今回解説・考察するのは、この世の果てで恋を唄う少女YU-NO の第08話「燕雀いずくんぞ」です。
原作をやっていない方はいまいち分からないこともあると思うので、原作の話を降りませながらアニメを1話1話追い、その都度出てきた謎やわかったことを解説したり考察したりしていきます。
原作のゲームがとっくの昔に出ているので、その先のことやどうなるかは全て分かっているのですが、あくまでアニメの『その時点まで』をネタバレなしで記載してます。ネタバレが気になる方も読んで問題ありません。
それでは早速解説・考察を書いていきたいと思います。
ちなみに、YU-NOの全話レビューは別記事にまとめましたので、気になる方はご一読ください。
未視聴の人が知らない方が良いネタバレについては、このようにオレンジ色のマーカーで、ネタバレの始まりと終わりを注意します。重要なことを強調する黄色のマーカーとは別なのでご注意ください。
あらすじ
父・島津市長から突然ナショナルスクールへの編入を指示される澪。
残された時間も少ない中、なんとか三角山の謎を解明したいと奔走するが、ケガをしてしまう。
たくやに保健室で介抱された澪は、たくやに全てを話すことを決心する…
今回の謎(★)とわかった(☆)ところ
- ☆タペストリーの場所は三角山の双子岩
- ★澪がたくやに当たりが強いのは美月さんと致しているところを目撃したから
- ★島津市長は汚職事件で追及される
- ★澪は1週間後にアメリカ留学させられる
- ☆ナイアーブとは催眠術のようなもの
- ★三角山の双子岩に書かれた文字は8千年前に高ノ天原族が書いたもの?
- ★神奈が見ていた写真はなに?
- ★探偵北条と神奈の関係は?
- ★澪の父親の汚職事件のビラを貼ったのは誰?
解説・考察
☆タペストリーの場所は三角山の双子岩
龍造寺の家にあったタペストリーは、三角山のことではないかと澪が推理していました。山の形、双子岩の位置、落雷事故を模したような描写からそう感じたとか。また、タペストリーに描かれている入り口のようなものに興味を惹かれていました。
★澪がたくやに当たりが強いのは美月さんと致しているところを目撃したから
澪がたくやに当たりが強いのは、たくやと美月が致しているところを偶然目撃したからでした。澪はたくやのことが好きなので許せなかったようです。その後、澪は美月にたくやと別れるように迫ったことが美月の口から暴露されていました。ちなみに、たくやの初めての相手が美月とのこと。
★島津市長は汚職事件で追及される
以前にも出てきましたが、澪の父親である境町の島津市長はジオ・テクニクス社との癒着、汚職でマスコミなどに追求されることが確実とのこと。
★澪は1週間後にアメリカ留学させられる
父親が汚職事件で追及されるため、周りが騒がしくなってしまい、澪のためにも静かに暮らせるアメリカへの留学を決められていました。澪に選択権はなく、1週間後には留学するとのこと。三角山の研究に没頭していた澪はなんとかアメリカ留学までに進展させたいと躍起になります。
☆ナイアーブとは催眠術のようなもの
前回、龍造寺の家を訪ねたとき、たくやが見つめられてふらついていましたが、絵理子先生に聞いてナイアーブと言う、一種の催眠術のような物だとお競られていました。催眠術と少し違うのは本人の意思があると言うことのようです。本人に意識があるまま操られてしまうとか。何故絵理子先生がそんなことを知っているのか…。これも後に判明します。
★三角山の双子岩に書かれた文字は8千年前に高ノ天原族が書いたもの?
三角山にある双子岩にある碑文は、澪の推理によると高天原族が8千年前に書かれたものだとのこと。ちなみに、高天原民族とは以前も書きましたが、有馬広大博士の仮説によると、歴史では渡来人と呼ばれ、日本に渡ってきて発展に寄与した人たちだとのこと。ただ、これは実際の歴史のように、中国や朝鮮半島からわたってきた人ではないそうです。その正体はいずれわかります。
★神奈が見ていた写真はなに?
神奈がベッドに寝転がりながら見つめていた写真ですが、ここにはある人と一緒に映っています。一見するとなんでもない写真なのですが、真相を知ると衝撃的な写真で、更にその後伏線が繋がるので、2つの秘密がある写真になります。これも勿論後にきちんと出てきます。
★探偵北条と神奈の関係は?
龍造寺が雇っている探偵北条と神奈が電話で話していましたが2人の関係は…。今だと視聴者からそっぽを向かれそうな設定です。原作のゲームが発売された1996年当時でも結構チャンレンジした部類ではないでしょうか。
★澪の父親の汚職事件のビラを貼ったのは誰?
最後に澪の父親の汚職事件を告発するビラが学園の掲示板に張り出されていましたが犯人は…。結城がたくやと澪の会話を盗み聞きしていたシーンがハッキリあったのでわかりますよね。原作のゲームだと結城が盗み聞きしているなんてこの時点では微塵も描写されていなかったので、プレイヤーも犯人がわかりませんでした。
総評
今回は美月ルート初回とは違い、徐々にストーリーが動いていく段階に入ったので、それほど伏線はありませんでした。基本的に各ルートに入った初回に大量に伏線を出し、その後徐々に回収していくパターンのようです。
こんな人にお勧め
- タイムトラベル、タイムリープものが好きな人
- 異世界ものが好きな人
- 壮大な話が好きな人
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