目次
あらすじ
1987年04月22日放送。
前回、五代君を押し倒そうとした八神ですが、今回は一刻館に押し掛け、なんと泊まってしまいます。今なら大問題。下手したら即逮捕です。
八神の引っ掻き回す話3エピソード
八神登場で五代君を好きになる話。体育倉庫で八神が五代君を押し倒そうとする話。一刻館に八神が押し掛けてパジャマに着替えて泊まる話。八神登場からこの3つのエピソードが連続で怒濤のように押し寄せてきます。この3つの話は本当に目を離す隙がないくらい、どんどん話が展開していき引き込まれてしまいます。
この八神登場2つ前がアニメオリジナルの三越さんの話だったので、余計にこの話の展開とスピード、テンポの良さに圧倒されてしまいます。気が付いたら30分が終わっている感じで、今までの半分くらいの時間に感じます。
管理人と住人の距離
管理人が住人を訪ねてきた客に、当たり前のようにお茶を出して接待する…。不思議な関係、距離感、風景です。まあ正確には響子さんと五代君の関係限定ですが、非常に奇妙な関係です。そりゃ八神もこの関係を訝しく思って当たり前なんですよね。
八神は積極的だけど最後の覚悟はできていない
前回の体育倉庫でラッキースケベから、五代君に胸を触られてたときも、びっくりしすぎて固まっていましたが、八神はこれだけ五代君に積極的にも関わらず、最後の覚悟は全くできていません。
でもこれで良いんです。もし八神がそこまで覚悟して五代君に迫っていたらどうでしょう。それはもうコメディでもギャグでもなく、ドロドロした話になっていましたよね。めぞん一刻のノリや関係性を保つにはこれで良いんです。
会話の妙満載
一刻館での五代君と八神の会話。五代君と一刻館住人の会話。八神と一刻館住人の会話。響子さんと八神の会話。これら全てに1個も無駄な会話がないんです。全ての会話1つ1つに笑いのポイントがあり、突っ込みどころがあり、そしてそんな会話の応酬がずっと続くんです。これは見ていて本当にたまりません。
こういった会話は考えて作り込めるとは思えないので、もうセンスの賜なんでしょうね。
響子さんがムキになってきた
段々とこの辺りから、響子さんが八神に対してムキになってきました。
五代君が入院した頃には、もう完全に五代君に気持ちがあったと思うのですが、惣一郎さんに操を立てて、そのことは自分自身で気付かない振りをしてきました。しかし八神がこうも強引に五代君に迫ることで、八神を通して見る五代君、八神を説得する自分の言動などから、自分自身が気付かなかった、または封印していた思いに気付いていきます。
これは天然でねんねのこずえちゃんでは無理だったんです。こずえちゃんではこのように響子さんの気持ちを動かせなかったんです。そこでこうやって響子さんの気持ちを動かしてあげるキャラの八神が必要だったんですね。
八神が響子さんにライバル心を剥き出しにすればするほど、響子さんも自分が五代君を好きだとの思いに気付かされていきます。八神にとっては響子さんと張り合うのは逆効果でした。
原作漫画では
八神の話は只管楽しい
八神の話はただただ楽しいです。
ちなみに原作漫画では箒を響子さんが嫉妬で折っていたのですが、アニメでは惣一郎さんの毛を毟っていました。この改変は何故なんでしょ。このあとシリアスな展開になっていくので、この辺の楽しい正統派ラブコメは思う存分堪能しましょう。
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