今回レビューするのは、パール金属さんのステーキ皿『UH-10』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
特徴
- 製品サイズ:(約)ステーキ皿/245×140×高さ25mm、木製プレート/285×150×高さ15mm
- 製品重量:(約)2.25kg
- 材質:ステーキ皿・ハンドル/鋳鉄(焼付け塗装)、木製プレート/天然木
- 原産国:中国
- セット内容:ステーキ皿×2、木製プレート×2、ハンドル×1
長所と短所
- ◎鋳鉄なので乗せた料理の温かさが持続する
- ○深みがあるのである程度の汁物にも使用できる
- ○2枚セットだと安くてお得
- ○木製プレートが付属している
- ○鋳鉄ハンドルが付属している
- △やや小さいので大きな物は乗せられない
- △鋳鉄ハンドルは1つしか付属していない
外観
セット内容
- ステーキ皿×2枚
- 木製プレート×2枚
- ハンドル
動画
使用した感想
作りたての美味しさが持続する
時間がたってもステーキを熱々で食べられるステーキ皿を購入しました。1枚でも良かったのですが、2枚セットだとかなりお得な価格設定になるので、予備も考えて2枚組みを購入しました。
2枚セットなのですが、ハンドルだけは1つしか付属していません。これが2枚セットだと安い理由ですかね。まあ、ハンドルは1つあれば十分なので良いんですけどね。
木製プレートはきちんと2枚付属してます。
ガスコンロで直接火に掛けると、写真のように汚れますが、水で洗うと簡単に取れます。
実際に使用すると、普通のお皿で食べるよりも確実に美味しく食べられます。できたての熱さが30分程度続きますからね。ゆっくり食べる方でもできたての美味しさをずっと味わえるんです。
私はTVを見たり、PCを弄りながら1時間くらい掛けて食べるのですが、最後の方は熱々とはいかないまでも、乗せた料理が最後まで温かいまま食べられました。これが普通のお皿だと、1時間もたつとすっかり冷えてしまいますからね。雲泥の差です。
直接このステーキ皿での料理はお勧めしない
ステーキ皿で直接料理することはお勧めしません。理由としては、比較的奥行きがないステーキ皿なので、かき混ぜたりひっくり返したりが難しいことが1つ。
写真は28cmのフライパンと並べた物ですが小さいですよね。この小さいステーキ皿で直接焼いて料理するのは向きません。
もう1つは、少しフチがあるとは言え、油跳ねがガシガシ飛んでくるからです。なので、普通にフライパンで料理をし、コンロで温めておいたステーキ皿に料理を移すとの使い方がベストだと思います。つまり、ステーキ皿との名の通り、本当にお皿として使用するって事です。
ステーキ皿は3分も強火に掛ければ300度近くになるので、温めの準備は簡単です。
初回使用時の注意
テフロン加工のフライパンなどとは違い、鉄のフライパンは初回使用時にやってやることがあります。それは焦げ付かないように油を馴染ませることです。手順としては下記のようになります。
- ステーキ皿を水洗いし水気を拭き取る
- ステーキ皿を火に掛け、煙が出るまで十分温める
- 冷ます
- たっぷりの油を敷き、煙が出るまで温める
- 冷ます
- 野菜クズを全てに行き渡るようにじっくり炒める
- 冷ます
- キッチンペーパーなどで油を拭き取る
この工程は最初にやるだけです。2回目からは必要ありません。使用し終わったあとの工程は下記になります。
- ステーキ皿を水で洗う
- ステーキ皿を火に掛けて水分を飛ばす
- ステーキ皿にキッチンペーパーなどに染み込ませた油を軽く引く
…と、まあ面倒なことを書きましたが、ステーキ皿をあくまで前述したようにお皿として使うのであれば、初回に油を馴染ませること以外は守らなくて良いです。普通に洗剤で洗って水分は放置、自然乾燥で問題ありません。フライパンとして使用するなら、面倒な手順を踏まなければなりませんけどね。あくまで『温めたお皿』として使用するなら、気にせず普通に使用して焦げ付いたりはしません。
鉄板の熱さがどれくらい持つのか実際に計測してみた
鉄板の熱がどれくらいの時間、何度持つのか実際に計測してみました。
ガスコンロで3分ほど火に掛けた状態です。温度は278.7度。
ガスコンロから下ろした状態で208.0度。
10分たった状態で76.9度。
20分たった状態で51.0度。
30分たった状態で39.7度。
40分たった状態で35.8度。体温を下回ったのでここで実験終了です。
経過時間 | 温度 |
火に掛けた状態 | 278.7度 |
1分 | 208.0度 |
10分 | 76.9度 |
20分 | 51.0度 |
30分 | 39.7度 |
40分 | 35.8度 |
温度変化をまとめると評のようになります。体温以上を40分保っていたので、保温機能としては40分ってところですね。熱々で食べられるのは20分くらいです。ただ、実際にはこの上に熱い料理が乗るので、放射熱は少なくなり、もう少し実感としては持つ感じでしょうか。実際に料理を乗せた感覚としては、1時間弱なら温かい料理は温かいまま食べられます。
目玉焼きを乗せて温度の変化を実験してみた
プレートがどれだけ熱を保つかも大事ですが、実際に乗せた料理の温度の方が大事ですよね。そこで、簡単ではありますが、目玉焼きをステーキ皿と普通のお皿の上に乗せ、黄身の温度がどう変化するか実験してみました。
作りたての状態。この状態で既に差は顕著です。左側がステーキ皿で65.6度、右側が普通のお皿で55.2度です。
5分後の状態で、ステーキ皿が64.0度、普通のお皿が42.7度。普通のお皿の下がり幅が大きいです。
10分後の状態で、ステーキ皿が55.7度、普通のお皿が37.6度。普通のお皿は10分でほぼ体温レベルに下がりました
15分後の状態で、ステーキ皿が43.3度度、普通のお皿が32.7度。
20分後の状態で、ステーキ皿が41.1度、普通のお皿が32.0度。
経過時間 | ステーキ皿の温度 | お皿の温度 |
0分 | 65.6度 | 55.2度 |
5分 | 64.0度 | 42.7度 |
10分 | 55.7度 | 37.6度 |
15分 | 43.3度 | 32.7度 |
20分 | 41.1度 | 32.0度 |
普通のお皿は10分もすると冷めてしまって美味しくなくなりますね。一方、このステーキ皿は20分たってもまだ体温以上を維持していました。やはり保温能力には顕著な差があります。実際に食べた感じでも明らかに温かさに差がありました。
総評
前々から興味があったステーキ皿ですが、なんとなく必要ないかな~といった感じで、ずっと放置していました。先日気が向いて購入して使用してみたら、予想以上に料理が美味しくなって驚きました。やはり温かい物は温かい状態で食べた方が美味しいんですよね。
注意点としては、フライパンとしての使用ではなく、あくまで温めた鉄のお皿として使用することがベストだと言うこと。そして、熱々で食べられるのは20~30分。温かさがきちんと残っている状態で食べられるのは40~60分と言ったところでしょうか。
ちなみに、使い道としてはステーキ皿の名前の通り、ステーキには勿論、焼き肉、焼きうどん、焼きそば、チャーハン、餃子、目玉焼き、ポテト、温野菜などなど、活用範囲は物凄く広いので、2枚セットを購入してもヘビーローテーションでしょっちゅう使用しています。
こんな人にお勧め
- 温かい料理を美味しく食べたい人
- ステーキや焼き肉をよく食べる人
- 温めたお皿として使用したい人
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