「骨伝導ワイヤレスヘッドホン Aeropex Play/AfterShokz」レビュー ~ミニサイズの骨伝導ヘッドホンが出た~【PR】 評価はまだありません

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今回レビューするのは、AfterShokzさんのヘッドホン『Aeropex Play』です。

 

それでは早速レビューを書いていきたいと思います。

 

特徴

Aeropex Playは、ヘッドホンの最大音量を85dB*に制限するように設計されているため、音響性難聴などのリスクを軽減できます。交通量の激しい道路や飛行機内などの騒がしい環境では、ヘッドホン最大音量を100dBに調整することも可能です。

オープンイヤー&フィット・デザイン。耳を塞がずに骨を介して聴くため、音楽を楽しみながらも近づいてくる歩行者、自転車、街中のざわめきを耳で聞くことができます。通学、通勤、散歩などのお出かけに、もっと安全に音楽を聴くことができます。

小さめサイズに設計されたAeropex Playは、発育途中の小学生、中学生でもしっかりとフィット。運動中でもヘッドホンがずれ落ちるような心配はありません。柔らかなシリコン素材に包まれているので装着感も抜群。最大音量調節機能とオープンイヤースタイルにより、耳トラブルを回避します。

 

長所と短所

  • ○ミニサイズなので子供用
  • ○最大音量調整機能がある
  • ◎耳を塞がない快適な装着感
  • ○操作性が簡単
  • ○マルチポイントに対応
  • ○音漏れは少ない
  • ○音質は十分
  • ○受信感度、音ズレ問題なし
  • ○バッテリー持ちは14時間と十分
  • ○IPX67の防水性能

 

外観

パッケージ外観
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セット内容

パッケージ内容は画像の物で全てになります。

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骨伝導ヘッドホン。

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充電専用USBケーブル。

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収納ケース。

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耳栓。

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ペアリング設定方法。

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説明書。日本語ページあり。

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動画

 

スペック

  • 品番:AS800
  • 電池:リチウムポリマーバッテリー
  • スピーカータイプ:骨伝導変換器
  • バッテリー駆動時間:最大8時間
  • 周波数特性:20Hz~20KHz
  • 待機時間:最大10日
  • 感度:105 ± 3dB
  • 充電時間:2 時間
  • マイク特性:-38dB ± 3dB
  • 重量:25.2 g
  • 対応プロファイル:A2DP, AVRCP, HSP, HFP
  • 保証期間:2年間
  • 充電電圧:5.25 V
  • 防水規格:IP67
  • スピーカーインピダンス:8.5hm ± 20%
  • バッテリー容量:145 mAh
  • Wireless range:33 ft (10m)
  • 最大RF出力0dBm
  • 周波数帯域:2402MHz~2480MHz
  • BluetoothR Version:BluetoothR v5.0

 

使用した感想

○ミニサイズなので子供用

この骨伝導ヘッドホンはミニサイズです。子供用と言うことになっています。ただ、実際装着してみたところ、成人男性の私でも問題なく装着できました。ミニサイズなので後ろのネックバンドの『余り』が少なくなるので、こちらの方が合う大人もいるかもしれません。頭が大きな私でこれなので、女性ならおそらく問題ないです。

 

実際のサイズは、奥行きが12.49cm×幅10.58cm。重さは25.1gと超軽量。

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イヤーパッドの大きさは、幅1.48cm×厚さ1.18cm×高さ2.29cm。

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全体の大きさを考えると、イヤーパッドがあたる部分が耳の手前なので、耳から後頭部まで約12cm程度なら大人でも装着できます。

 

そのネックバンドですが、一見硬そうに見えてかなり柔軟性があります。画像のように無茶に曲げても全く折れません。折れる気配すらありません。これだけ丈夫なので、バッグに雑に放り込んでも平気ですし、ベッドで横になりながら見て自重で押しつぶしてしまっても平気でした。

