今回レビューするのは、WERTさんのアクションカメラ『PRO3』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
特徴
- 【4KフルHD超高画質 & 手ブレ補正EIS】 ✪驚異的な美しさの4K解像度で超高精細な映像を記録し、再生時に臨場感溢れるドラマティックな映像が2インチの大画面モニターで堪能することもできます。 ✪人間の視野とほぼ同じ170°視野角を実現した超ワイドレンズを採用して、人の目で捉えたような映像を撮影し、圧倒的な広範囲をカバーします。 ✪EISの手ブレ補正機能が効くので、激しいアウトドアスポーツ中で生じたブレを補正し、手で撮影しても、自転車に取り付け使用しても、もっと安定な映像記録できます。 ✪また、2インチ液晶で、カメラのアングルチェックや設定が簡単です!撮影や設定などに必要な情報を表示し、撮ったその場で映像が確認できます。
- 【待望の外部マイク & 多機能サポート】 ✪付属の外部マイクも幅広く音を拾って音声を集音し、映像とともに鮮明な音声をも記録可能です。 ✪また、高性能な露出補正で明るい撮影を実現し、夜間でも道路や強い照明のある場所では鮮明な撮影が可能です。 ✪連写撮影、自動撮影など多種の撮影モードを設定できます。それに、ホワイトバランス、自動電源オフ、自動スクリーンセーバー&画面回転などの機能も搭載されます。ほかに、常時録画、縮時録画、ループ録画など多種の撮影モードを設定できて、車両のデータ記録、写真撮影、屋外スポーツ、住宅セキュリティ、いつでもどこでも映画を撮ることができて、コスパ抜群のスポーツカメラです。
- 【自撮り棒 & リモコン---自由に遠隔操作】 ✪17cmから63.5cmまで伸縮できる自撮り棒が付いて、セルフポートレート撮影を自由自在に行えます。長時間持っていても、手が疲れないし、コンパクトで持ち運びが便利なので気にってます。 ✪Wi-Fi機能でスマホと接続可能で、カメラをコントロールし、写真/動画がスマホやタブレットなどに迅速に転送できます。 ✪リモコン付きで、最大10メートルの遠隔操作が可能です。カメラを持つ必要がなく、コントロールする事が可能、手軽に自撮りを楽しむ事ができます。
- 【30M防水機能 & 高品質1200mAhバッテリー*2】 ✪魅力的なウォータースポーツを撮影できる防水機能を持って、水中の深さ30メートルまで撮影できて、ダイビングやスノーケリング等のマリンスポーツにも、余裕で対応します。 ✪二個1200mAhのバッテリーが付属されております。長い録画時間を確保できるので、お出かけの際や旅行先でも電池切れのご心配は要りません。初めてアクションカメラをご利用のお客様におすすめで、様々なアクティビティにお役に立てます。 川遊びや海でのアクティビティに是非ご活用ください!!!
長所と短所
- ○小さいのでアクションカメラとして邪魔にならない
- ○40M防水ケース付き
- ◎4K30P撮影ができる
- ○録画画像が綺麗
- ○バッテリー持ちはフルハイビジョンで116分
- ○外部マイクで音声がしっかり録れる
- ×ボタンの割り当てが分かりづらい
- ×Micro SDカードは32GBまでしか対応していない
- ×撮影中青色LEDが強制的に点滅する
外観
パッケージ外観
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
アクションカメラ。
外部マイク。
動画
スペック
- 動画解像度:4K 30/4K25 EIS/2K30 EIS/1080P60 EIS/1080P30 EIS/720p 120 EIS
- 画像解像度:20M/16M/12M/8M/5M
- 画面サイズ:2インチ
- レンズ:6Gレンズ・170°広角
- 手ぶれ補正:対応
- 音声録音:対応
- メモリーカード:32Gまで対応(別売り)
- バッテリー容量:1200mAh(2本付き)
- 端子:Micro USB/HDMI/外部マイク
- 電源周波数:50Hz/60Hz
- オーディオ形式:ステレオ AAC
- ビデオ形式:MOV
- 撮影モード:ループ録画/タイムラプス/スローモーション/セルフタイマー/連写/車載モード/ダイビングモード
- 多機能:WIFI機能/自動電源オフ/日付スタンプ/画面回転/スクリーンセーバーなど
使用した感想
○小さいのでアクションカメラとして邪魔にならない
アクションカメラなので、大きかったり重かったら元も子もありません。その点、こちらはGoProと同等かそれ以上に小さく扱いやすいです。
