今回レビューするのは、この世の果てで恋を唄う少女YU-NOの第09話です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
ちなみに、YU-NOの解説・考察は別記事にまとめましたので、気になる方はご一読ください。
先の展開のネタバレについては、このようにオレンジ色のマーカーで、ネタバレの始まりと終わりを注意します。重要なことを強調する黄色のマーカーとは別なのでご注意ください。
目次
あらすじ
たくやにしか話していないはずの秘密を暴露され、傷心の澪であったが、
残された時間で三角山を探索したいと家出を決心する。
美月、結城とともに澪を探すたくやであったが、そんなとき結城が突然の告白をする…
みどころ
- 澪捜索
感想
美月と澪のルートと合体
前回もそうでしたが、やはり美月と澪のルートは完全に合体するみたいですね。と言うか、今回はほぼ澪ルートでした。澪ルートは三角山の謎を解き明かす話なので、このYU-NOのお話自体に最も関係があります。美月や神奈のルートよりもです。美月のルートは龍造寺の秘密と絵理子先生の謎がメインで、神奈ルートは超念石とこのあとの異世界を思わせる話です。澪ルートは個人的に1番好きなのですが、その理由は最もYU-NOの核心に迫る話だからでもあります。
逆に今回美月の出番やその話は少なく、じゃあ今後どこで美月の話を入れてくるのかが気になります。
今回は澪ルートメインだった
今回は前述もしたようにほぼ澪のルートでした。三角山に入って探検するのは完全に澪ルートの話で、一緒に美月が付いているのも澪ルートでのことだったので、今回美月の話は全くと言って良いほどありませんでした。
今回少し気になったのは、細かいですが澪が結城に張り紙事件について「あんなことする人とは思えないのよね…」と言ったシーンが原作からカットされていたこと。結局は澪がたくやを信じていた描写がなくなってしまいました。また、結城が澪に優しくするシーンで、「そういうの今言うのはズルいわ…」と言うシーンもカット。
細かいのですが、澪がたくやを信じている様だったり、結城が事情を知らずに強引な手段に出てしまい、結果それが裏目に出てしまうなどの背景が伝わってきませんでした。また、三角山で結城が澪の父親の張り紙をしたのは自分だと告白し、その後たくやが殴っていましたが、これは原作にはありませんでした。ちょっとたくやが狭量な感じになってしまって残念。
また、三角山の洞窟に入るのに美月と結城のどちらを連れて行くのか悩んでいましたが、原作のゲームではまさにこのように『どちらを連れて行きますか?』という選択肢があり、どちらを連れて行くかでその後のストーリーが大きく変化しました。
洞窟に入る前にたくやはリフレクターデバイスでセーブしていたので、間違いなくここはどちらの選択肢もやるのでしょう。今回は結城を連れて行きました。と言うことは次回…。
三角山に入ると完全に澪ルートになるので、今後2,3回は澪1本の話になりそうです。となると、アニメの順番的には澪が先で美月が後になるのでしょうか。それともどこかで飛んで美月ルートに行くのか…。
亜由美は救われてる?
亜由美ルートが終わり、美月&澪ルートに入って亜由美はどうなったのかと思っていたら、今回亜由美から電話が掛かってきて少しわかりました。以前の亜由美ルートの無限自殺とは違い、この世界線では自殺しそうにないですね。大変な状況には変わりないものの、以前より状況は良くなっていることが示唆されていました。ただ、前回の記事でも書いたのですが、アニメはカオスの矯正でも完全に記憶が残っている設定みたいなので、あれだけ自殺を繰り返した亜由美を放っておいて他のルートに躊躇なく行くのはやはりストーリー的に違和感がありますが…。
総評
今回はあまり離すが進みませんでした。澪が家出をして三角山を探検しに行き、それをたくや、結城、美月が探しに行くというだけでした。澪ルートで言えば今回は序章で、次回から洞窟内で色々謎が解明されていくので本編ですね。
少し洞窟内の描写がありましたが、さすがに原作のゲームのようにあっちにいって硬貨を取り、今度はこっちに行って硬貨を填めて扉を開く…なんでゲーム的描写はカットしていました。
こんな人にお勧め
- タイムトラベル、タイムリープものが好きな人
- 異世界ものが好きな人
- 壮大な話が好きな人
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