今回レビューするのは、テレビ朝日さんのドラマ『24 JAPAN』第03話です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
あらすじ
「ママ、大好き」――獅堂六花(木村多江)は、親友・函崎寿々(柳美稀)と夜遊びに出かけたまま帰ってこない娘・獅堂美有(桜田ひより)が電話で発した“反抗ばかりの娘らしからぬ言葉”に胸騒ぎを覚える。その頃、長谷部研矢(上杉柊平)と鮫島剛(犬飼貴丈)は誘拐した美有を、東京行きの旅客機を爆破したテロリスト・氷川七々美(片瀬那奈)ともつながる謎の男・神林民三(高橋和也)に引き渡す計画を進行していた。自分たちは誘拐された――まさかの事実を知ってしまい、意を決した美有は、寿々と2人で逃げ出すことに! 研矢と剛の追手が迫る中、決死の逃走を続ける美有と寿々だが、やがてその行動が“第2の悲劇”を招いてしまい…!?
一方、日本初の女性総理候補・朝倉麗(仲間由紀恵)の暗殺計画を阻止するという極秘任務にあたる CTU(テロ対策ユニット)第1支部A班の班長・獅堂現馬(唐沢寿明)は、“内通者のものと思われるカードキー”に麗の極秘情報を入力した端末が、厚い信頼を寄せていたA班チーフ・水石伊月(栗山千明)のものだと知って愕然…。A班暗号解析係・明智菫(朝倉あき)に協力を仰ぎ、本当に伊月が入力したかを再度調査する。そんな中、伊月の恋人でもあるA班暗号解析係長・南条巧(池内博之)が“想定外の行動”を起こし…!
同じ頃、こっそり滞在先のホテルから抜け出した麗は、闇の情報屋・上州(でんでん)と密会。“麗にとって命取りとなる情報”を握るニュースキャスター・山城まどか(櫻井淳子)への口止め工作を頼むのだが…!?
動画
https://www.youtube.com/watch?v=t5ebB75bqMA
みどころ
- 相変わらず家族のゴタゴタを仕事に持ち込む
感想
相変わらず国家の危機で家族のゴタゴタ
本家と全く同じストーリーなので、この24 JAPANだけの話ではありませんが、相変わらず国家の危機に、その仕事に、家族のゴタゴタを堂々と持ち込みますね。これは日本人からするとよくわからない感覚。
奥さんは夫が仕事をしていて大変なことが起こってる最中だってわかっているのに、平気で電話をガンガン掛ける。知り合いの夫の同僚に本来やってはいけない個人情報を調べてもらう等々。当時本家を見た時、『アメリカってこれ当たり前なのか?』と思った記憶があります。しかも、家族のゴタゴタを仕事に持ち込むのは主人公だけではなく、首相候補もそうですからね。
日本舞台になるとこう変換されるのか…
首相候補が駐車場で車上荒らしを注意してやり合っていましたが、アメリカのワルを日本に返還するとこうなるのか…。いかにもなテンプレのワルというか、漫画やアニメに出てきそうではありますが…。
ちなみに、アメリカのワルはこんな感じでした。
ここの流れも一挙手一投足で凄いですね。まるで本家をトレースしているみたいです。車上荒らしの部分や、引くところ。最後に周桑の車を憂さ晴らしで叩くところ。1から100までセリフの動きも全部同じです。
内通者の割り出しが始まった
今回から本格的にCTUの内通者を調べ始める話が始まりましたね。24といえばCTU。CTUといえば内通者です。これはシーズン最初から最後までずっと変わりませんでした。どれだけ内部がガバガバなんだよってくらい、毎回内通者がいます。
本家では出演者にも先のストーリーを教えていなかったため、自分が演じている役が裏切り者なのかどうか、出演者もわからなかったそうです。
今回はCTU内部のパートナー的存在の水井氏伊月が疑われていましたが、疑われては嫌疑が晴れ、やっぱり怪しくて嫌疑掛けられ…なんてことが、多くの登場人物にずっと続けられていきます。
BGMが変
娘の獅童美有が逃亡していましたが、そのときの音楽が変というか軽い気が…。日本のドラマってBGM軽いんですよね。
それはともかく、逃げ出した先で助けてくれたと思ったホームレスの人に、やはり食い物にされそうになっていました。24は助かったと思った、助けてくれたと思った人が実はやっぱり悪い人で…なんて展開が多いんですよね。助け求める人みな悪人で…。アメリカだとこれ普通なんですかね。日本だとかなり違和感が。スラム街とかもほぼないですからね。
日本版のホームレス。
本家のホームレス。
ホームレスは金品を奪っただけで最後は助けてくれましたけどね。
その後に通りがかりの人に助けを求めましたが、こちらも悪くて…。日本版はこいちら。
本家はこちら。ここもセリフから動作から一挙手一投足同じでした。
総評
今回は冒頭に死体から切り取った指を指紋照合にかけたり、痛み止めとして麻薬(?)を注射で打ったりする場面は本家から変えられていました。ストーリー、セリフ、動きまでほぼ完全に本家と同じでトレースと言えますが、このようなグロテスクな表現や薬物関係は日本版で変えられているみたいですね。薬物は日本に馴染みが無いですからね。あと、本家ではあった女性スパイ2人のキスシーンはありませんでした。
日本版はちょっといちゃつく程度で同性愛描写が弱かったです。
本家はガッツリキスしてました。
ストーリーや動作まで本家をトレースしているのですが、グロ、薬物、性的描写は本家よりマイルドに改変されているようです。
こんな人にお勧め
- 24が好きな人
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