40M防水ケースをした状態でも片手で簡単に握りきれますし、百円玉と比較しても小さいことがわかると思います。重さも防水ケースを装着して、バッテリーとSDカードを内蔵した状態で137.8gです。
防水ケースから取り出すと、カメラ本体のみになるのでさらに小さくなります。勿論この状態での撮影など全ての機能は使用できます。重さは一気に減って65.3g。
大きさや重さに関してはGoProと遜色ないので全く問題ありません。画質や性能、操作性などはやはり大きな差はありますが、装着しやすさ、使いやすさなどの外観で大きな差はありません。
○40M防水ケース付き
アクションカメラ必須のの防水ケースですが、水深40Mまで対応のしっかりした物です。なかなか40mm潜ることはないと思いますが、基本的に地上での通常使用でもこの防水ケース使用をお勧めします。と言うのも、このような精密機器の場合、不意の雨なんかで濡れると簡単に壊れてしまう可能性があるからです。
防水性能だけではなく、サッカーや野球など、激しいスポーツ時に使用する場合もあるかと思いますが、そのような場合の耐衝撃ケースとしての役割も果たします。この防水ケースをしていれば、ボールが直接強い勢いで当たっても壊れることはまずありません。
防水ケースの脱着は簡単です。画像のように右側面にクリップがあります。オレンジ色のストッパーを矢印方向に引っ張りつつ、クリップの引っ掛かっている部分を手前側に引くとパカッと開きます。簡単に脱着でき、それでいてしっかり密着しているので防水性もバッチリ強固なものになっています。
防水ケースを外すと画像のようにカメラ本体のみが出てきます。大きさは大きな街箱と言ったところ。この状態でも勿論撮影できますし、全ての機能は使用可能ですが、防水性と耐衝撃性が脆弱になるので、天気や衝撃には気をつけて撮影してください。
◎4K30P撮影ができる
動画の撮影解像度は画像のような解像度の中から選択可能です。
- 4K 30fps(3840×2160)
- EIS 4K 30fps(3200×1800)
- EIS .7K 30fps(2688×1520)
- EIS 1080P 60fps(1920×1080)
- EIS 1080P 30fps(1920×1080)
- EIS 20P 120fps(1280×720)
安いアクションカメラですがきちんと標準的な4K撮影もできます。
『EIS』とは電子式手ぶれ補正のことです。録画解像度にEISが付いているモードは手ぶれ補正が有効にできますとの身です。後述する設定でEISの有効無効を切り替えられます。最高画質の4K撮影だけは、設定でEISを有効にしても効果はありません。
静止画撮影では画像のような解像度から選択可能です。デフォルトでは12Mになっていますが、設定で最高20Mまで変更可能です。12Mの解像度でも十分綺麗です。
○録画画像が綺麗
録画した画質は非常に綺麗でした。ブツブツのノイズも特に感じませんし、暗い場所でも明るく、明るすぎる場所では暗く自動的に補正されるので見やすいです。
特に良かったのは暗所でしっかり撮影できたところ。安いカメラの場合、このような夜間の撮影などの暗いところでは黒潰れと言って、肉眼ではきちんと見えている暗所や陰が真っ黒になってしまい、画像に写らないことがあります。しかし、こちらはきちんと暗所や陰でも撮影できました。
勿論、明るい場所での撮影も問題なし。画角は他のアクションカメラと同じく広角(魚眼転ず)です。
暗所での撮影に強いのでドラレコとしての利用も問題なくできました。設定にドラレコの項目があるのですが、それをオンにすると、電源が入ったら(エンジンが掛かったら)録画開始し、停止したら録画停止&保存の挙動となります。また、ループ録画機能(SDカードの容量が一杯になったら古いファイルから削除して録画を続ける)もあるので、一般的なドラレコと同じように使うことができます。
○バッテリー持ちはフルハイビジョンで116分
バッテリー持ちは実際に撮影したところ、1080P 30fpsのフルハイビジョンで116分。4K 30fps撮影で96分でした。バッテリー持ちは十分です。
バッテリーは2個付属しているので、入れ替えれば前述の2倍連続で撮影可能となります。
バッテリーの他に充電器も付属しています。また、バッテリーの充電は本体にUSBケーブルを接続することでも可能です。どちらも充電中は赤色LEDライトが点灯し、満充電になると青色に変わります。充電器は2つ同時に充電できれば良かったのですが、残念ながら1つのバッテリーしか充電できません。
バッテリーが2個あり充電器もあるので、2つのバッテリーが切れた場合でも、万うう伝のもう1つのバッテリーと入れ替え、その間に車のシガーソケットやモバイルバテリート繋げて充電しておけば、延々ループしてずっと撮影を続けられます。
