漫画全話レビュー「めぞん一刻 第032話「怒りのウィドウ」」

掲載情報

掲載雑誌
  • ビックコミックスピリッツ 1982年6月15日号

 

アニメでは

 

時系列と出来事
  • 1982年4月12日~7月の間 五代裕作、こずえちゃんが初めて部屋に来る

 

この頃の出来事
  • 6月4日 – 第8回サミット開催(6.6ベルサイユ宣言)。
  • 6月8日 – ロッキード事件全日空ルートの裁判で橋本登美三郎、佐藤孝行(いずれも政治家)の2人に実刑判決。
  • 6月13日 – スペイン、1982 FIFAワールドカップ開催( – 7月11日)。
  • 6月14日 – フォークランド紛争終結(フォークランド諸島の領有権はイギリスが獲得)。
  • 6月22日 – IBM社のコンピュータ情報を不法入手したとして、アメリカ連邦捜査局(FBI)は日立製作所と三菱電機の社員6人をおとり捜査で逮捕(IBM産業スパイ事件)。
  • 6月23日 – 東北新幹線大宮駅 – 盛岡駅間開業。
  • 6月30日 – ゼンショー設立。

 

あらすじ

高校の時の同級生に会い、再婚のことが頭を過ぎる響子さん。五代君と三鷹さんを再婚相手としてどうなんだろうと考え始めます。しかし五代君はこずえちゃんとイチャイチャ。三鷹さんとのデートでは他の女性と抱き合っているところを目撃してしまい…。

 

みどころ

  • 響子さんの怒り

 

はじめに

今回は響子さんが高校の時の同級生と久しぶりに会い、同年代に再婚の話をされたことにより、五代君と三鷹さんを再婚相手としてどうなんだろうと意識して考える話です。

 

以前の記事でも書きましたが、この頃の女性の初婚平均年齢は25歳くらいだったので、22歳の響子さんはまだまだ余裕があるんですけどね。ただ光陰矢のごとしとはよく言った物で、本当に時間は過ぎてしまえばあっと言う間なんです。これは過ぎた後でしか気付くことが出来ませんが…。

 

アニメの第1期終了

この話でアニメの第1期は終わりです。丁度3巻の最後までがアニメの第1期なんですね。アニメの詳しい話はアニメ全話レビューを見て貰うとして、ここではざっくり触れておくと、アニメ1期は原作漫画にほぼ忠実で、話の順序ほぼ同じでした。そして4巻から始まる第2期はと言うと…暗黒期と言われる程原作漫画をグチャグチャ弄ってしまい、アニメオリジナルエピソードも多数あり、アニメファンの間でも最も評判が芳しくない時期でもあります。

 

逆に言えば、ここからしばらくの話はアニメ化されていない話や、弄られまくった話が多いので、原作漫画のみでしか楽しめない話も多く、この時期こそ漫画を読んで楽しめるとも言えます。

 

再婚を考える

今までは両親に再婚を促されても、反発心から真剣に考えなかったり、一の瀬さんから再婚の話をされても流していたのですが、友人である高校の同級生にも同じような話をされたことにより、少し真面目に再婚について考え、五代君だったらどうなるのか、三鷹さんだったらどうなのか、少し真剣に、そして現実的に考えていました。

 

この時点で結婚相手の候補として五代君が既に出ているというのは興味深いです。

 

ただこの頃は、響子さんが五代君のことを真剣に好きとの段階ではなく、自分の周りで結婚の可能性がある人は誰かと考えた場合、三鷹さんと五代君「しか」いなかったとのレベルに近いとは思いますが…。それでも一応候補に入るわけですから、好感度は結構あったのでしょう。

 

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しかしタイミングが悪く、こういうことを響子さんが真剣に考えるときに限って、五代君はこずえちゃんを部屋に招き、三鷹さんは犬が苦手なのが災いして、女性に助けを求めて抱きついているところを目撃されてしまいます。

 

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このようなタイミングの悪さはラブコメではよくあるのですが、めぞん一刻は何と言うかナチュラルなんですよね。わざとらしくないんです。このあと、響子さんが問い詰めて喧嘩になるわけでもないので、このタイミングの悪さを引っ張ることは少なく、話上ボロが出る機会自体少なかったからかもしれません。いつまでも引っ張らずサクッと切り上げるのも大事なんだなと思います。

 

おわりに

最後は苛つく響子さんを五代君が刺激してしまい、パチンコで得た景品の缶詰を五代君の額に投げ付けていましたが…これ下手したら死ぬんじゃないで しょうか…。

 

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五代君が怒られた理由も、三鷹さんがすっぽかされた理由も、それぞれわからず、言ってみればこの話は完結していません。しかしめぞん一刻はこのような終わってない終わりが少なくありません。キッチリ終われば良いのかと言うとそんなこともないんです。

 

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