今回レビューするのは、Hohemさんのアクションカメラ用ジンバル『Hohem pro4』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
特徴
- 【優れた三軸手ブレ補正】アップグレード後の5.0スマートブレ防止チップを搭載しているため、様々なシーンでも高品質で、スムーズな映像を提供することができます。革新の手ブレ補正技術で、激しい動きの中で、一瞬の表情やポイント等のチャンスを確実に捉えて、手持ち撮影を簡単で専門的に楽しめることができます。手軽にアクション一つ一つを鮮明に記録したい人に向いているジンバルです。
- 【最大14時間稼働可能】Hohem Pro4は3600mAhのバッテリーが内蔵され、単体で14時間ほど稼働可能で、アウトドアでの長時間撮影に欠かせないアイテムです。またカメラとの電量と共用でき、カメラが電量不足の時は、ジンバルから給電できます。長時間の登山、Vlog、マラソンにも予備バッテリーいらず、軽く撮影を楽しめます。
- 【IPX4防水・ビーチ/プールでの撮影に心配なく】Hohem Pro4は、防水規格IPX4の基準に満たし、特に夏のビーチ/プールなどのシーンで、あらゆる方向の水の飛沫からモーターを保護し、より素晴らしい瞬間を捉えることに役立ちます。
- 【WI-FIより安定したBluetooth接続】Bluetoothでの接続は、WI-FIより高速だけではなく、安定した接続を叶え、バッテリー寿命を大幅向上させることができます。また、アプリを通じて、600°3Dインセプションモード、スポーツモード、タイムなどのマルチ操作モードを選択し撮影できます。
- 【幅広いデバイスに対応ができるスタビライザー】カメラ用ジンバルとして、GoPro10/9/8/7/6/5/4/3、OSMO Action, Sony RX0, SJCAM, YI cam等の機種、または高さ51mm、厚さ30mm以下のアクションカメラにほぼ対応しております。対応機種の悩みを解決できる、進化版Hohem Pro4は、互換性を更にレベルアップしました。
長所と短所
- ○小型軽量で扱いやすい
- ○アクションカメラに使えるジンバル
- ◎3軸の強力な追従機能
- ○4種類の追従モードが簡単に使える
- ○スマホアプリで細かい設定ができる
- ○3600mAhの大容量内蔵バッテリー
外観
パッケージ外観
![DDD67321 DDD67321](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2022/05/DDD67321.jpg)
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
![84574AA0 84574AA0](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2022/05/84574AA0.jpg)
ジンバル本体。アクションカメラ専用です。
![1B36A8A5 1B36A8A5](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2022/05/1B36A8A5.jpg)
このジンバルからアクションカメラに充電するUSB Type-C、Micro B、mini A3本のケーブル(左)。このジンバルに充電する給電用のUSB Type-Cケーブル(右)。
![0C696AE6 0C696AE6](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2022/05/0C696AE6.jpg)
キャリーバッグ。
![9D51574D 9D51574D](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2022/05/9D51574D.jpg)
説明書。多言語版ですがしっかりした日本語ページもあります。図解付きなのでわかりやすいです。
![F2D709A2 F2D709A2](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2022/05/F2D709A2.jpg)
動画
使用した感想
○小型軽量で扱いやすい
このジンバルはアクションンカメラ専用の物となります。最近はなんでもスマホで行うので、ジンバル、スタビライザーもスマホ用の物が多いです。一方でアクションカメラの進化や低価格化も進んでおり、動画をしっかり撮りたい場合、アクションカメラを使用することもお勧めです。
大きさは1000円札や500mlのペットボトルと比較すると画像のようになります。片手で持って無理のない大きさと重さです。
![FC55F990 FC55F990](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2022/05/FC55F990.jpg)
片手で持って太さもちょうど得、ボタンも押しやすい配置になっています。全て片手で完結できます。
![589AFE81 589AFE81](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2022/05/589AFE81.jpg)
大きさを計測すると、長さ約30cm×持ち手の太さ4.82cm。自撮り棒のように伸びることはなく、この長さが最大長です。自撮り棒は自分を撮影することにもできますが、こちらは基本的に自撮りはできません。あくまで一人称視点で進む先を撮影していくといった使い方になります。
![8B4D77C0 8B4D77C0](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2022/05/8B4D77C0.jpg)
重さはアクションカメラを取り付けていない状態で362.5g。軽いので片手で長時間持っていても疲れません。
![5B04DC25 5B04DC25](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2022/05/5B04DC25.jpg)
付属品でミニ三脚があります。ジンバルの底に三脚取り付け用のネジ穴があるので、差し込めばジンバルを地面に立てて撮影することができます。
![65E2E1CA 65E2E1CA](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2022/05/65E2E1CA.jpg)
専用キャリーバッグも良くできており、ジンバル本体、ミニ三脚、USBケーブルを綺麗に納めることができます。また、表面は固いので中を衝撃から守ってくれます。
![59B4C1CC 59B4C1CC](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2022/05/59B4C1CC.jpg)
○アクションカメラに使えるジンバル
