漫画全話レビュー「めぞん一刻 第035話「ふりむいた惣一郎」」

掲載情報

掲載雑誌
  • ビックコミックスピリッツ 1982年7月30日号

 

アニメでは

 

時系列と出来事
  • 1982年7月 音無響子、五代君に惣一郎さんの影を見る

 

この頃の出来事
  • 7月1日 – 川崎市の高津区南部が宮前区、多摩区南西部が麻生区にそれぞれ分区され、川崎市は現行の7区体制となる。
  • 7月1日 – トヨタ自動車工業とトヨタ自動車販売の合併により、トヨタ自動車発足(8月には「スプリンターカリブ」発売)。
  • 7月1日 – 伯備線が電化され、381系が山陰地区に投入される。
  • 7月1日 – 日本専売公社がたばこ新ブランド「キャスター」を発売(専売公社として最後の新ブランド発売となった)。
  • 7月9日 – キヤノンが完全自動化カメラ「スナッピィ50」発売。
  • 7月14日 – レフチェンコKGB少佐が米下院の秘密聴聞会で工作活動を暴露。(レフチェンコ事件)
  • 7月20日 – 日本石油、新シンボルマーク「サンライズ」制定(2001年のENEOSマーク誕生を機に廃止)。ガソリンスタンドのリニューアルを1983年から開始。
  • 7月23日 – 九州地方北部の集中豪雨(昭和57年7月水害)で長崎市で大きな被害(長崎大水害)。同時に奈良県北葛城郡王寺町でも浸水被害が発生。
  • 7月23日 – 国際捕鯨委員会で1986年からの商業捕鯨全面禁止案が採択。

 

あらすじ

賢太郞が惣一郎を散歩させている最中、惣一郎さんに逃げられてしまい、行方不明になってしまいます。五代君や響子さんも探すものの中々見付かりません。そんななか、偶然五代君が惣一郎さんを見付けて連れて帰る途中に響子さんと偶然会い、その後ろ姿に響子さんは亡夫惣一郎さんを影を見るのでした。

 

みどころ

  • 郁子ちゃんの制服姿
  • 犬の惣一郎さん、名前の由来

 

はじめに

犬の惣一郎さんがどうしてその名前になったのかの理由が明かされ、その惣一郎さんと歩く五代君に、何故か亡夫惣一郎さんの影を見る話です。また、郁子ちゃん久々の登場であり、制服姿も披露。貴重です。

 

郁子ちゃんの制服姿

今回、郁子ちゃんに勉強を教える五代君から話は始まりました。郁子ちゃんはストーリーに大きく絡まず、たまにしか出てこないのですが、底抜けに素直で明るく良いキャラで好きです。また、この時貴重な郁子ちゃんの制服姿が…。

 

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めぞん一刻は年下の女の子成分が少ないです。こずえちゃんは五代君の1つ年下なのですが、登場回数はそれほど多くなく、出てくる女性キャラと言えば響子さんと朱美さんくらいなんです。よくこれだけ限られた人間関係でここまで話を広げられると感心します。そういう意味で郁子ちゃんのようなキャラは貴重でした。ただ郁子ちゃんは素直で底抜けに明るいので、この癖のあるめぞん一刻と登場人物の中に割り込むのは困難だったんでしょうね。ただの明るい良い子の話になってしまいますからね。

 

惣一郎さん名前の由来

犬の惣一郎さんの名前の由来は明かされていませんでした。最初に漫画を呼んだときは、なんとなく夫が亡くなったので、そこから思い出として取ったのかなと思っていたのですが、実は夫が亡くなる前から惣一郎さんとの名前だったんですね。理由は単純で、どんな名前で呼んでも反応しないのに、何故か惣一郎さんとの名前にだけは反応するので、なし崩し的にそうなったとのこと。

 

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似ていないのに

今回は外見も年齢も惣一郎さんと似ても似つかない五代君が、何故か惣一郎さんと重なって見えてしまったとの話なのですが、外見云々では無く、今まで見てきた五代君の内面が惣一郎さんと通じるところがあるとのことなんでしょう。響子さんはこの頃から既に、五代君の外面では無く内面を見ているんとの話でしょうか。

 

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おわりに

今回は犬の惣一郎さん名前の由来とともに、夫が亡くなったあとの響子さんの思い出が描かれていました。「夫が亡くなったときの響子さん様子」はこれからも断片的に出てきますが、これが初出の回ですね。こういった思い出話は1話丸々使って描く漫画も多いのですが、このめぞん一刻はこうやって断片を作中に細かく入れてきます。

 

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