今回レビューするのは、Ginovaさんのワイヤレスイヤホン『S9』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
特徴
- 【充電ケースまで超小型・超軽量のコンパクトデザイン】完全ワイヤレスイヤホンの中でも超小型・超軽量のシンプルでコンパクトなデザインです。片側4gと軽量なイヤフォンに、コンパクトな充電用ケースをセットにしました。オールシーズン持ち運びで苦に感じることはありません。この大きさでも3800mAhの大容量は非常に魅力的です。
- 【Bluetooth5.0高い接続の安定性&より高音質なAACコーデックに対応】 最新のBluetooth 5.0+EDRを採用し、通信範囲が4倍、データ転送速度が2倍になり、高速かつ安定性の高い通信を体験できます.それに高音質AACコーデック対応でHiFi高音質、従来モデルより立体的なサウンドを楽しめます、遮音性も高く、音楽が集中し、低音域から中高音域までバランスの取れたクリアで解像力の高い音質が得られます.
- 【長い連続再生時間&ハンズフリー通話可能】イヤホンは一回のフル充電で約5時間の連続再生ができます、ケースを利用して片耳では最大170時間ご利用いただけます.長時間の外出も安心できます.高感度マイクが内蔵され、クリアな両耳ハンズフリー通話可能です.自宅で、職場で、レストランで、日常の様々な場面で、周りの騒音や環境音によって人との会話がしづらいと感じたことはありませんか?こうした悩みを解決するために、CVC8.0ノイズキャンセル機能を搭載し、「騒音」を減らし、より快適の両耳通話を実現しました.
- 【デジタル残量表示&モバイルバッテリー機能付き充電ケース】最新モデル!従来の目安表示と段違い、本商品の充電ケースの電池残量はLEDスクリーンに数字で表示され、バッテリー残量が一眼瞭然です.モバイルバッテリー機能付のケースなので、いざという時にモバイルバッテリーにも変身でき、スマホへ充電可能です.お出かけや旅行中の電池切れ心配も少なくなります。
- 【防水防塵&認証&あんしん保証】IPX7の防水性能を備えているため、汗やしぶきにも強く、雨天の通勤やランニング、ワークアウトなどあらゆる日常スタイルにマッチします.※完全防水ではありません.また本商品は技適認証(技適認証番号:204-920041)、PSE認証を取得しており、安全・安心にご利用頂けます。
長所と短所
- ○完全ワイヤレスイヤホンで邪魔なコードが無い
- ○電源はケースの蓋の開閉と連動
- ◎ペアリングが簡単
- ○小さく丸く耳が痛くならない
- ○ボタンはタッチ式で押しやすい
- ○音量と曲の変更がイヤホンのボタンからできる
- ○音質、受信感度、音ズレ問題なし
- △音楽再生でのバッテリー持ちが5時間弱
- ◎IPX7の防水性能
- ◎ケースのバッテリー残量が数値表示で見やすい
- ×イヤホンの充電状況が全く分からない
- ○ケース内蔵バッテリー容量が3800mAh
- ○ケースがコンパクト
- ○ケースから外部機器へ充電できる
外観
パッケージ外観
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
イヤホン。
ケース。
イヤーピース。
Micro B USBケーブル。
収納袋。
説明書。日本語単独の物です。
スペック
- Bluetoothバージョン:Ver.5.0
- 対応Bluetoothプロファイル:A2DP、HFP、HSP、AVRCP
- 通信距離:15-20m(障害物なしの場合)
- 周波数特性:2402–2480MHz
- 防水:IPX7
- 通話マイク:有り
- 対応コーデック:AAC、SBC
- 充電時間:約1時間(イヤホン)、約3時間(ケース)
- 連続再生時間:約5時間
- バッテリー:50mAh(単体)
- 寸法:22mm × 18mm × 25mm(イヤホン)、80mm × 52mm × 27mm(ケース)
- 重量:約4g(イヤホン単体)、約85g(ケース)
- 充電ケースバッテリー:3,800mAh
使用した感想
○完全ワイヤレスイヤホンで邪魔なコードが無い
このイヤホンは完全ワイヤレスなので左右を繋ぐコードも一切ありません。スマホ等とはBluetoothで無線接続されるので、正真正銘の完全ワイヤレスです。
形状は卵形で丸みを帯びており耳当たりが良く、長時間装着していても耳が痛くなることはありませんでした。この小ささなので、耳の穴に軽く填めてやるだけでしっかりと装着でき、激しい動きをしてもズレることさえありませんでした。
○電源はケースの蓋の開閉と連動
