あらすじ
1987年12月02日放送。
ホテルに太郎を迎えに行き、響子さんを奪還しようとするも失敗した五代君。為す術無く一刻館へ戻りますが、そこに響子さんのお父さんが響子さんを心配し、一刻館に駆けつけます。響子さんのお父さんと五代君で、三鷹さんが行きそうな怪しい場所を探し回りますが、当然見つかるわけもなく…。
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一方その頃、三鷹さんは響子さんを何とか落とそうと必死で口説いている最中。しかし必死の三鷹さんにも響子さんは靡かず、今夜落とすことは諦めます。翌日、太郎のお母さんのかすみさんも戻ってきて、三鷹さんと響子さん、かすみさんの問題に、一端の収束を迎えるのでした。
三鷹さんはスマートすぎて本心が見えない
三鷹さんの女性の落とし方は、経験が豊富だけに、三鷹さん式攻略テンプレのようで、あまりにもスマートすぎ、本心が見えないんですよね。これまでの経験から、こういった方法が一番落とせると踏んでの事でしょうが、不器用で本音でしかぶつかれない、格好悪いところも見せる五代君とは正反対です。
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それに、これまでの惣一郎さんの人物を伺わせる描写を見ても、当然三鷹さんは真逆です。惣一郎さんはデートで地層を見に行くような人ですからね。とことん響子さんの好みのタイプではないんです。
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三鷹さん終戦
一応これはこの先にわかることですが、今回のエピソードが、三鷹さんが響子さんにアタックする最後の機会となりました。
それだけに三鷹さんなりの必死さや悪足掻きは見て取れましたし、三鷹さん自身もやれることはやったので、これで落ちなかったら諦めも付くでしょう。
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原作漫画では
かすみさんの問題も決着
三鷹さんと響子さんの問題とともに、かすみさんの問題も解決しました。
太郎の頭越しに会話する五代君と響子さんや、かすみさんが帰ってこないと思いきや、既に一刻館にいることなど小さく笑えるポイントがあるのは良いですね。
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この辺は、ともすればシリアス一直線になりがちな話なので、こういったクスッと笑える要素があると、非常に読んでいて小気味の良い話になるんです。あくまでめぞん一刻は、一刻館で起こる群像劇であり、コメディから始まりましたからね。その初心を忘れない作りには感心します。
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初期はドタバタコメディ。中盤はラブコメ。終盤はラブストーリー。めぞん一刻は一粒で三度美味しいのですが、軸として一刻館住人との掛け合いや笑いがぶれずにあるので、どんな話であろうと、「ああめぞん一刻だなあ」と思えるんです。
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