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漫画全話レビュー「めぞん一刻 第078話「一緒に住もうね」」

掲載情報

掲載雑誌
  • ビックコミックスピリッツ 1984年5月15日号

 

アニメでは

 

時系列と出来事
  • 1984年4-5月 二階堂望、一刻館へ引っ越してくる

 

この頃の出来事
  • 5月1日 – 東洋工業、マツダへ社名変更。社名とブランドを統一。
  • 5月5日 – 近鉄バファローズ の鈴木啓示が藤井寺球場で行われた対日本ハムファイターズ戦で勝利を挙げ史上6人目の通算300勝を記録する。(これ以降日本プロ野球に300勝を達成した投手はいない)
  • 5月9日 – 江崎グリコ社長を誘拐したとされる犯人グループが、グリコ製品に毒物を混入したとされる脅迫状が報道機関に送られ、店頭からグリコ製品が撤去される。
  • 5月12日 – NHKが衛星放送を開始。
  • 5月14日 – トヨタ自動車がSUV「ハイラックスサーフ」を発売(同時に「カリーナ」FFが登場。11月には「ランクル 70系ワゴン」発売)。
  • 5月24日 – 東京都葛飾区の水元公園でバイクに乗った高校生が道路に張られたロープに首を引っ掛け転倒し死亡した。暴走族を嫌う者の犯行とみられるが犯人は現在に至るまで逮捕されていない。

 

あらすじ

「立国館」と間違って「一刻館」と賃貸契約を交わしてしまった二階堂望。管理人が美人なのでまあいいかと一刻館に住むことを決めてしまいます。響子さんの前では素直で良い子なのですが、一刻館住人との攻防の中、徐々に本心が露わになっていきます。

 

みどころ

  • 二階堂望登場

 

初登場人物

  • 二階堂望
  • 二階堂望の母

 

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はじめに

遂に来ました二階堂望。そう、あのアニメでは存在すら消し去られた不遇のキャラクター二階堂望その人です。個人的には二階堂望の繰り広げる話は好きなんですけどねえ。これを語り出すと長くなるのでのちに譲りますが、とにもかくにも漫画でしか楽しめない二階堂望初登場です。

 

二階堂望初登場

さあ今回は「あの」二階堂望登場回ですよ。もはやめぞん一刻ファンには説明不要でしょうが、アニメしか見ていない人も結構いるようなので、少し書いておくと、本当にアニメでは存在が消され、めぞん一刻の世界には存在しないのです。何故か劇場版の完結篇結婚二日前「めぞん一刻 完結篇」レビュー)には何事も無かったかのように登場していましたが…。なら最初から出してくれよと…。

 

 

 

ただ、何回か書いていますが、確かにストーリーの進みには一切関与しておらず、カットするなら二階堂であることもまた事実です。本心ではカットして欲しくないのですが、アニメスタッフの「カットするならこの部分」との判断が正しいのは間違いありません。そのような立ち位置だった二階堂の不幸でした。

 

二階堂望対一刻館住人

二階堂は立国館と一刻館を間違って母親が契約してしまい、その母親は慌てふためくのすが、出迎えに出てきた管理人が美人だったとの理由のみで、一刻館に住むことを決めてしまいます。…これどこかで聞いた話だと思いませんか?そうこの一刻館に住む動機は五代君と全く同じなんです。

 

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また、二階堂は「いつまでも母親の言いなりじゃかっこ悪い」との理由が一人暮らしの大きな理由でもあったようで、その点から考えても、住むところはどこでも良かったようです。そんな二階堂ですが、一刻館式歓迎を受け入れられるはずもなく、静かにバトルが始まっていきます。

 

意地悪されたり嘘情報を教えられてからかわれる二階堂は、普通の感覚なら当たり前ですがムッとします。が、やっていることは五代君にしていることと大差ないんですけどね。五代君はこういった仕打ちに耐えるのですが、二階堂は普通に反発してしまいます。同じく18歳で一刻館に来た2人ですが反応はまるで違います。

 

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二階堂望が繰り広げる話こそがめぞん一刻である

アニメ全話レビューでも何回か書いていますが、私は二階堂望のキャラが好きです。正確に言うと、「二階堂望のエピソードが好き」です。

 

二階堂望のキャラは鬱陶しいので嫌いな人が多いかも知れませんが、その二階堂望の繰り広げるエピソードは、まさに「これぞめぞん一刻」なんです。めぞん一刻の面白さの肝である勘違い、軽妙な会話の掛け合いが満載…と言うかこればかりで、めぞん一刻のこの部分が凝縮されたテンポの良い話が多いんです。そういう意味で二階堂のエピソードは、めぞん一刻そのものでもあると思っています。だからこそアニメで見たかった…。

 

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ただ、このすぐ後に新キャラとして八神が登場し、一気に二階堂の登場回数が減るところを見ると、作者の高橋留美子さん自身も、二階堂は失敗だったと思っているのかも知れません。まあ確かに極端な方向に振り切ったキャラでしたからね。二階堂を多く出せば、それまでの緩やかな一刻館の空気は無くなってしまうのもまた事実。一言で言えば「脂っこい話」が多いんです。おそらく二階堂ばかり出していたら、ワンパターンでコッテリした話ばかりになって飽きていたと思います。

 

そしてもう一つ思うのは、おそらく二階堂で五代君と響子さんの関係を進めたかったのではないかなと。二階堂のエピソードは、勘違いをして五代君と響子さんを振り回し、結果2人が「あいつはどうしようもないな~ははは」となる事が多く、基本的には2人の距離を縮める方向の話になっています。ところが二階堂は極端で少し現実離れしているので、どこまで行ってもラブコメには行きようががありません。あくまでギャグやコメディチックに2人の距離を近付けるだけで、果たしてこれで完結に向かえるかと言えば…無理なんです。八神を登場させず、二階堂と言う装置のみで五代君と響子さんをくっつけろとのミッションは相当無理があるのです。そう言うう意味でも、このすぐあとに八神を出したのではないでしょうか。

 

おわりに

今回からアニメで亡き者にされた二階堂望のエピソードが始まりましたが、暫くは二階堂の話ばかりになります。二階堂望ラッシュ、二階堂望ブームがめぞん一刻にやってくるわけです。この二階堂のエピソードは、勿論アニメでは見られず、漫画でのみ楽しめるので、そういう意味でもめぞん一刻アニメを見て面白いと思ったのなら、是非漫画も読んで欲しいんです。

 

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