イヤホン電源はケースの蓋と連動しています。Amazonの説明には『ケースから取り出すと電源が~』となっていますが、ケースにセットしただけでは電源は切れませんし、取り出したから電源がオンになるわけでもありません。あくまでケースを開いたら電源がオンになり、閉じたら電源がオフになる仕様です。最近はこのタイプが多いようです。
イヤホンには左右の属性がきちんとあるので、左のイヤホンはケースの左に、右のイヤホンはケースの右に入れてやる必要があります。逆ではきちんと填まりません。
◎ペアリングが簡単
ペアリングは簡単です。と言うか、自分ですることはほぼありません。前述したように、ケースの蓋を開けると電源がオンになりペアリング状態となります。この状態でスマホ等接続したい機器のBluetoothの設定を開いて検索(スキャン)をすると『S9』と言う名前のこのイヤホンが出てくので選択。これで初回ペアリングは完了です。2回目以降は自動でスマホ等に接続されます。
後述しますが、このワイヤレスイヤホンは両耳でも片耳でも使用できます。しかし、初回のこの1度のペアリングのみで、両耳も左右片耳も全てペアリングは完了しています。ペアリングは完全ワイヤレスイヤホンの中でも最も簡単な部類だと思います。
○小さく丸く耳が痛くならない
形状は小さく丸みを帯びており角張った部分は一切ありません。また、イヤーフックもないので耳たぶにストレスも掛かりません。装着方法は耳の穴に軽くスポッと指で填めてやるだけです。これだけですがしっかりとした装着力が得られ、スポーツ時にも落ちることなく使用できます。
百円玉と比較しても同等か一回りくらい小さいことが画像からもお分かりいただけると思います。また、重さは両方で10.6gと軽量。片方で約5.3gです。
実際に装着して四方から見ると画像のようになります。小さいので全く目立ちません。後ろから見ると耳たぶに隠れてしまうほどです。
使用中はイヤホンのボタンをぐるっと囲むようにある炎上のLEDライトが緑色にゆっくりと点滅します。
○ボタンはタッチ式で押しやすい
ボタンは押しボタン式ではなくタッチ式です。押して凹むのではなく、指先で触れると操作を受け付けるスマホのような操作感となります。ボタン部分は円状のLEDライトの内側になります。
このタッチボタン部分は画像ではわかりにくいのですが、中心に向かってすり鉢状に若干凹んでいます。そのため、これまでのワイヤレスボタンにあったタッチボタンに比べ、『間違って押してしまうこと』が目に見えて減りました。
間違って押してしまうこととは、過去の記事でも書きましたが、このイヤホンを指で持って装着する際、取り外す際などに、意図せずタッチボタンに触れてしまい、一時停止や再生をしてしまうことです。これがほぼなくなりました。
○音量と曲の変更がイヤホンのボタンからできる
このイヤホンのボタンで音量と曲の変更ができます。
- 【電源オン】左右どちらでも:長押し
- 【電源オフ】左右どちらでも:1回タッチ→左右どちらでも:長押し
- 【音量アップ】右:長押し
- 【音量ダウン】左:長押し
- 【次の曲】右:2回タッチ
- 【前の曲】左:2回タッチ
- 【リセット】スマホなどの端末のペアリング上方を消去→ケースにセット→蓋を閉めて5秒待つ→蓋を開ける
音量の変更はかなり細かくできて、ずっと長押しするとどんどん音量が変わっていきます。最大音量や最小音量になると『プッ』と警告音が鳴ります。
タッチボタンの感度は良く、もたつくことはありませんでした。また、前述したようにタッチボタン部分がすり鉢状に凹んでいるので、間違って押してしまうこともなく操作しやすい工夫がされていました。
○音質、受信感度、音ズレ問題なし
音質は高音質規格のapt-xにもAACにも対応していないので良くも悪くも普通です。ただ、決して音質が悪いわけではなく、スマホやPCと接続して音楽を気軽に聴く分になんの不満もありません。高音質を求めるならapt-xやAAC対応の物をお勧めします。
受信感度は屋内で8m離れ、間に壁が2枚ある状態で音が途切れることが全くありませんでした。また、その状態で耳を両手で塞ぐと音が完全に途切れ、手を離すとまた聞こえてきました。これは中の中と言った所で、ワイヤレスイヤホンとしてはごく一般的な受信感度です。日常で使用していて問題になることはないと思います。
音ズレはスマホで動画を見て口の動きと声をチェックしましたが、人間が知覚できるほどのズレはありませんでした。動画視聴でも問題なく使用できています。
△音楽再生でのバッテリー持ちが5時間弱
音楽の連続再生で5時間持つと仕様上なっていますが、実際にそれくらい持つのか試してみました。その結果、音楽の連続再生で4時間43分バッテリーが持ちました。
