今回レビューするのは、TRANYAさんのワイヤレスイヤホン『P1』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
特徴
●
長所と短所
- ○小さいので扱いやすい
- ○クリック感のあるボタンでわかりやすい
- ◎バッテリーが6時30分間持つ
- ◎曲と音量の変更ができる
- ×左片耳から両耳へ切り替えると左から音が聞こえない
- ○ケースには左右どちらのイヤホンもセットできる
- ○音質、受信感度、音ズレ問題なし
外観
パッケージ外観
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
イヤホン。
ケース。
USBケーブル。
イヤーピース。
説明書。日本語単独の物です。
動画
スペック
●
使用した感想
○小さいので扱いやすい
同メーカーのイヤホンで『T2』という機種もあり、似たような形状に似たようなスペックなのですが、違いとしてはより小さくなっていることが挙げられるようです。T2よりも一回り小さく、耳の穴にスッポリ収まりました。
前述しましたが、明らかに同メーカーのT2より小さく、100円玉と比較してもそれよりも面の大きさは小さいくらいです。
重量もイヤホンのみで8.6g。ケースにイヤホンをセットした状態で54.6g。こちらも超軽量です。
T2より後に出た物なので、大きさや挙動が少し変わったようです。挙動に関しては後述します。
○クリック感のあるボタンでわかりやすい
クリック感のあるボタンも一回り小さくなり、ボタン部分はザラザラしたものになっているので、触った感覚で『ここがボタン』とわかるので操作しやすかったです。
タッチボタンだとグイグイ押し込むことがないので、装着したまま操作しても耳が痛くならないことが挙げられます。ただ逆に、タッチ精度や操作を受け付けたか感覚が分かりづらいとの側面もあるので好みや精度よります。
こちらのボタンは軽く押すだけで反応しますし、それほど耳に負担は掛からないと思います。なによりクリックしてすぐに操作できたかわかるのはやはり便利です。
◎バッテリーが6時間持つ
バッテリーは仕様上6時間持つとされていましたが、実際に実験してみたら両耳イヤホンで6時間32分持ちました。
ちなみに、6時間28分で初めての『バッテリーロウ』の警告アナウンスが流れました。その約4分後に再度警告音が流れると同時にバッテリーが切れました。
また、片耳イヤホンとして使用した場合、6時間50分と、両耳として使用するよりも18分も長く持ちました。
両耳と片耳で差がなかったのは意外でした。ただ、これは環境にもよるので参考までに見ておいてください。
これら音楽再生のバッテリー持ちで行った実験の環境は、192kbpsのMP3をスマホと接続してひたすら流しし続けました。音量は大きくもなく小さくもなく、音漏れしない程度の普通の音量です。また、気温は32度でした。
ケースで充電すると何分掛かるかも計測しました。その結果、空から満充電までにちょうど1時間掛かりました。説明書には充電に2時間かかると書いてありましたが…。何かの計測ミスではと思い、再度充電もしてみましたが変わりませんでした。充電時間は1時間のようです。その後の使用でも前述のようなバッテリー持続時間になったので間違いないようです。
充電中はセットしたイヤホンがリング状に白色LEDで点灯し、充電が終わると消灯するのですが、白色LEDなので蛍光灯の下や太陽光の下では識別しづらいです。白色LEDは確かに綺麗なのですが、できれば違う色にして欲しかったところ。蛍光灯下では撮影しても分かりづらいので、右側は部屋を暗くして撮影しました。
ケースは表面がツルテカです。綺麗ですが皮脂が付きやすいのがこのようなツルテカの弱点。また、前面にはバッテリー残量が視覚的にわかる4つのLEDランプ。裏面には充電用のUSBポート(Micro B)と言うオーソドックスな造り。
◎曲と音量の変更ができる
曲の変更では2秒長押しすると警告音が『プッ』と鳴ります。そこで指を離すと曲が変更され、更に長押しをすると電源がオフになります。このような長押しに曲や音量の変更が割り当てられている場合、タイミングがわからず長押ししすぎてしまい、間違って電源オフにすることもあるのですが、こちらはきちんと曲変更のタイミングで警告音が鳴るので間違いようがありません。
