アニメ全話レビュー「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO 第13話「定められた運命」」

今回レビューするのは、この世の果てで恋を唄う少女YU-NOの第13話です。

 

それでは早速レビューを書いていきたいと思います。

 

ちなみに、YU-NOの解説・考察は別記事にまとめましたので、気になる方はご一読ください。

 

先の展開のネタバレについては、このようにオレンジ色のマーカーで、ネタバレの始まりと終わりを注意します。重要なことを強調する黄色のマーカーとは別なのでご注意ください。

 

あらすじ

一旦龍蔵寺の元を離れたたくやと絵里子であったが、龍蔵寺の企みにより拘束されてしまう。
リフレクターデバイスを使い、なんとか危機を免れたたくやであったが、大きな代償を払うこととなる…
そして明かされる龍蔵寺の正体とは…!

 

みどころ

  • アーベルのアニオリ

 

初登場人物

  • アーベル

 

感想

美月ルートに入る

今回からやはり美月ルート再開でした。美月は龍造寺にナイアーブを掛けられているので、保健室でたくやを襲い拘束されるのですが、絵理子先生も同じく捉えられ…このあたりは原作と全く同じでした。

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美月と龍造寺に捉えられ、リフレクターデバイスを使用するのですが、このシーンは前から気になっているんですよね…。真っ黒の背景にリフレクターデバイスだけの絵。そこに手で押す描写だけ。物凄く淡泊で気になります。別にリフレクターデバイスをそこまであからさまに見せなくても表現の仕方はあると思うのですが…。それまでの自然な流れのアニメーションから、急に背景真っ黒にリフレクターデバイスだけの1枚絵になるのに物凄い違和感があります。

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ちなみに、この保健室で暴れる美月に拘束されないようにするには、原作のゲームだとどうすれば良いのかと言うと、亜由美の部屋にある木刀を入手することでした。この木刀を入手していないと、美月に拘束されてしまうんです。アニメでは戻ってきた絵理子先生が美月を倒していました。

 

アーベルのアニオリやっちゃったよ…

絵理子先生の元恋人、アーベルの話をアニオリでやりましたね。やっちゃいましたと言った方が良いでしょうか。この後異世界編の驚きがなくなるような…。原作のゲームをやっている人は全てが分かっているので関係ないのですが、アニメ単体として見たとき、やはり衝撃が薄れるのはどうかと…。

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異世界編でたくやが困ったときにある人(ここまでやっちゃっているので今更ぼかす必要ありませんが…)が助けてくれるのですが、「あんたがそうなのか!」と言う驚きや、「どうしてそんなことが出来るんだ?」との謎が消えたことは言うまでもありません。

 

そもそも今後異世界があるんだろうなと、ここまで明確にわかってしまうと…。原作では異世界に行くのは本当に行ってから驚いたくらいで、それまで異世界に行くなんて思いもしませんでした。しかし、こうも龍造寺の謎が父親に思わせぶりに語られたり、絵理子先生の恋人アーベル、そしてどうも現代ではないような世界がわかりやすく提示持されたら、異世界があるんだなってわかっちゃいますよね…。

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原作ゲームではおぼろげに謎が提示されるものの、異世界に行ったときに驚かすためか、異世界がある、そしてそこに行くのは、ユーザーにわからないように上手くぼかしていました。ところがアニメはこうも異世界のことが提示されたらわかっちゃうじゃないですか…。

 

アーベルの話の中で、ブリンダーの木なんて単語が出てきましたが、これは本来異世界編のずっとあとになって出てくる話だたのですが、これも現時点でやってしまいました。ますます異世界編での衝撃がなくなってしまったような気がします。

 

今回のアーベルの話は、異世界編終盤で語られる話だったのを丸々ここでやりました。異世界編終盤にこの話をされると、これまでの謎がパズルのピースが填まるように解明されていくので興奮したんですけどね…。ここで語られてしまってはあまりその衝撃がないような…。あまり引っ張ると視聴者は飽きると思ったのでしょうか。はたまた、どうせアニメを見てるのはゲームやっている人だけだから良いだろうってことなのでしょうか…。

 

ちなみに、アーベルの姿形は原作では一切出てきませんでした。今川教授と言い、父親の有馬広大と言い、アニメスタッフは原作で出てこなかった人物をハッキリ描くの好きですね。

 

美月ルート終了

それにしても美月強すぎです。ナイアーブに掛けられただけなのに銃の腕前は凄腕ですし、絵理子先生が落とした銃を間髪入れずに蹴って安全確保。原作ではこんなシーンありませんでした。

 

ところで、亜由美の自殺ループでシュバルツシルト半径と言う単語が出てきたことを覚えているでしょうか。シュバルツシルト半径と難しい用語にはなっているのですが、要は『運命』ってことです。本来、シュバルツシルト半径との単語や話は、この美月の逃れられない死で出てくる話でした。ところがアニメでは何を思ったのか亜由美でその話をしてしまい…。美月は逃れられない死なのかとの衝撃が薄れてしまった感じがします。

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それと、初めの頃にたくやの自宅に掛かってくる無言電話が冒頭出てきて、思わせぶりな見せ方をしていましたが、あれは美月からの無言電話だったんですね。原作のゲームではこの無言電話には結局何も触れられず仕舞いで謎のままでした。この補完は良かったです。

 

そして、最後はルート終了のお約束、カオスの矯正が起こって美月ルート終了です。アニメはカオスの矯正が起こっても、何故か以前の世界線の記憶を保持している設定なので、今回のカオスの矯正では絵理子先生がメイ・ンイン・ブラックかよって記憶の消したかをしていました。絵理子先生と龍造寺の記憶だけは消されたとか。

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そして、また初めの頃の三角山…つまりスタート地点に戻って終了。次回からは最後のルート神奈です。この神奈で現代編は終わりです。

 

総評

今回は異世界を思わせたり、絵理子先生が別の世界から来た人間であることが思い切り示唆されていました。原作だとこの辺りは上手くぼかし、異世界編があるなんて知らないまま突然異世界に行くので、目が飛び出るほど驚いたのですが、これまでの描写で異世界をかなり示唆しているので、アニメではその驚きが少なくなってしまって残念です。

 

こんな人にお勧め

  • タイムトラベル、タイムリープものが好きな人
  • 異世界ものが好きな人
  • 壮大な話が好きな人

 

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