目次
概要
Bluetooth v4.1 スポーツイヤホン ワイヤレススポーツイヤホン ランニングイヤホン QY7/Soundpeats(サウンドピーツ)
説明:
最新技術apt-XコーデックスとVOLTE の採用により、ハイレベルな音質を実現しているワイヤレスイヤホンです。さらに、TELEC認証も取得しており、密閉感が高く軽量で着け心地の良さも感じて頂けます。
特徴:
1・光沢のあるプラスチック採用でスタイリッシュな外観
2・2台のデバイスとペアリンクすることができる
3・丈夫なケーブルで絡まりにくい
4・耳に固定するパーツは多数の種類をご用意しており、ご自身の耳に最適なものを選択可能
仕様:
型番:Bluetooth 4.1+EDR
対応プロファイル:HFP1.6, HSP1.2, AVRCP1.4, A2DP1.2
通信距離:10m(障害物無し)
ノイズキャンセル:
待機状態:約145時間
通信状態:約5時間
音楽再生時間:約6時間
充電所要時間:約2時間
サイズ:L40*W24*H32mm
質量:16.4g
パッケージ:
QY7スポーツ・ブルートゥースイヤホン本体
USB充電ケーブル
イヤーフック
イヤーピース
プラスチックのクリップ
結束用パーツ
ユーザーガイド(日本語)
保証:
お買い上日より12ヶ月の保証期間がついております。
初めてのBluetoothイヤホン
私は、現在片耳イヤホンBSHSBE23(バイクで音楽「BSHSBE23BK/iBUFFALO」レビュー)を使用しているのですが、Bluetoothの両耳イヤホンを初めて購入しました。
色々な種類の無線イヤホン
おそらくイヤホンや無線イヤホンを買おうと思って、Amazonなどで検索すると、あまりにも種類が多く困惑し、どれを買うべきなのか悩むと思います。私も最初はそうでしたし、今回は新たに無線の両耳イヤホンを購入するために調べたので、久々に色々な種類の海におぼれました。そこでわかったことを少し書き留めておきたいと思います。
まず、両耳無線イヤホンには大別して2種類あります。私が今回購入したQY7のような、シンプルな機能で安価な物と、多少大きなレシーバーが付いた、リモコン機能や液晶表示機能が付いた高価な物。まずはこの2種類でどちらを購入するかを決めることになるかと思います。簡単に言うと単機能安価な物と、高機能高価な物の2種類ですね。
両方の特徴を簡単にまとめると以下のような感じになります。
単機能安価な無線イヤホン | 高機能高価な無線イヤホン | |
価格 | 安い(¥2000~) | 高価(¥5000~) |
機能 | 単機能 (電源オンオフ、音調上下、他少数) |
多機能 (シンプルな物に加えて、曲送り、早送り、液晶での曲名表示など) |
本体の大きさ | ケーブルに極小コントローラーが付いている、もしくはイヤホン部分に極小のコントローラーが付いていて、ケーブルには何も付いていない | ケーブルに大きめのレシーバーが付いている |
本体の重さ | 軽い | 重い |
どちらを購入するかはそれぞれの好みになりますが、私は特に高機能な物を必要としなかったので、シンプルな物にしました。また、初めての無線両耳イヤホンなので、「取り敢えず」との思いもあり、Amazonで人気で2000円強で買える、このQY7を購入しました。
失敗しても勉強台と思える値段
実はこのQY7を購入した理由として、「失敗しても勉強代と思える値段」だったことが挙げられます。どういう事かと言うと、例えば、高機能高価な8000円程度の物も候補(MDR-EX31BN/B)にしていたのですが、これでもし失敗したら、8000円超を捨てることになるので、これを勉強代と考えるには損失が大きいかなと。
特に今回初めての無線両耳イヤホンなので、自分が無線両耳イヤホンに何を求めているのか、どの機能が欲しくてどの機能がいらないのか、自分でもよくわかっていません。こればかりは日常使っていくうちに、自分で理解していくしかないので、初めての場合、もし失敗しても勉強代と思って諦められる値段の方が良いかなと思ったんです。
仮に先に高い方を買って失敗した場合、次に安い方を買うというのは中々できません。そう言った意味でも、まずはこの安い方を買って、自分にとって無線両耳イヤホンとはどのようなものなのか確かめることにしたんです。