曲の変更と電源オフが長押しに割り当てられている場合、手動で電源をオフにすると、その直前に意図せず曲が変わってしまう場合が多いのですが、こちらは『指を離さなければ』曲が変更されませんでした。なので、手動で電源をオフする場合でも曲が強制的に変更されることはありません。
説明上『2秒長押しで曲変更』となっているのですが、厳密に言うと『2秒長押しして指を離した時点で曲変更』との挙動のようです。指を離さない限り、いくら長押ししても曲が変更されない。つまり、同じ長押しに曲の変更と電源オフが割り当てられていても、電源オフの際に曲が切り替わらない仕様でした。これはよく考えられていると思います。
音量の変更は右ダブルクリックで音量アップ、左ダブルクリックで音量ダウンなのですが、どちらも曲変更の時のように警告音が流れません。なので、実際に音量が変わったのか分かりづらいです。ただ、これは警告音が鳴ると鬱陶しいと思う方もいるので好みによるところです。
イヤホンで音量の変更ができることは前述しましたが、操作できる最大音量は小さいです。スマホなど端末の音量を弄るわけではなく、イヤホン側の音量を変えているようで、スマホ本体の音量に変化はありませんでした。このようなことから音量の変更できる幅が小さいようです。もっと大きく音量を変えたい場合、スマホ等音楽を再生している端末を操作する必要があります。
×左片耳から両耳へ切り替えると左から音が聞こえない
左の片耳として使用していて、もう片方の右の電源を入れると、自動的に両耳イヤホンとして再ペアリングされるのですが、何故か左耳から音が出ませんでした。これが個体差なのか、そういう機種なのかわかりませんが、私が使用したP1ではそうでした。しかし、逆に右を片耳と使用していて、もう片方の左の電源を入れて自動的に両耳イヤホンに再ペアリングされると、きちんと両方から音が出ました。つまり、左→右の順番で電源を入れると両耳イヤホンとして機能しませんでした。
一応対策と言うか、やり方としては両方をケースから同時に取り出すか、同時に手動で電源をオンにすることで問題なく左右両耳で聞くことはできますし、左を片耳として使用していたら、一旦その左の電源をオフにし、右、左の順の電源を入れると両耳イヤホンとして機能します。要は左→右の順で電源を入れると両耳イヤホンとして機能しないと言うことです。
○ケースには左右どちらのイヤホンもセットできる
ケースのイヤホンをセットする穴には、LとRの左右を示す刻印があるのですが、どちらにどちらを入れてもきちんと充電されます。セットするときに適当で良いのはありがたいのですが、取り出すときに間違わないよう注意しなければなりません。左右どちらを入れも良いとは言え、やはりここは素直にきちんと左右に沿うようにセットした方が取り出すときに便利です。
○音質、受信感度、音ズレ問題なし
音質はやや籠もった感じがしますが、スマホと接続して音楽を気軽に聴く分には問題ありません。ただ、高音質をどうしても求めるなら、しっかりとしたapt-xなど高音質規格に対応しているイヤホンをお勧めします。セパレートタイプはあくまで利便性を追求した物で、高音質を追求したイヤホンではないので、そこだけは注意してください。
受信感度は屋内で8m離れても音が途切れることなく聞こえたので問題なし。日常生活で問題になるようなことはないと思います。
音ズレもスマホで寅さんの動画を再生して確認しましたが、口と声がズレることはなく快適に視聴できました。少し前まではセパレートタイプは音ズレがほぼあたのですが、最近はこの辺りだいぶ改善されたようです。
総評
何故か左→右と電源を入れると左から音が聞こえなくなりましたが、それ以外は不満もなく使用できています。特にこのようなセパレートタイプとしてはバッテリー持ちが非常に良く、両耳として使用しても6時間30分持ったのは素晴らしいです。通勤や通学などで長めに使う方に向いていると思います。
こんな人にお勧め
- バッテリーが6時間以上持つセパレートタイプのイヤホンが欲しい人
- イヤホンから曲や音量の変更ができるイヤホンが欲しい人
- 音ズレのないセパレートタイプのイヤホンが欲しい人
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