目次
掲載情報
掲載雑誌
- ビックコミックスピリッツ 1984年6月15日号
アニメでは
- アニメ化なし
時系列とでき事
- 1984年5-6月 二階堂望、本性が響子さんにバレる
この頃のでき事
- 6月1日 - 第二電電(現:KDDI)設立。
- 6月7日 - 第10回サミット開催。
- 6月11日 - トヨタ自動車が日本初のミッドシップエンジン型市販車「MR2」を発売。
- 6月14-17日 - 欧州諸共同体加盟国で欧州議会議員選挙の投票が実施される。
- 6月16日 - TBSの人気番組「8時だョ!全員集合」にて、埼玉県入間市内からの公開生放送中に停電。放送開始後9分間、会場が真っ暗なまま生中継された。
- 6月25日 - フジテレビの「オールスター家族対抗歌合戦」司会の萩本欽一が降板(後任は小川宏)。
- 6月26日 - 熊本名産の辛子蓮根がボツリヌス菌に感染したことによる食中毒発生。最終的に7月19日までに11名もの死者を出した。
- 6月26日 - 江崎グリコの脅迫犯とかたる犯人グループが同社に終結宣言。
あらすじ
最近、二階堂の様子がおかしいと勘付き始める響子さん。一刻館住人に注意をするのですが、それで収まるわけもなく…。四谷さんの策略により、遂に二階堂の本性が響子さんにバレてしまいます。
みどころ
- 二階堂の本性バレる
はじめに
さて、今回は前回に引き続き二階堂vs四谷さんの第2戦です。そしてこの対決はこれで一旦収まり、あとは二階堂自身の勘違いによる暴走、それに引っ掻き回される五代君と響子さんの構図へと移っていきます。
二階堂vs四谷さん第2戦
前回、激しい戦いを演じた二階堂vs四谷さんですが、今回はその続きで2回戦目です。しかしさすがに一刻館の様子、そして二階堂の様子がおかしいと気付き始めた響子さんは、一刻館住人に聞き取り調査をし、あまりいじめないようにと頼んで回ります。
しかし二階堂も飽きないと言うか、四谷さんとこれだけ何回も対抗できるのは十分二階堂も変な人です。諦めて出て行くか、五代君の様に受け入れるかした方が、余程楽だと思うんですけどね。まあでも五代君の様に受け入れられる人も少ないのでしょう。
四谷さんも響子さんには弱い?
四谷さんは一刻館の状況を心配する響子さんを知り、「管理人さんに心配かけるのもなんですなあ……」と言っていましたが、一応四谷さんにも人の情がある様で、仲良くしてくれる響子さんたちには一定の思いやりはあるようです。
そんな四谷さんは二階堂を騙して呼び出し、例の如く五代君の部屋で宴会を開催したときに、響子さんを押し入れに押し込み、二階堂の本性を見せていました。つまりこれは、「管理人さんが心配する様なヤワな奴ではないから心配しなくて良い」との四谷さんからもメッセージです。心配しなくて良いよとの本質からは若干ずれている気はしますが、結果的にこれで響子さんは二階堂を心配知ることが無くなっていました。一応響子さんの心配を取り除いたことになるのですが、管理人としてこれはこれでまた問題がある様な…。
今回管理人にバレてしまったことにより、一刻館でなにか不穏な空気や不自然な汚損があった場合、「ああ二階堂さんだな」とすぐにわかってしまうので、どうやらこれで二階堂も戦いを自重したようです。
二階堂が晴れて一刻館住人になる
二階堂の本性、そして一刻館の現状を知った響子さんは、息子が心配で電話を掛けてきた二階堂のお母さんに、「すっかりなじんでらっしゃいますわ」と言っていましたが、これで晴れて(?)正式に一刻館住人となったっと言うことです。
全ての住人に包み隠すことのない本性を知ってもらい、ひと泡吹かせようと思っていた四谷さん、他の一刻館住人と同じレベルで争い、そして結果「馴染んで」しまいました。
「この一刻館に住むのは常人では可能なのか?」と読む度に思うのですが、こうやって一刻館住人の洗礼を受け、性格を無理矢理露わにされ、そして馴染んでいくんですね。この儀式を超えてしまえば、家族的な付き合いができる分、もの凄く居心地が良いのかなとは思うのですが、この儀式を通過できるかどうか…。
総評
今回で二階堂はめでたく一刻館の住人であり、四谷さんと戦える人物だと認められました。二階堂自身は不本意でしょうが、これで君も「一刻館住人」のくくりです!
関連リンク
この記事と関係のある商品