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○最大音量調整機能がある

子供用骨伝導ヘッドホンとのことですが、それではなにが子供用かというと、前述のようなミニサイズであることと、もう1つは最大音量調整機能があることです。この機能をオンにすると、最大音量が85dbまでに制限され、それ以上の音量は出せないようになります。成長期の子供が使用することを想定しているため、耳を守るとの意味合いのようです。

 

操作方法は後述していますが、『音楽再生時に、+と-ボタンを3秒長押し』となります。チャイルドロックのように子供が弄れない設定ではないので、解除しようと思えばいつでもできてしまいますが、言って聞かせればそこまで無茶はしないでしょう。子供用ではあるのですが、大人が使用するにしてもこれは良い機能だと思います。イヤホンやヘッドホンで音量を大きくし過ぎ、それに慣れてしまって聴覚障害なんでニュースも見ますからね。

 

◎耳を塞がない快適な装着感

骨伝導イヤホンのなにが良いかと問われれば、一切耳が痛くならないことです。

 

カナル型のイヤホンの場合、イヤーピースが耳の穴の中へ入ります。そのため、その感覚が苦手な方もいますし、長時間装着していると耳の穴が痛くなることもあります。耳掛け型だと痛みは出づらいのですが、装着力が弱くてポロポロ取れることも。また、ヘッドホンだと耳たぶをイヤーパッドが圧迫したり、オーバーイヤータイプでも耳に負担は掛かりますし大きいので目立ちます。

 

どれも一長一短なのですが、骨伝導イヤホンの場合、それらに比べ一点だけ絶対的に有利な点があります。それが前述したような耳が痛くならないとい言うこと。耳の穴に異物は入りません。耳たぶも圧迫しません。耳を覆う物もありません。

 

イヤーパッドから音が出て、骨を伝って鼓膜に音が届く仕組みです。装着場所は耳の手前、ちょうどこめかみになります。

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きちんとイヤーパッドが当たるのですが、ツルの太い眼鏡をしている場合、イヤーパッドが浮いてしまい、骨伝導の意味がなくなってしまいます。その場合、先にこの骨伝導ヘッドホンを装着し、その上から眼鏡を掛けてください。細いツルの眼鏡はイヤーパッドは浮きませんでした。

 

耳に異物が入らないので痛みが出ないメリットの他に、周囲の音が通常通り聞こえることも大きなメリットです。今はもう自転車で両耳イヤホンをしているのはNGで警察に止められ、罰金を取られることもあります。しかし、骨伝導ヘッドホンの場合、耳を塞がず周囲の音が聞こえる状態なので黙認されています。骨伝導イヤホンは自転車乗りには最適だと思います。

 

この例からもわかるように、周囲の音が聞こえるので安全です。自転車に乗っているときやジョギング中、曲がり角の先から飛び出てくる子供の声、後ろから迫ってくる車の音など、普通の状態で聞こえます。遮音性高く、没入感を得たい音楽の聴き方を求める方には向きませんが、外で音楽を聞くなら、周囲の音が聞こえることは大きなメリットだと思います。また、家で使用するにしても、家族の呼びかけだったり、インターホンの音が聞こえるのもメリットに感じています。

 

子供用とのことで発売されたこちらのコンセプトは子供にも合っていると思います。周囲の音が聞こえず道路に飛び出してしまうとか、後ろから来る自転車に気づかずぶつかるなんて危険性が激減します。

 

○操作性が簡単

操作性は一部変わっていますが音楽再生に関しては簡単です。変わった点としては、左イヤーパッド表面にマルチボタンがあり、その下側に+、-ボタンがあることです。また、曲送りがマルチボタン2回押し、曲戻しがマルチボタン3回押しとのあたりです。

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マルチボタン、+ボタン、-ボタンの3ボタン制です。最近流行りの完全ワイヤレスイヤホンは左右で2ボタンしかないので、この3ボタンで複雑な操作までできるようになっています。ボタンはタッチ式ではなく押すとへこむ押しボタン式です。

 