2000円強なら、スーパーに食材を買いに行ったらすぐ超えてしまうくらいの値段です。もし失敗しても諦めが付く値段なんです。もしこれで、無線両耳イヤホンが私にとってもの凄く便利で、もっと高機能な物が欲しいとなれば、次は迷うことなく高機能な物を買えます。
シンプルな機能
機能としては非常にシンプルで、電源のオンオフ、ボリューム上下のボタンのみです。私は取り敢えずリモコン機能(曲の順送りや早送りなど)や、液晶表示を必要としなかったのでこれで十分です。
Bluetooth 4.1も地味に嬉しいことの一つです。基本的にBluetoothのバージョンが進むと、遅延が少なくなったり、省電力化が進むのですが、こういった電池が小さい無線機器では、この4.1のアドバンテージは大きいです。
また、音楽を聴くイヤホンなので当然ですが、A2DPに対応しており、ワンセグや著作権保護された音楽の再生にも対応しています。
ほとんどケーブルのみ
コントローラー部分は、右のイヤホンに付いており、ケーブル部分になにも機械的な物が付いておらず、もの凄くスッキリコンパクトな無線両耳イヤホンです。シンプルな機能の物でも、ケーブル部分にコントローラーが付いている物も多いのですが、これは本当に何もなくてビックリしました。
重さは約16gで、耳に掛けてダラッとケーブルを垂らしても、重さで耳が引っ張られるとか、そういった感覚も全くありません。重さの感覚としては、1円玉硬貨が3.75gなので1円玉4枚分ってところですね。更に言えば、重さのほとんどがイヤホン部分なので、ケーブルの重さを量ったところ4gでした。いやあ本当に軽いですね。
耳への掛け方は独特
日本ではまず見ない耳への掛け方です。日本メーカーの場合、耳の外側に掛けるイヤーフックが主流なのですが、これは「耳穴の中の溝に引っ掛ける」タイプです。多様な種類のフックが付属しており、その中で自分の耳穴の溝に合うフックを選んで取り付けます。多様な種類があるので、よっぽど特殊な耳をしていない限り、どれかしらは合うと思います。しかし、合った上でそれでもフィットしない場合もあるかも知れません。
ただこれは、日本メーカーのイヤーフックやカナル型の場合でもあり得ることですし、買ってみないとわかりません。私の場合、問題なく付属のイヤーピースやイヤーフックが合いました。イヤーピースやイヤーフックを変えることもなく、標準のままで耳にピッタリフィットしました。慣れないフィットの仕方なので、最初は若干戸惑うかも知れませんが、一度フィットの仕方を覚えてしまえば、あとはスポーツタイプと言うだけあって、いくら頭を振っても取れませんでした。
「耳の中の溝に引っ掛ける」と言うフィットの仕方に不安だったのですが、そんなことは意識せず、耳の穴に入れたらすっぽりと入ってフィットしました。この耳の中の溝に引っ掛けるのは、ジョギングしても外れないような、強固なフィット感を出すためであり、普通に家の中や電車の中、歩いて使用する場合は特に必要無い気がします。少なくとも私にはそうでした。イヤーフック無しのイヤーピースのみで、普通に動く分には落ちないくらいフィット感抜群でした。ただ耳の形は警察の個人識別でも使われる程多種多様なので、結論としては使ってみるまでわかりません。まあこれはどのメーカーの物だろうと変わりませんけどね。
音楽再生での電池持ち
カタログスペック上、音楽再生で6時間となっていますが、通常どんな物でも、カタログスペックは盛っているので、実際に音楽を再生してどれくらい電池が持つのか試してみました。結果、なんと7時間36分持ちました。カタログスペックを超えたのは凄いです。ただ、環境だったり、音量、音質によって前後する可能性があるので参考までに。
ちなみに、こんなことは言わなくてもわかってるよと言われるかも知れませんが、何故カタログスペックが実際の物より高くなりがちかと言うと、「理想的な環境」で計測しているからです。
例えば車の場合、平地で信号の停車や発車がないトラックををひたすら一定の速度で走る。こんな感じです。しかし実際はどうでしょう。こんな理想的な走り方ができるわけじゃないですよね。街中で速度の増減があったり、信号待ちで燃料を消費してしまったり。そんなわけでカタログスペックと、普段使いの実測値に差が出るのが当たり前なのですが、今回私が計測したところだと、カタログスペックを上回ったので驚きました。
フィット感や外の音について