両耳で使用してバッテリーが切れるときの挙動は少し変わっていて、両耳一緒に電源がオフになるわけではなく、片耳ずつバッテリーが切れました。つまり、最後はバッテリーが残っている方の片耳イヤホンとなります。ちなみに、前述のバッテリー持ち4時間43分は、両耳イヤホンとして機能しなくなった時点…、つまり片耳のバッテリーが切れた時点で計測しました。
また、一般的に片耳だと両耳よりバッテリー持つ傾向があるのでこちらも試してみました。その結果、片耳での音楽再生ではバッテリー持ちは4時間40分でした。
誤差の範囲ですが、片耳の方がバッテリー持ちが悪い結果に…。両耳でも片耳でも音楽再生でのバッテリー持ちは5時間弱のようです。
充電では仕様だと1時間となっていますが、こちらも実際に試そうとしたのですが、前述のように充電するためにはケースの蓋を閉じなければなりません。しかし、そうするとイヤホンが充電されているのか、満充電になったのかわからず…。結局、空から満充電に掛かった時間はわかりませんでした。
◎IPX7の防水性能
防水性能はIPX7の強固な物です。画像を見ていただければお分かりいただけると思いますが、水深1mで30分まで耐えられます。長時間の水没使用はできないので、水泳で使うことは無理ですが、もし水没させてしまっても問題ありません。また、噴流水はどんなものにも耐えられるので、台風、ゲリラ豪雨、シャワー、汗にも問題なし。気兼ねなく濡れる場所で使用できます。
防水性能はどんなに濡れても問題ないレベルなので、普通に生活していて気にすることは一切ありません。どんな雨でもスポーツでも平気です。また、汚れたら水拭きは勿論、丸洗いできます。
◎ケースのバッテリー残量が数値表示で見やすい
ケースのバッテリー残量表示は数値でわかります。また、良くで来ているのは蓋を閉めても数値がハッキリ分かることです。多くのワイヤレスイヤホンのケースは、蓋を開けているときは見やすいのですが、閉めてしまうと黒い半透明の蓋で見辛くなります。しかし、これは液晶表示部分がそもそも蓋と被っていません。
×イヤホンの充電状況が全く分からない
1つ難点として、ケースを閉めると充電しているイヤホンが完全に隠れてしまうことが挙げられます。そのため、今セットしているイヤホンが充電されているのか、満充電になったのか一切分かりません。
他のワイヤレスイヤホンのケースは蓋が半透明になっている物が多く、充電中は中のイヤホンのLEDが光っていると充電中で、消灯したら充電完了とわかるんです。できればこの蓋は半透明にし、中のイヤホンが充電中なのかわかればなお良かったです。ちなみに、充電時間は60分なので、この時間ぐらい放置しておけば満充電になります。
○ケース内蔵バッテリー容量が3800mAh
ケースのバッテリー容量は3800mAhと大容量です。最近はこのような大容量バッテリーを内蔵するケースが増えてきましたが、少し前までは500~800mAh程度のケースが多かったです。
○ケースがコンパクト
3800mAhの大容量バッテリーを内蔵しているにしてはケースが小型軽量です。手の平で握りきれるくらいですし、千円札と比較してもだいぶ小さいことがお分かりいただけると思います。
重量はケースにイヤホンをセットした状態で95.8gでした。この大容量バッテリーを内蔵していて100gを切っているのは凄いです。
○ケースから外部機器へ充電できる
折角大容量バッテリーを内蔵しているケースなので、それを無駄にしないためか外部機器への充電が可能です。前面にUSBポートカバーがあるので、それを開けると入力用のUSB Micro Bと、出力用のUSBポートが出てきます。ここにモバイルバッテリーを使用するのと同じようにUSBケーブルを接続すると、スマホやデジカメなど外部機器へ充電できます。
現在のスマホのバッテリー容量は3000mAh前後が一般的なので、空から満充電に余裕でできるくらいの容量がケースにはあります。
総評
これまで色々なワイヤレスイヤホンを使用してきましたが、それらの良いところを詰め込んだような物でした。実用面での難点としてはバッテリー持ちくらいでしょうか。あとはケースの蓋を閉じるとイヤホンが満充電になったかどうか判別がつかないことですが、これは60分で満充電になるので、それくらい放置しておけば実用上問題ないかな…と。
ケースは3800mAhの大容量バッテリーを内蔵していながら、同等のワイヤレスイヤホンケースに比べて随分小さくて軽いので持ち運びも楽でした。
こんな人にお勧め
- ペアリングや操作がしやすいワイヤレスイヤホンが欲しい人
- ケースのバッテリー残量が数値でわかる物が欲しい人
- ケースの蓋を閉めてもバッテリー残量が見やすい物が欲しい人
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