1回押し 2回押し 3回押し 長押し
マルチボタン
  • 音楽再生時:再生/一時停止
  • 着信時:受話/切断
  • 音楽再生時:次の曲
  • 音楽停止時:リダイヤル
  • 音楽再生時:前の曲
  • 音声ダイヤル
  • 着信時:拒否
  • 通話時:現在の通話を切って二つ目の着信に出る
+ボタン
  • 音楽再生時:音量アップ
  • 音楽停止時:バッテリー残量チェック
  • 電源オン/オフ
  • 音楽再生時:音量制限オン/オフ(+、-同時長押し)
  • 通話時:ミュートオン/ミュートオフ(+、-同時長押し)
-ボタン
  • 音楽再生時:音量ダウン
  • 音楽停止時:バッテリー残量チェック
  • 音楽再生時:音量制限オン/オフ(+、-同時長押し)
  • 通話時:ミュートオン/オフ(+、-同時長押し)

 

○マルチポイントに対応

このAeropex Playはマルチポイントに対応しています。マルチポイントの仕方は手順があるので下記に記載します。

 

  1. +ボタンを3秒長押ししてペアリングモードへ移行
  2. マルチボタンと+ボタンを3秒長押し(音声ガイダンスで真土ペアリングモードと流れる)
  3. 1代目の端末とペアリングする
  4. 電源をオフにする
  5. +ボタンを3秒長押ししてペアリングモードへ移行
  6. 2台目の端末とペアリングする
  7. 電源をオフにする
  8. +ボタンを長押しして電源をオンにすると2台と接続される

 

マルチポイントの挙動としては、スマホとPCで接続した場合、基本的に1台目の端末と接続されます。その後は音が出ている方を優先的に接続します。両方から音が出ている場合、今音が出ている方が優先され、もう一方の音はヘッドホンには聞こえません。片方の音を消したら、もう一方の音が出ている方に繋がります。同時に音が完全に出るわけではありません。ちなみに、電話の着信はどちらで音を出していようときちんとこのヘッドホンに音が出ます。

 

マルチペアリングを解除するには下記手順になります。

 

  1. マルチボタンと-ボタンを2秒長押し

 

上手く接続ができなかったり、他の端末を接続したいのにできないなど、ペアリング情報を削除したい場合など、全ての設定を工場出荷に戻す場合の手順は下記になります。

 

  1. +ボタンを3秒長押ししてペアリングモードへ移行
  2. マルチボタン、+ボタン、-ボタンを同時に3~5秒長押し

 

○音漏れは少ない

骨伝導ヘッドホンの特性として、イヤーパッドから音が出るので、顔への密着度が低いと音漏れする傾向があります。しかし、AfterShokzさんは骨伝導ヘッドホン専門のメーカーなので、数千円の他社製と比べると音漏れはずっと少ないです。

 

1つの目安として、イヤーパッドに指を当て、音を大きくして振動が伝わるようなら品質は良いです。この骨伝導ヘッドホンはビリビリ指に振動が伝わってきます。

 

カナル型イヤホンや密閉型ヘッドホンに比べれば音漏れはあります。音漏れというか、構造成どうしても外に音が聞こえます。ただ、AfterShokzさんはこれが少ないので、満員電車など密集している状態で大音量にでもしない限り問題ないと思います。前述したように、自転車やジョギングで使用する場合、その場にとどまるわけでも、人の密集したところで使うわけでもないので全く問題ありません。

 

○音質は十分

音質は外でスマホと接続して十分です。apt-xなどの高音質ではありませんが、気持ち良く音楽を聴けています。また、動画を見ての遅延も全く感じませんでした。

 

音質 概要
対応コーデック A2DP、AVRCP、HSP、HFP
高音 割れたり歪んだりは感じず
低音 割れたり歪んだりは感じず
音ズレ スマホで映画を観て感じず
音質評価※1
★★★★☆

※1 同タイプの他の物と比較しての評価(相対的評価)

 

○受信感度、音ズレ問題なし

受信感度は素晴らしいです。これまでの経験上、ワイヤレスイヤホンは壁と扉を挟んで8m離れ、耳を手で覆うと音が途切れることがほほとんどでした。これでも日常でわざわざ耳を手で覆うことなんてないので十分でした。

