今回解説・考察するのは、この世の果てで恋を唄う少女YU-NO の第14話「転校生のお友達」です。
原作をやっていない方はいまいち分からないこともあると思うので、原作の話を降りませながらアニメを1話1話追い、その都度出てきた謎やわかったことを解説したり考察したりしていきます。
原作のゲームがとっくの昔に出ているので、その先のことやどうなるかは全て分かっているのですが、あくまでアニメの『その時点まで』をネタバレなしで記載してます。ネタバレが気になる方も読んで問題ありません。
それでは早速解説・考察を書いていきたいと思います。
ちなみに、YU-NOの全話レビューは別記事にまとめましたので、気になる方はご一読ください。
未視聴の人が知らない方が良いネタバレについては、このようにオレンジ色のマーカーで、ネタバレの始まりと終わりを注意します。重要なことを強調する黄色のマーカーとは別なのでご注意ください。
あらすじ
カオスの矯正により新たな並列世界へ移動したたくや。
この世界では謎の少女・神奈の秘密を解き明かすべく、仲良くなろうと試みる。
神奈の周りにつきまとう謎の男の影、そして神奈の部屋でたくやが見たものとは…?
今回の謎(★)とわかった(☆)ところ
- ★因果律とは?
- ★事象素子とは?
- ★美月は亜由美の時のように救わないの?
- ★神奈は何故いつも体調悪いの?
- ★神奈は何故三角山に詳しいの?
- ★神奈は何故なんな良いマンションに住んでいるの?
- ★神奈は何故1人暮らしなの?
- ★神奈と北条の関係性はなに?
- ★たくたの父、有馬広大から毎月振り込まれている30万円はなに?
- ☆亜由美はたくやの8つ年上、有馬広大の20年下
解説・考察
★因果律とは?
一切のものは原因があって生じ、原因がなくては何ものも生じないという原理。因果性の法則化された形式。
★事象素子とは?
今川が仮定した虚数空間に存在する粒子で、因果律の伝達を行う。光子1つ分にあたる反光子。偶然発掘された超念石により、その存在が確認され、事象科学の促進となった。
★ 美月は亜由美の時のように救わないの?
原作だとシュバルツシルト半径(≓運命)の話が出てくるのは美月が死ぬ件で初めて出てきました。なので、そういうことか…となったのですが、アニメでは亜由美の自殺ループで既にシュバルツシルト半径の話が出てきました。それでもたくやは諦めずに亜由美を救ったのですが、今回はあっさり美月を救うのを諦めたようです。
前回、カオスの矯正では絵理子先生に自分と龍造寺の記憶だけは消されたようですが、美月の死のことは覚えているはず。それに加え、シュバルツシルト半径の話が出ても亜由美を救おうとしたのに、美月を救おうとしないのは矛盾していますが、何故かそうなってしまいました。
★神奈は何故いつも体調悪いの?
何故神奈がいつも体調が悪いのかはもうすぐ出てきます。初見の人でも、何度もネックレスがフィーチャーされているので、勘の良い人はわかるかも。現代編のうちに解明されます。
★神奈は何故三角山に詳しいの?
神奈が三角山に異常に詳しいのにはきちんと理由があります。これも前述のように、現代編のうちに判明します。
★神奈は何故なんな良いマンションに住んでいるの?
神奈は何故なんな高そうなマンションに住んでいるのか。どうやってお金を稼いでいるのか…など、これらもすぐにわかります。
★神奈は何故1人暮らしなの?
やんごとなき事情で1人暮らしをしているのですが、これも現代編で明かされます。そして、これは凄く重要で、異世界編でもこの伏線は出てきます。
★神奈と北条の関係性はなに?
以前のルートで龍造寺に雇われていた探偵の北条ですが、神奈がらみでいやらしそうなオヤジとして出てきました。その龍造寺が依頼している探偵業と関係があり、神奈ルートの重要な人物になっています。顔やキャラだと明らかにモブキャラなんですけどね。
★たくたの父、有馬広大から毎月振り込まれている30万円はなに?
たくやの父から毎月振り込まれていた30万円はなんなのか。これもすぐに分かります。今のところ、神奈曰く援交のようなことではないとのこと。
☆亜由美はたくやの8つ年上、有馬広大の20年下
亜由美の年齢はたくやの8歳上。父親の有馬広大の20歳下と判明しました、原作でも全く同じセリフがありました。たくやが17-18歳。亜由美が25-26歳。有馬広大が45-46歳です。
総評
今回は新ルート序盤のため、伏線をたくさん散りばめていました。あとは話が進むにつれこの伏線が改修されていくいつものパターンです。ただ、神奈ルートは異世界編とも繋がっている話があるので、全容が分かって「そういうことか!」となるのはだいぶ先です。
こんな人にお勧め
- タイムトラベル、タイムリープものが好きな人
- 異世界ものが好きな人
- 壮大な話が好きな人
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