前述したフィット感は、イヤホンが耳穴から落ちないかどうかのフィット感についてでしたが、ここで書くフィット感は、耳の穴にすっぽり収まり、音漏れだったり外の雑音が聞こえないかどうかと言うことです。そしてそのフィット感は抜群でした。耳にスポッと填まり、ノイズキャンセリング機能が付いているからか、外の音も結構遮断してくれます。おかげで小さい音量にしても、音楽やラジオの声が聞こえます。大音量にする必要がないので耳に優しく、音漏れもしづらくなっています。これは非常に有り難いです。
構造上仕方が無いのですが、片耳イヤホンの場合、外で使うときには結構音量を上げないとしっかり声が聞こえないことがあり、音が漏れていないか心配だったんですよね。
ノイズキャンセリングが凄いのか、このQY7のフィット感が凄いのかわかりませんが、小さい音でもしっかり聞こえるのは凄いです。
受信感度
Bluetoothの受信感度は良いと思います。近い距離だと、イヤホン(耳)を両手で覆っても全く音が途切れませんでした。また、実験のためにバイク用フルフェイスを被り、バッグの中にスマホを入れた状態で使ってみたところ、これでも全く音が途切れませんでした。更に家の中で、約8mの距離で、壁2枚、木製ドア2枚隔てた場所で閉めきってみましたが、途切れることもなく完全に受信できていました。しかしこの状況でイヤホンを手で覆うと音が聞こえなくなりました。
手持ちの片耳イヤホンBSHSBE23では、同じ条件下の8mの距離と壁2枚を隔てた場合、音がブツブツ途切れたので、BSHSBE23よりもQY7の方が受信感度は良いようです。
ただBluetooth機器の場合、発信器と受信機合わせての受信感度になるので、相性が悪かったり、どちらかが性能が悪いと、十分な受信感度にならない可能性があるので注意が必要です。とは言え、QY7の受信感度には全く問題なく、もし使ってみておかしい方がいるとすれば、発信器の性能不足か不具合だと思います。
操作方法
操作方法は至って普通です。電源ボタン長押し3秒で電源のオンオフ。電源ボタン長押し5秒でペアリング。ペアリングはPCやスマホでデバイスの検索をして追加。あとはボリュームのアップダウン。私は音楽再生にしか使わないのでこれだけです。
ちなみに、ボリュームのアップダウンに音声案内はありません。片耳イヤホンBSHSBE23には、ボリュームを弄る度に「ボリュームアップ(ダウン)」の音声案内が流れたのですが、このQY7は何の音声案内も流れません。これは人によると、音声が上がったのか下がったのかわからないとの意見もあるかも知れません。ただ、いちいちボリュームの変更で音声案内が流れるのもまた鬱陶しいんです。これは好みによりますし、そもそも慣れの問題なので、どっちでも良いんですけどね。電源のオンオフとペアリングには、きちんと音声案内がありました。
難点は?
この値段でこの品質なので文句は全くと言っていい程無いのですが、一つ難点を挙げるとすると、USB端子の蓋が固い事です。爪で一生懸命開けようとしても開きませんでした。結局、小さいマイナスドライバで蓋のゴムを引っ掛けて開けました。ここは指でスムーズに開けるのは困難かと思います。経験上、このようなイヤホンのUSB端子部分はどれも堅めなのですが、このQY7はその中でも堅い部類に入ると思います。
更に経験を言うと、この部分は使っているうちに形が変わってきて(ゴム部分に癖が付いてきて)、いずれ手で摘まんで取れるようになることが多いです。これが良いことなのか悪いことなのかは置いておいて…ですが。
爪楊枝かマイナスドライバを、机にでも用意しておいた方が良いかも知れません。もしくはシャーペンの先っぽでも引っ掛けて開くことが可能です。
コストパフォーマンス抜群
今回、初めて無線両耳イヤホンを購入してみたのですが、まさか2000円強でこれほどの物が買えるとは思いもしませんでした。コストパフォーマンス抜群です。
2000円強という値段。ノイズキャンセリング。Bluetooth4.1。抜群のフィット感。機械部分の少なさ。ケーブルに何も付いていないこと。軽さ。音楽再生時間7時間超。豊富なイヤーピースとイヤーフック。とてもじゃないですが2000円の品質、機能ではありません。間違いなく値段以上の物だと思います。
音質や多機能を求める人には玩具みたいな物かも知れませんが、Bluetoothイヤホンを初めて買う人や、多機能がいらない人、取り敢えず普通に聞ければいい人には、ベストチョイスなんじゃないでしょうか。Amazonで売れている意味が分かりました。
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