 

この骨伝導イヤホンはこの状態でも一切音が途切れませんでした。また、IPX67の防塵、防水性能があるのでお風呂でも使用し、そのときに間にある3枚の扉を完全の閉めたのですが、それでも一切音は途切れませんでした。

 

条件1 概要1 結果1
場所 屋内 音が途切れることなく聞こえる
距離 8m
建造物 鉄骨
障害物 間に木の扉2枚
条件2 概要2(概要1に加えて) 結果2
同上 受信部分を手で覆う 音が全く途切れない
条件3 概要3(概要2のあとに) 結果3
同上 受診部分から手を離す 音が全く途切れない
受信感度評価※1
★★★★★

※1 同タイプの他の物と比較しての評価(相対的評価)

 

○バッテリー持ちは14時間と十分

バッテリー持ちは実際に実験した結果、仕様の8時間を大きく超えて14時間近く持ちました。ただ、バッテリー持ちは音量や音質によるので参考までに捉えておいてください。

 

このMINI SIZEの元になっている『Aeropex AS800』のバッテリー持ちも仕様上8時間となっていたのですが、実験したら14時間持ちました。その元になった物と同じような電池持ちだったので、ミニになったからといってバッテリー容量が小さくなったわけではないようです。

 

前述したように元になっているAeropex AS800はこれよりサイズが大きく大人用です。この記事を見て大人の自分が欲しいと思ったらそちらを購入するのも良いと思います。

 

条件 仕様上 実験結果
両耳での音楽再生 8時間 ▲13時間55分
片耳での音楽再生 6時間 6時間
充電 2時間 ▲2時間14分
バッテリー評価※1
★★★★☆

※1 同タイプの他の物と比較しての評価(相対的評価)

 

充電は少し特殊で付属の専用USBケーブルで行います。一方は画像のようなマグネット端子になっており、骨伝導ヘッドホンの充電端子にくっつけます。マグネットなので近付けると勝手にピタッとくっつくので楽ちんです。

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専用ケーブルなので紛失しないように気をつけてください。それを考慮してか、この充電用USBケーブルは2つ付属していました。

 

○IPX67の防水性能

この骨伝導ヘッドホンはIPX67の防塵、防水性能に対応しています。防塵性能は6が最高等級です。砂や粉塵などどんな状況でも壊れませんとの強固なもの。防水性能は上から2番目で、『水深1m30分以内の水没からの保護』となっています。つまり、シャワーや雨などの噴流水は全て平気で、水没しても30分以内なら大丈夫ですよとのもの。防塵も防水も非常に強固です。

実際にシャワーを浴びながら使用もしました。その結果、そのときの動作もその後の動作もなんら問題ありませんでした。シャワーを浴びながらでもボタンを押しての操作が可能でした。たくさん汗を掻くスポーツ時にも最適です。汗などで汚れたら水でジャブジャブ洗えます。

 

総評

骨伝導ヘッドホン専用メーカーのAfterShokzさんから出た子供用です。ただ、前述したとおりミニサイズというだけで機能は制限されているわけでもないので、大人でも普通に使用できます。頭の大きな私でも使用できました。よほどのことでない限り大人でも大丈夫だと思います。女性ならなおさらです。むしろ後ろに浮くネックバンドが少なくなりスッキリするので女性には最適かもしれません。

 

ミニサイズの特徴としては、最大音量制限機能が挙げられます。大きな音で聴いて耳を悪くしないため、最大音量を85dbまでに制限する機能です。この機能を設定すると、どんなに音量を上げてもそれ以上は上がらないので安心です。

 

こんな人にお勧め

  • 子供に骨伝導ヘッドホンを使わせたい人
  • 小さな骨伝導ヘッドホンが欲しい人
  • 最大音量制限機能のある骨伝導ヘッドホンが欲しい人
  • 音漏れの少ない骨伝導ヘッドホンが欲しい人
  • マルチポイントできる骨伝導ヘッドホンが欲しい人

 

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