメのような画にはならないのですが、12M(3920x2940)までの写真撮影ができます。6cmx4cmのマッチ箱サイズなので、取り敢えずポケットに放り込んで必要なときにスナップ撮影するには、昨今大型化が進むスマホよりも最適かも知れません。魚眼は魚眼で臨場感があって味がありますからね。
画質の方は少なくとも格安スマホよりはハッキリくっきり撮れる感じ。ただ、デジカメとして作られていないので、どこか目標の一点にフォーカスを合わせるとか、ボケ味のある単焦点の写真は撮れません。あくまでスナップ写真ですね。そのスナップ写真と見るとかなり綺麗です。ただ、SJ5000Xはビデオカメラとして非常に優秀なので、わざわざ静止画を選んで撮ることもないのかなとも思います。動画撮影能力が優秀なので、その動画から静止画を切り出せば、そこら辺のスマホよりも綺麗な写真となってしまいます。
撮影静止画サンプル
ウェアラブルカメラなので静止画はメインの使い方ではないのですが、折角ある機能なのでこちらも見ていきましょう。私が撮影したサンプルを置いておきます。動画撮影が主目的のカメラなので仕方がないのですが、ネットで探しても静止画のサンプルは見当たりませんでした。
まずは部屋で適当な物を並べて取った静止画。当たり前ですけど魚眼ですね。ただ、手ぶれ補正もあるからか、画素数が12Mと十分だからか、写真自体はボケもブレも全くなく凄く綺麗に撮れています。ちなみに、動画撮影中に静止画を撮影したわけではなく、きちんと静止画モードで撮影しています。動画撮影中にも静止画を撮影できるのですが、それはあくまで動画から一コマ抜き出しただけの物なので、この静止画モードで撮影した物とは全く違います。
動画撮影時の静止画撮影は、動画の一コマを切り出しただけの物なので、あえて動画撮影時に静止画を撮影する必要はあまりないと思います。後からPCで必要なところを静止画で保存すれば良いですからね。しかし、そのようにパソコンで操作する方法がよく分からないとか、面倒とかいう場合には便利かも知れません。
続いて魚眼であることをわかりやすくするために、完全に長方形の印刷用紙を真上から撮影してみました。これだといかに魚眼であるかおわかりいただけると思います。さすがにこれを日常的なデジカメとして使うには無理がありますね。日常使いのデジカメが必要なら、今は1万5千円も出せばしっかりしたデジカメを購入できるので、素直にそちらを購入した方が良いでしょう。
静止画はこんな感じでした。魚眼の癖はあるものの画質自体は凄く綺麗でした。ただ、二枚目を見ていただければ分かるように、デジカメに搭載してある明るさ補正のHDRの機能などはないので、影になってしまうと厳しいです。
ファームウェアのアップデート
ファームウェアのアップデート方法を記載しておきます。ファームウェアをアップデートすると、手ぶれ補正が追加されたり、その他の機能の追加がある場合があるので、できるだけ最新のファームウェアにすることをお勧めします。
やり方は簡単です。
上記公式HPで該当するファームウェアをパソコンにダウンロード 圧縮ファイルを解凍 解凍してできた中身(○○.bin)をSDカードのルート(フォルダなど作らず一番上へ)へコピー SJCAMを再起動
再起動時はファームウェアのアップデートで多少(1,2分)起動に時間が掛かり、LEDが激しく点滅しているのでそのまま待てばアップデート終了です。アップデートが上手く行かない場合はSDカードをフォーマットしてから、アップデートファイルをSDカードにコピーしてやってみてください。
このSJ5000Xは3月7日発売で、私は3月30日に注文したのですが、本体に搭載されていたファームウェアは1.25でした。ところが公式HPのファームウェアを見たら1.30の新しいバージョンがリリースされていたため即アップデート。簡単にできました。
ウェアラブルカメラは最高のオモチャ
ウェアラブルカメラは無くても全く困りません。生活必需品でもなければ、パソコンのように普段の生活に密着しているわけでもなく、多くの人が持っているという類いの物でもありません。テレビ局の番組制作が仕事として必要とする場合とも違い一般人が特に持つ必要性もありません。しかしこのウェアラブルカメラを持っていると、普段の何でもないことからレジャーまで、色々なでき事が一段楽しいイベントになるんです。
サッカーや野球をしている時や、マリンスポーツ時にこのウェアラブルカメラで撮影すると、自分の一人称視点が完全な形で記録できて、あとから見るとそこに自分がもう一人いるようで非常に面白いんです。また、普段の散歩や買い物に使用しても、自分の一人称視点が完全に記録できるので後から見返すとそれもまた一興。前者はともかく、後者の買い物を録画して何が楽しいんだと思われるかも知れませんが、過去の自分を完全に記録できて、目の前のモニタで再現できる面白さや不思議感。こればかりは体験してみないと妙な面白さは伝わらないと思います。
このような使い方以外にも、モバイルバッテリーで給電しながらの録画が可能たため、128GBのSDカードと組み合わせると、フルハイビジョンの解像度で実に24時間ほどの録画が可能となり、長時間のドライブで使用するドライブレコーダーとしても機能します。モバイルバッテリーで給電しながらの撮影の場合、バッテリーを取り外しての使用が可能のため、最も熱を持つパーツが無くなるので、夏場の熱停止のリスクを減らせるメリットもあります。
総評
GoProが壊れてからウェアラブルカメラを数ヶ月使えなくなっていたので、久々にウェアラブルカメラを使ってみて思ったことは「やっぱり面白い!」ということ。前述もしましたが、ウェアラブルカメラは絶対必要な物ではありません。ただ、これがあると日常の何でもないことや、スポーツやレジャーの楽しさが一段上がるんです。
ウェアラブルカメラは一般的に、自分の体のどこかの部位にマウントして、一人称視点を取ることを目的としているのですが、その使い方は人によって無限です。私はサッカーやフットサルをしているのですが、その時に試合の映像をベンチから撮る、もしくは撮って貰うことがあります。おそらくなんらかのスポーツをしている人の場合、このように自分の試合を撮ることはあると思うのですが、その時には普通のビデオカメラとして使っても役に立つんです。一人称のカメラとして作られていますから、カメラは魚眼の170度で左右が広く撮影できます。つまり、私がやっているサッカーの撮影なんてまさに最適でなんです。サッカーの場合、グラウンドが横に広いのでボールを追い掛けて左右に動かしても、どうしても左右が大きく切れてしまいます。ところがこのSJCAMのようなウェアラブルカメラの場合、魚眼なので左右の映像が広く入るんです。ウェアラブルカメラを初めて使用する場合、魚眼レンズに違和感を感じるかも知れませんが、これはこれで左右を広く取れるメリットがります。
一つ注意点としては、あくまでオモチャとして考えておくこと。子供の運動会をビデオで撮りたいとか、普通に記録用として撮影したいとかの一般的な動画撮影を第一と考えた場合、普通のビデオカメラの方良いでしょう。ただ、ウェアラブルカメラはそのような普通のビデオカメラにはない、またはできない事ができる本当に面白いオモチャです。アクションカムとも言わるように、スポーツなどの激しい動きを想定して、防塵、防水、耐久性を追求しているカメラなのですが、その使い方は無限でどこでどう使うのか、どこに付けるのかなど工夫によって遊べる範囲は非常に広くなります。
こんな人にお勧め
- 一人称視点で動画撮影をしたい人
- 安くウェアラブルカメラを購入したい人
- 標準でアクセサリが多数付属しているウェアラブルカメラが欲しい人
- GoProが高くて手が出ない人
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