○外部マイクで音声がしっかり録れる
このアクションカメラのユニークな点として、外部マイクが使用できることが挙げられます。左側面にゴムカバーがされた端子類があり、その1番下に外部マイク入力端子があります。ここに付属の外部マイクを差し込むと、標準マイクよりずっと音をしっかり録れます。
付属の外部マイクを使用することが一番手軽ではありますが、別売りの外部マイクも使用可能です。別途料金は掛かってしまいますが、自分の好みのマイクを使用できるのは大きなメリットです。
●外部カメラ
アクションカメラの場合、録音温室が良くない物も少なくありません。具体的には集音姓が低いので音がそもそも入りづらいんです。しかし、この外部マイクを使用すると集音制が高いようで、小さい音もしっかり録音してくれました。ただ、防水ケースをしてしまうと外部マイクは使えません。
×ボタンの割り当てが分かりづらい
慣れれば問題ないのですが、最初はボタンの割り当てが少し独特で戸惑いました。ボタン類は上部に3つあるだけです。これで全ての操作を行うので少し癖があります。
- 【電源ボタン】長押し:電源オン、オフ/次へ
- 【メニューボタン】メニューモード変更
- 【シャッターボタン】撮影開始、停止/決定
設定に入ると、電源ボタンが『次へ』、シャッターボタンが『決定』になるところが戸惑いました。珍しい操作性だと思います。また、『次へ』ボタンはあるのに、『戻る』ボタンがないことが若干操作性が悪い原因になっています。例えば設定項目を上から10番目まで移動したとして、やっぱり2つ上に戻ってそれを設定したい場合、戻るぼたんがないので、電源ボタンを押して次へを繰り返し繰り返し…またそこまで1周しなければなりません。
安いアクションカメラなのでコストカットの影響だと思いますが、このように戻るボタンがない物はたまに見ます。
設定項目を順に見ていきます。まずはビデオ設定。ここは2ページあります。録画解像度や撮影モードを設定できます。
静止画設定。こちらは1ページのみ。静止画解像度やセルフタイマー、連写を設定できます。
一般設定。ページ数は4。操作音やISO感度などハードウェアの設定を行います。
システム設定。ページ数は5。時刻設定やスクリーンオフの時間など、システムの設定を行います。
設定項目は以上です。それほど多くはないので、カメラを弄ったことがある方なら説明書を見なくてもすぐにわかりますし、弄ったことのない方でも説明書を見てゆっくりやれば全て理解可能です。
×Micro SDカードは32GBまでしか対応していない
このアクションカメラがサポートしているSDカードは16GBから32GBとのこと。これは少し厳しいです。1080Pで撮影すると、32GBで160分ほどしか撮影できません。ちなみに、Micro SDカードはバッテリーカバーを取り外したところにあります。バネ式になっているので簡単に脱着できます。
USBケーブルでPSと接続すると画像のような接続モードを選択する画面が出てきます。ここで上の『ディスク』を選択するとUSBメモリとしてPCに認識されます。下の『Charging mode』を選択すると、PCに接続した状態で充電モードになります。
PCと接続した状態でSDカードの中身を見ると画像のようになります。1つの動画ファイルはどの解像度でも15分区切りで次々と生成されていきます。
基本的にはこのようにPCと接続し、ファイルをPCに移動して編集や閲覧をすることになります。ただ、見るだけなら本体でも可能ですし、ミニHDMIケーブルを接続すればTVで見ることも可能です。
×撮影中青色LEDが強制的に点滅する
撮影中は上部左の青色LEDがゆっくり点滅します。これは設定で消灯することはできませんでした。結構煌々と光るので、暗所での撮影の場合は目立つし眩しく気になります。
総評
安いアクションカメラですが、基本的な機能は一通り揃っていますし、同じ価格帯の中ではかなり画質が良いと思います。ザラザラしたノイズは少ないですし、暗所でも明るく黒潰れはありません。明るすぎる場所でも白飛びは感じられません。カメラが良いのか内部補正が良くできているのかわかりませんが、画質の良さは予想外でした。
操作性に若干癖があり、慣れるのに少し時間が必要ですが、そこさえ許容できるならコスパの良いアクションカメラだと思います。
こんな人にお勧め
- 安いアクションカメラが欲しい人
- 画質の良いアクションカメラが欲しい人
- 黒潰れや白飛びがしづらいアクションカメラが欲しい人
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