前述もしましたが、このジンバルはスマホ用ではなくアクションカメラ専用です。スマホは取り付けられません。また、推奨機種は説明書に書いてあるとおり、GoProなど有名どころなのですが、その他海外産のいろいろなアクションカメラも問題なく取り付けられます。
![D882846C D882846C](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2022/05/D882846C.jpg)
マウンターはコの字型の可変タイプで、バネが内蔵されていて伸びるため、幅広いサイズに対応しています。取り付けられるアクションカメラのサイズは、高さ51mm×奥行き30mmまでの物となります。GoProと似たような一般的な形やサイズのアクションカメラなら問題なく取り付けられるます。私は今回、SJCAMアクションカメラを使用しましたが装着できました。
◎3軸の強力な追従機能
ジンバルの軸には画像のように、パン、ロール、チルトの3つがあります。この3つがフルに搭載されている物のが3軸ジンバル、2つ搭載されている物が2軸ジンバルと言います。当然、2軸より3軸の方が追従(手ぶれ補正)が強く、歩きながら撮影した場合の手ぶれを強力に補正してくれます。
![A619A6A7 A619A6A7](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2022/05/A619A6A7.jpg)
このジンバルは3軸です。非常に追従性能が良く、雑に走ってカメラを上下左右相当揺らしても、氷の上を滑っているように、滑らかでブレのほとんどない動画が撮影できました。その様子は前述の動画に収録しているので、追従性能を知りたい方はご覧ください。
○4種類の追従モードが簡単に使える
追従には4つのモードがあります。
- PF(パンフォロー):デフォルトモード。ロール軸の両方がロック。
- PTF(パン&チルトフォロー):ロール軸がロック。
- L(すべてロック):全てロック。
- POV(オールフォロー&インセプション):ロックなしで全て追従
便宜上、説明書にもロックとは書いてありますが、完全に固定されるわけではなく、今向いているいる方向には追従します。逆に言えば、普通に歩いたり走って目線の先を撮影する一人称視点撮影の場合、追従しすぎるとぬるぬる動いて予想外の動きになってしまうこともあります。
追従モードはどれが良いかわからないかもしれませんが、基本的にデフォルトのパンフォローで問題ないと思います。デフォルト設定されているだけあり、このモードが最も使いやすいです。
操作方法は画像のようになります。複雑そうに見えますが、仕組みを理解して30分もいじれば簡単に覚えることができます。基本的に電源ボタンを長押しして電源オン。そうするとデフォルトのパンフォローモードで始まるので、そのまま撮影開始。これだけです。あとは好みでモードの変更をボタンで行うくらいです。
![4D2826F6 4D2826F6](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2022/05/4D2826F6.jpg)
アクションカメラがBluetooth機能を搭載している場合、Bluetoothでこのジンバルと接続することができます。その場合は写真撮影や動画撮影の開始、停止などが行えます。ただ、Bluetoothが搭載しているアクションカメラは多くはありません。その場合、ジンバルのボタンから撮影の開始や停止ができないだけで、追従などジンバル本来の機能は問題なく使用することができます。
![B87EBD35 B87EBD35](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2022/05/B87EBD35.jpg)
○スマホアプリで細かい設定ができる
Hohem pro4はスマホアプリがあります。これでなにができるかというと、バッテリー残量の確認、軸の手動回転、追従モードの変更、シャッター、リセンサーなどです。
スマホアプリはシンプルで使いやすいです。アプリを起動すると、自動的にBluetoothでジンバルを検索してくれて接続されます。
![0057F9EF 0057F9EF](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2022/05/0057F9EF.jpg)
![3F760461 3F760461](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2022/05/3F760461.jpg)
スマホアプリは必要なければ入れなくても問題ありません。全てジンバル本体のボタンで行えます。ただ、ミニ三脚などを使用して地面に置いて撮影する場合などは、遠隔でカメラの方向などを変えられるので導入すると便利です。
○3600mAhの大容量内蔵バッテリー
ジンバルにはバッテリーが内蔵されています。その容量は十分で3600mAhです。連続稼働だと14時間ジンバルが動きます。ジンバルへの充電はUSB Type-Cケーブルで行い、空からフル充電で約3.5時間かかります。
![EE95BBD7 EE95BBD7](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2022/05/EE95BBD7.jpg)
3600mAhの大容量バッテリーがあるので、装着したアクションカメラへ、このジンバルから給電することもできます。マウンターの裏側にUSB mini A端子があり、ここに付属のUSB Type-Cケーブルを差し込み、もう一方をアクションカメラに差し込みます。すると、アクションカメラを充電したり、給電しながら長時間の撮影をすることができます。
![1274145F 1274145F](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2022/05/1274145F.jpg)
アクションカメラのバッテリー容量は、機種にもよりますが1050mAh前後くらいです。空から満充電にしても、このジンバルの1/3も使いません。十分アクションカメラ用のモバイルバッテリーとして機能します。
総評
昨今はなんでもスマホで行うため、アクションカメラ用のジンバルの数は少なくなりました。しかし、動画撮影能力に関してはアクションカメラに軍配が上がると思います。スマホでなんでもできるので、持ち物が少なくなるので楽なんですけどね。動画をガッツリ撮影する方は、動画機能はアクションカメラに分離することも考えて良いと思います。
一般的な形と大きさのアクションカメラなら大抵装着できる汎用タイプなので、GoProのみならず、いろいろなメーカーのアクションカメラもそのまま使うことができます。追従性能はさすがの3軸だけあり、飛び跳ねるように走っても、ほぼ揺れがなくなるように補正してくれるのは素晴らしいです。
こんな人にお勧め
- アクションカメラのジンバルが欲しい人
- 3軸のジンバルが欲しい人
- 使い方が簡単なジンバルが欲しい人
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