目次
特徴
- QY8アップグレードバージョン:QY8 Bluetooth 4.1とCSR 8645がシグナルを2倍に強め、素早く簡単なペアリングを実現。 99%のBluetooth製品やアプリに対応します。APT-X +EDRオーディオ暗号解読技術が好感度で音切れのない音声を実現します
- Hi-Fi ステレオサウンド:ビルトインセラミックアンテナが安定した強力なシグナルの受信を実現。CVC6.0 (ノイズ解消と音声増幅技術)とHD マイクロフォンがステレオの音質を最大限に高めます。 高品質のBluetoothヘッドフォンが、ノイズの多い場所でも、より高いクオリティのサウンドとクリアな会話を実現します
- スタンドバイ時のバッテリー寿命の延長:高品質ポリマーバッテリーが、スタンドバイ時の運転時間を最大175時間まで実現します。Bluetooth技術の革新によってより効率的な節電が可能となり、2時間の充電で、8時間以上の連続使用に耐えます
- シンプルで便利に:シンプルで明快なユーザーインターフェースが採用されているため、運動中でも簡単に操作できます。首の裏側に装着するタイプなので、運動中に引っかかるなどの妨げも起こりません
- 保証の充実:充実したサポートチームと12か月の保証がInnoo Tech Bluetooth イヤホンに対する客様のご質問やご不満に対応いたします
長所と短所
- ○高音質規格apt-x対応
- ○Bluetooth 4.1で省電力、低遅延
- ○8時間のロングライフバッテリー
- ○IPX3保護等級(防水、防塵)
- ×LRの文字が刻印されていない
- ×USB端子カバーが開けづらい
はじめに
これは私も以前使用していた人気イヤホンのQY7の後継機のようです。
QY7は自分の不注意で服のポケットに入れたまま洗濯してしまい壊してしまいましたが、その後継機はどんなものなのかレビューしていきたいと思います。
外観チェック
化粧箱。段ボール素材のシンプルな物です。
同梱品。イヤホン本体、USBケーブル、イヤーピース×3、イヤーフック×3、サンキューカード、品質保証(検品)カード?、国際版説明書、日本語版説明書。
英語の説明書とは別に日本語だけの説明書が独立して付属していました。しっかりしています。
珍しいのは品質保証(検品)カード?が付いていたこと。
イヤホン本体。
イヤホン部分。
以上、外観チェックでした。
apt-x対応の高音質
このイヤホンは高音質規格のapt-xに対応しています。詳しくは以前の記事で触れているので、下記記事をご一読いただければ幸いです。
一応簡単に説明すると、CD並みの高音質であり、なおかつ遅延がほとんどないコーデック規格です。そんな大袈裟なと思うかもしれませんが、それほど音質にこだわらない私でもわかるくらい音質は確かに良いんです。具体的には音楽以外の背後のノイズが全くなくクリアな音で、シャカシャカしたチープな感じがなくなり、本当にCDを目の前のコンポで流しているような感じになると思います。
また、このイヤホンは最新のBluetooth規格4.1にも対応しており、こちらは省電力で低遅延を実現しています。このような最新の規格に対応していることから、後述する8時間のロングライフバッテリーを実現しているものと思われます。
QY7との違い
この『QY8』は前機種『QY7』と何が違うのか、分かる範囲で挙げていきたいと思います。
ファンクションボタンの大型化
ファンクションボタンといっても分かりづらいかもしれませんね。要は電源ON/OFFボタンのことです。この機能以外に再生/一時停止や通話ON/OFF機能も状況や押す長さによって変わるのでこのように呼ばれています。このファンクションボタンがQY7ではイヤホン外側の小さいボタンに割り当てられていたのですが、今回のこのQY8ではイヤホン外面全体がボタン化されており、小さいボタンを手探りで探す必要がなくなっていました。
音楽を一時停止するとき、電話に出るときなどに、いちいちイヤホン外面の一部を探す必要なく、大雑把にカチッと押すだけで操作が完了するので非常に楽ちんでした。
音量ボタンの点字化
以前のQY7では他のイヤホンと同じく、特に触って識別できる音量ボタンではなかったのですが、今回のこのQY8では目が見えない方用に開発された点字の工夫がされていました。
ボツボツが2個ある方が+/曲送りで、ボツボツが1個ある方が-/曲戻しとなっています。イヤホンのコントロールボタンは目視できるものではないので、どこに何のボタンがあるかは自分で覚えて手探りでこの辺だなと押す必要があるのですが、このイヤホンではどこになんのボタンがあるかは点字でわかるようになているので押し間違いがなく便利でした。
確かに目視できない部分を操作するという状況から考えると、目が不自由な人用に開発された点字を使うというのは理に適っていることだと思います。この発想はありませんでした。
バッテリー持ちの改善
QY7では音楽再生5時間のバッテリー持ちだったのですが、今回のQY8ではバッテリー持ちがグンと改善され、8時間の音楽再生が可能となっていました。
バッテリーが長く持って困ることは何もないのでありがたいです。それでいてイヤホン部分がQY7より大きくなったり重くなったりなんてことも全くありませんでした。
電波強度
いつものごとく電波強度の実験をしてみましたが必要十分の電波強度でした。
具体的な例を書くと、8,9mの場所で木製のドア2枚を挟んで電波が途切れることは一切ありませんでした。しかし、その状況で両耳を手で覆うと電波が完全に途切れ音が出なくなりました。手を耳から離すとまた音が聞こえ始めたので、この辺りの距離や状況が限界のようです。30個近くイヤホンを使用してきましたが、この電波状況はかなり良い方です。
操作性
先述もしましたが、ファンクションボタンがイヤホン外面に大きく取ってあるので操作が楽でした。また、音量の+と-は点字のような識別方法を採用しており、2つの突起が+/曲送り、1つの突起が-/曲戻しとなってるので、触って分かるのは便利でした。
また、音量は0から22までの23段階です。電源を切っても切る前の音量は記憶してくれているので有り難いです。
装着感
イヤーフックは耳の外郭に引っ掛けるタイプではなく、耳の中の溝に引っ掛けるタイプなので、耳たぶにストレスを掛けることがなく、耳たぶが痛くなることはありませんでした。
気になる点
これはマイナスというほどではないのですが、このイヤホンには右と左を識別するLRの文字が刻印されていませんでした。ちなみに、ファンクションボタンや音量ボタンがある方が右です。
また、多くのイヤホンと同じように、やはりUSB端子カバーは開けづらく、指で引っ掻いて引っ掻いて開けることになりました。
総評
音楽再生時のバッテリー持ちは5時間から8時間へと飛躍的に伸び、操作性もファンクションボタンの大型化や、+/-の点字化などで大幅に向上し、前機種のQY7から確実に進化しているイヤホンでした。
特にバッテリー持ちは飛躍的に伸びたので、価格もそれほど変わりませんし、特に理由が無ければ旧機種を買う必要はないと思います。
意外とこの手の製品では、前機種の方が良かったなんて場合があるのですが、今回のこのQY8は確実の前機種のQY7よりも進化していると思います。
こんな人にお勧め
- 高音質規格apt-x対応のイヤホンが欲しい人
- 8時間のロングライフバッテリーに魅力を感じる人
- 操作性の良いイヤホンが欲しい人
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